そんな時代もあったねと | こちらからは以上です。

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ボートレース・オートレースに関する事を〝斜め下〟目線から鈍く、緩く書いています

どうやら台風21号は私の目論見を裏切り、4日の日中に四国付近から上陸する模様。〝日本一の静水面〟でもさすがに4日の開催は厳しいか・・・。ウェイキーカップは一日中止・順廷で6日優勝戦になる可能性が高くなってきました。まあ、昨日も書いたように私、5日、6日と連休なので、6日優勝戦でもリアルタイムでは観戦できるのですが、その場合は5日本場で、6日優勝戦は家でJLC観戦となりそう。次の日仕事だと最終レースまで本場にいるのがなんとなく気が重い。

 

現在は〝月イチ〟ペースでの本場参戦を年間の目標に掲げていて、先月などは3回も多摩川本場へ足を運びましたが、それでも過去に3~4年間くらい、全く本場へ行かなかった期間があり、未だに本場〝リハビリ中〟の私であります。

 

振り返ってみると、本場へ全く行かなかった時期というのは、言い訳がましいかもしれませんが、忙しかった。仕事ももちろん忙しかったのですが、とにかく私自身の心にゆとりが無かった。休みは取れていましたが、休みの日も「あれもやらなきゃ」、「これもやらなきゃ」と、とにかく時間を無駄にしてはいけないという感覚に縛られていた。当然、ボートレース、オートレースも気になるなかで、移動時間や、レース合間の時間を考えると本場へ行くより、自宅でCS観戦・ネット投票というスタイルに行きつくのは必然なのかもしれません。いつしか本場まで足を運ぶのは「時間の無駄」という意識すらあったように思う。

 

そんな時期を何年か過ごして、私はうつ病を患い、長期休職➝復帰➝再発➝再び休職を繰り返す。

 

休職期間は、最初は外へ出る気力も無く、家に籠ってやはりJLCやオートレース中継を見ていた。これはどちらかと言うと消去法でそこへ行きついたのですね。外へ出る気力も無い、ゲームする気力も、映画を見る気力も無いなかで、なんとなくスカパーのチャンネルを合わせていただけ。そんな生活をしばらく続け、だいぶ心も回復してくると積極的に外出もするようになってきます。しかしこの時も本場へは行かなかった。これは時間ではなく、経済的事情。なにせ働いていないのだからね。2千円くらい電投口座に入れて、100円、200円くらい、気になるレースをチョロッと買って遊んでいた。無くなったらまた2千円づつ入金してね。

 

そんなこんなで完全に回復し、仕事にも復帰したのが4年前の事。しかし既に転職の決意は固まっていた。復帰後、休みの日を利用して転職活動を始め、人材紹介会社へ登録しようと朝から都内へ出かけたある日。午前中で登録を済ませて、久しぶりにアキバでもブラついてみるかなどと思い秋葉原へ。駅のホームに降りた瞬間、突然閃いた。「そうだ、江戸川が開催していたはず」。転職という人生の転換を前にして気持ちが高ぶっていたのか、猛然と江戸川へ行こうという気持ちが強くなり、その日ついに江戸川本場へ足を運んだのです。しかし数年ぶりに本場で観戦したボートレースの感想は、「ああ、本場、懐かしいな」くらいだったな。モーター音、水しぶき、忘れかけていた〝ライブ感〟を思い出したが、感慨深いというほどではなかった。それでも「そうか、久しぶりに多摩川へも行かないとな」という気持ちが芽生え、後日多摩川本場へ出向いた。

 

これが、本当に人目を憚らず、涙が出てしまったのですよ。展示航走中に(笑)。展示見ながら大粒の涙をボロボロ流す40オヤジ(ギリギリ30代だったか?)。他人から見たら非常にカオスな光景だが、とにかくこの時、ボートレース多摩川が自分にとって世界で一番好きな場所だった・・・いや、いまでも世界で一番好きな場所なのだと改めて思ったわけです。

 

その後、転職も果たし、徐々にではありますが本場へ行く機会も増え、現在に至っているわけですが、やはり私にとって多摩川は24場の中でも特別な場所。そういう場所がある事で人生はとても豊かなものに・・・って、少し大げさか(笑)。