GⅡ稲妻賞優勝戦・GⅠ赤城雷神杯4日目 | こちらからは以上です。

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ボートレース・オートレースに関する事を〝斜め下〟目線から鈍く、緩く書いています

多少の不利があってもノープロブレムなのですね。鈴木圭一郎選手の準決は、スタート直後の1Cで外に膨れた吉原恭祐選手のさらに外を回ってカマシ不発の8番手。しかし、一車だけ別の空間を走っているような怒涛の追い上げで終わってみれば1着通過。スピードももちろんだけど、捌きのセンスとか、整備力とか、およそオートレースに必要なものが全て揃っているよね、今の鈴木圭一郎選手には。

 

伊勢崎オートGⅡ稲妻賞優勝戦。①浅香潤選手(0)、②渋沢憲司選手(0)、③新井淳選手(0)、④高宗良次選手(以下10m)、⑤森谷隼人選手、⑥高橋貢選手、⑦早川清太郎選手、⑧鈴木圭一郎選手の8名の対戦。

 

地元3強が、どう鈴木圭一郎選手に立ちはだかるかが優勝戦の見どころでもありましたが、残念ながら青山周平選手は優出ならず。試走気配次第ですが貢選手もまだ本調子とはいかなそうで、「圭一郎ストッパー」の期待は早川選手が背負う事になりそう。オートレースGPは悲願まであと一歩でしたが、あの気迫の走りをまた見せてほしいものですね。

 

とはいえ月曜日のオフィスではどうせ〝俄か〟テニスファンが、俄かテニス談議で盛り上がるのだろうな。大坂なおみ選手はエライが、オリンピックやサッカーのワールドカップもそうだけど、〝俄かファン〟どころか〝俄か解説者〟や〝俄か評論家〟までわらわらと増殖しますからね。私はそんな光景を微笑ましく見つめながら、稲妻賞の余韻に浸りつつ、赤城雷神杯の優勝戦展望に集中する月曜日になるのだ(笑)。

 

まあ競技は違えど、25年前の1993年から、翌94年にかけて大坂なおみ選手に匹敵するくらい(?)センセーショナルな活躍を見せた若手競艇選手がいました。3256・三角哲男選手ですね。とにかく「たまに」一般戦で優勝するくらいの〝普通〟のA級選手だった三角選手が、‘93年に多摩川39周年でGⅠ初優出・初優勝。これで出場権を手に入れた翌年の総理杯でSG初出場・初優出。そしてこの優出で出場権を手に入れた第4回グラチャンでSG初制覇!。あまりにも出来すぎなサクセスストーリーに、三角選手がその後長きにわたって記念戦線のトップクラスで活躍することを、私も含めてどれほどの人間が予測できたのだろうか。実際、SGタイトルホルダーとなった後、勝率足らずのA2降格も何度かあったし、その度に「やっぱりSGはマグレだったんだ」などと厳しい声も聞かれましたが、三角選手、年齢を重ねてさらに一段強くなったのですよね。その三角選手、昨日の桐生10R、6号艇で1着はお見事。一つ内の5コース進入から1Mは鮮烈なまくり差し一閃。イン先マイの磯部選手に2Mで差し返えされ、2周目HSでは完全に並走に持ち込まれますが、2周1Mでこれまた豪快な強ツケマイ!これで磯部選手を振り切りました。既にマスターズ世代ではありますが、ゲリラ戦法は少しも衰えていませんね。この1着で予選ボーダー線の19位まで浮上、本日2R・4号艇で勝負駆けです。こちらも注目。