2017年07月19日
系統別種牡馬辞典 - テスコボーイ系その1
「系統別種牡馬辞典」内国産編第九十八弾はテスコボーイ系。*テスコボーイはプリンスリーギフト系で初めて日本に輸入された種牡馬で、その内国産二代目にあたるサクラバクシンオーが今なお父系でも母系でも大きな影響を与えており、現時点での評価だけでいえば*サンデーサイレンスをも凌ぐ種牡馬成績を残していると言えそうです。今回紹介する中でも皐月賞・菊花賞の二冠を制したキタノカチドキ、アローエクスプレスの半弟サンシャインボーイなどが十分成功と言える種牡馬成績を残しており、種牡馬の父としても注目されるきっかけを作りました。
<テスコホマレII> (404位:1982年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |テスコホマレII 1969 26戦7勝
| | | (5着) ・金鯱賞
| | |ミドリトップ 1979 36戦7勝
| | | ・地方で7勝
*テスコボーイの初年度産駒で、金鯱賞で5着に入った。同年代に同名の牝馬がいるため馬名に"II"が付くが、生涯に残したわずか6頭の産駒から活躍馬が出ることはなかった。なお、母父としてはトゥインクルレディ賞で3着に入ったランベットを出したが、今では牝系も断絶している。
<ランドプリンス> (229位:1983年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ランドプリンス サラ系 1969 21戦6勝
| | | ・皐月賞 (2着) ・ダービー
| | |メイショウプリンス 1979 60戦4勝
| | | ・中央で4勝
*テスコボーイ最初期の活躍馬で、皐月賞を制したほか、ダービーでも2着に入った。種牡馬として初年度こそ40頭を超える牝馬を集めたが、*ミラに遡るサラ系馬という血統もあってその後は種付け数も伸びず、種牡馬としては完全な失敗に終わっている。繁殖入りした牝馬も極めて少なく、あっという間にその血は途絶えてしまった。
<キタノカチドキ> (17位:1982年) ★★★★☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |キタノカチドキ 1971 15戦11勝
| | | ・皐月賞 ・菊花賞 ・阪神3歳S (3着) ・ダービー
| | |タカノカチドキ 1977 13戦3勝
| | | ・京都4歳特別 (3着) ・菊花賞
| | |トーワカチドキ 1979 49戦7勝
| | | ・金鯱賞(GIII)
| | |カイラスアモン 1984 27戦5勝 Sire
| | | ・東京新聞杯(GIII)
*テスコボーイの代表産駒の1頭で、皐月賞・菊花賞の二冠を制すなど3歳時に7戦6勝の成績を残し、年度代表馬にも選ばれた。種牡馬としては自身ほどの成績を残す産駒は出せなかったものの、複数の重賞ウイナーを出すなど一定の結果を残したが、12歳の若さで死亡している。母父としてもエリザベス女王杯のリンデンリリーを出したほか、コスモバルクの3代母の父となるなど今でも牝系で生き残っている。
<ホリノカチドキ> (693位:1993年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |キタノカチドキ 1971
| | |ホリノカチドキ 1982 15戦4勝
| | | | (2着) ・安田記念(GI) ・CBC賞(GIII) ・阪急杯(GIII)
| | | |スーパーカチドキ 1990 94戦12勝
| | | | ・地方で12勝
重賞勝ちはなかったが、安田記念でギャロップダイナの2着に入るなど重賞で2着が3回あった。他に種牡馬入りしたカシマアーバンやカイラスアモンが産駒を残せなかったため、実質的にキタノカチドキ唯一の後継種牡馬であったが、生涯に残した産駒は4頭と少なく、結果を残せなかった。
<ライジン> (325位:1984年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ライジン 1972 5戦2勝
| | | ・阪神3歳S
| | |ナンプウタイム 1980 33戦1勝
| | | ・中央で1勝
2歳時に阪神3歳Sを含む4戦2勝2着2回の成績を残し、最優秀2歳牡馬に選ばれた。ただ種牡馬として鹿児島県で供用されるも年間10頭前後の種付け数と決して評価は高くなく、生涯に残した20頭ほどの産駒から活躍馬は出てこなかった。
<ホクトボーイ> (20位:1987年) ★★★☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ホクトボーイ 1973 41戦13勝
| | | ・天皇賞(秋) ・京都記念(秋) ・阪神大賞典 ・スワンS ・朝日ChC
| | |ダイテンスパルタ 1982 25戦4勝
| | | ・阪神障害S(春)
| | |スカイジャイアント 1983 42戦19勝
| | | (2着) ・マイラーズC(GII) ・京阪杯(GIII)
| | |ワイドガール 1984 35戦4勝
| | | ・阪神障害S(秋)
4歳時に天皇賞(秋)を含む重賞3勝。テンポイントがいたため受賞ゼロに終わったが、例年なら年度代表馬クラスの大活躍であった。種牡馬としては最大で年間80頭を超える牝馬を集めるなど大きな人気を博したが、障害重賞の勝ち馬を2頭送り出したものの平地重賞は未勝利に終わっている。300頭を軽く超える産駒を残しながら今では牝系でも残っていない。
<タケデンリーダー> (498位:1993年) ★★☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ホクトボーイ 1973
| | |タケデンリーダー 1981 17戦6勝
| | | | ・中央で6勝
| | | |タケデンオパール 1990 48戦5勝
| | | | (4着) ・クイーン賞(船橋)
中央で6勝をあげたが、重賞実績はなし。ホクトボーイ唯一の後継種牡馬として生涯に5頭の産駒を残したが、そのうち初年度産駒のタケデンオパールが中央2勝をあげたのち南関東でそこそこ走り、その後繁殖入りして大逃げで有名となった中央5勝馬タケデンノキボーを出している。
<サンシャインボーイ> (24位:1990年) ★★★★☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1974 13戦3勝
| | | ・中央で3勝
| | |ハッピーウォーリア 1982 26戦6勝
| | | ・東京障害特別(秋)
| | |ワンダーテイオー 1985 19戦6勝
| | | (2着) ・フェブラリーH(GIII)
| | |シャンソニエール 1989 32戦4勝
| | | (2着) ・中山牝馬S(GIII) (3着) ・目黒記念(GII)
条件戦で3勝をあげただけの平凡な競走馬だったが、アローエクスプレスの半弟という血統もあって種牡馬入りすると、ステートジャガーやスターサンシャイン等複数の重賞ウイナーを送り出す活躍を見せ、長きに渡って種牡馬として重宝された。ただ、基本的には代替種牡馬ということもあって今でも生き残っている牝系はそれほど多くはなく、今後残るかどうかは微妙なところ。
<ステートジャガー> (168位:1994年) ★★★☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1981
| | |ステートジャガー 1981 16戦9勝
| | | | ・サンケイ大阪杯(GII) ・黒潮盃(大井) ・京浜盃(大井)
| | | |メルシーステージ 1991 29戦5勝
| | | | ・アーリントンC(GIII) ・毎日杯(GIII)
大井出身の活躍馬で、笠松を経て中央入りし大阪杯を制覇。薬物疑惑によるトラブルがなければGIの一つや二つ制していてもおかしくはない逸材だった。種牡馬としては当初目立った活躍馬も出ずすぐに廃用となったが、種牡馬引退後に重賞を連勝したメルシーステージが登場すると、乗馬から一転種牡馬に復帰したという経歴を持つ。ただ、今では母系でも残っていない。
<スターサンシャイン> (276位:1998年) ★★☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1981
| | |スターサンシャイン 1986 7戦4勝
| | | | ・毎日杯(GIII) ・京都4歳特別(GIII)
| | | |タイセイリーフ 1994 49戦9勝
| | | | ・北海道3才優駿(帯広) (2着) ・東京記念(大井)
サンシャインボーイの代表産駒で、毎日杯など重賞を2勝した。種牡馬としては年間30頭前後の牝馬を集めていたが、当初は目立った活躍馬も出ず、わずか供用5年で廃用となった。引退後はに地方の活躍馬タイセイリーフが出たが、時すでに遅し。なお、今でも辛うじて牝系で残っているが、断絶も時間の問題だろう。
<シルバーペガサス> (403位:1989年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |シルバーペガサス 1975 20戦2勝
| | | (2着) ・スプリングS
| | |トキワペガサス 1985 60戦3勝
| | | ・地方で3勝
重賞勝ちはなかったが、スプリングS2着、セントライト記念4着など重賞戦線でそこそこ走った。種牡馬として生涯に30頭ほどの産駒を残したが、目立った産駒を出すことはできなかった。
<ノトボーイ> (379位:1986年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ノトボーイ 1975 12戦7勝
| | | ・中央で4勝
| | |カワキタダンディー 1983 21戦6勝
| | | ・いぬ鷲賞(金沢)
中央で4勝をあげ天皇賞(春)にも出走したほか(13着)、晩年は今は無き紀三井寺や上山で走ったようだ。種牡馬として10年以上に渡って供用され30頭ほどの産駒を残しているが、B級重賞であるいぬ鷲賞を勝ったカワキタダンディーが目立つ程度であった。
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |テスコホマレII 1969 26戦7勝
| | | (5着) ・金鯱賞
| | |ミドリトップ 1979 36戦7勝
| | | ・地方で7勝
*テスコボーイの初年度産駒で、金鯱賞で5着に入った。同年代に同名の牝馬がいるため馬名に"II"が付くが、生涯に残したわずか6頭の産駒から活躍馬が出ることはなかった。なお、母父としてはトゥインクルレディ賞で3着に入ったランベットを出したが、今では牝系も断絶している。
<ランドプリンス> (229位:1983年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ランドプリンス サラ系 1969 21戦6勝
| | | ・皐月賞 (2着) ・ダービー
| | |メイショウプリンス 1979 60戦4勝
| | | ・中央で4勝
*テスコボーイ最初期の活躍馬で、皐月賞を制したほか、ダービーでも2着に入った。種牡馬として初年度こそ40頭を超える牝馬を集めたが、*ミラに遡るサラ系馬という血統もあってその後は種付け数も伸びず、種牡馬としては完全な失敗に終わっている。繁殖入りした牝馬も極めて少なく、あっという間にその血は途絶えてしまった。
<キタノカチドキ> (17位:1982年) ★★★★☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |キタノカチドキ 1971 15戦11勝
| | | ・皐月賞 ・菊花賞 ・阪神3歳S (3着) ・ダービー
| | |タカノカチドキ 1977 13戦3勝
| | | ・京都4歳特別 (3着) ・菊花賞
| | |トーワカチドキ 1979 49戦7勝
| | | ・金鯱賞(GIII)
| | |カイラスアモン 1984 27戦5勝 Sire
| | | ・東京新聞杯(GIII)
*テスコボーイの代表産駒の1頭で、皐月賞・菊花賞の二冠を制すなど3歳時に7戦6勝の成績を残し、年度代表馬にも選ばれた。種牡馬としては自身ほどの成績を残す産駒は出せなかったものの、複数の重賞ウイナーを出すなど一定の結果を残したが、12歳の若さで死亡している。母父としてもエリザベス女王杯のリンデンリリーを出したほか、コスモバルクの3代母の父となるなど今でも牝系で生き残っている。
<ホリノカチドキ> (693位:1993年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |キタノカチドキ 1971
| | |ホリノカチドキ 1982 15戦4勝
| | | | (2着) ・安田記念(GI) ・CBC賞(GIII) ・阪急杯(GIII)
| | | |スーパーカチドキ 1990 94戦12勝
| | | | ・地方で12勝
重賞勝ちはなかったが、安田記念でギャロップダイナの2着に入るなど重賞で2着が3回あった。他に種牡馬入りしたカシマアーバンやカイラスアモンが産駒を残せなかったため、実質的にキタノカチドキ唯一の後継種牡馬であったが、生涯に残した産駒は4頭と少なく、結果を残せなかった。
<ライジン> (325位:1984年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ライジン 1972 5戦2勝
| | | ・阪神3歳S
| | |ナンプウタイム 1980 33戦1勝
| | | ・中央で1勝
2歳時に阪神3歳Sを含む4戦2勝2着2回の成績を残し、最優秀2歳牡馬に選ばれた。ただ種牡馬として鹿児島県で供用されるも年間10頭前後の種付け数と決して評価は高くなく、生涯に残した20頭ほどの産駒から活躍馬は出てこなかった。
<ホクトボーイ> (20位:1987年) ★★★☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ホクトボーイ 1973 41戦13勝
| | | ・天皇賞(秋) ・京都記念(秋) ・阪神大賞典 ・スワンS ・朝日ChC
| | |ダイテンスパルタ 1982 25戦4勝
| | | ・阪神障害S(春)
| | |スカイジャイアント 1983 42戦19勝
| | | (2着) ・マイラーズC(GII) ・京阪杯(GIII)
| | |ワイドガール 1984 35戦4勝
| | | ・阪神障害S(秋)
4歳時に天皇賞(秋)を含む重賞3勝。テンポイントがいたため受賞ゼロに終わったが、例年なら年度代表馬クラスの大活躍であった。種牡馬としては最大で年間80頭を超える牝馬を集めるなど大きな人気を博したが、障害重賞の勝ち馬を2頭送り出したものの平地重賞は未勝利に終わっている。300頭を軽く超える産駒を残しながら今では牝系でも残っていない。
<タケデンリーダー> (498位:1993年) ★★☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ホクトボーイ 1973
| | |タケデンリーダー 1981 17戦6勝
| | | | ・中央で6勝
| | | |タケデンオパール 1990 48戦5勝
| | | | (4着) ・クイーン賞(船橋)
中央で6勝をあげたが、重賞実績はなし。ホクトボーイ唯一の後継種牡馬として生涯に5頭の産駒を残したが、そのうち初年度産駒のタケデンオパールが中央2勝をあげたのち南関東でそこそこ走り、その後繁殖入りして大逃げで有名となった中央5勝馬タケデンノキボーを出している。
<サンシャインボーイ> (24位:1990年) ★★★★☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1974 13戦3勝
| | | ・中央で3勝
| | |ハッピーウォーリア 1982 26戦6勝
| | | ・東京障害特別(秋)
| | |ワンダーテイオー 1985 19戦6勝
| | | (2着) ・フェブラリーH(GIII)
| | |シャンソニエール 1989 32戦4勝
| | | (2着) ・中山牝馬S(GIII) (3着) ・目黒記念(GII)
条件戦で3勝をあげただけの平凡な競走馬だったが、アローエクスプレスの半弟という血統もあって種牡馬入りすると、ステートジャガーやスターサンシャイン等複数の重賞ウイナーを送り出す活躍を見せ、長きに渡って種牡馬として重宝された。ただ、基本的には代替種牡馬ということもあって今でも生き残っている牝系はそれほど多くはなく、今後残るかどうかは微妙なところ。
<ステートジャガー> (168位:1994年) ★★★☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1981
| | |ステートジャガー 1981 16戦9勝
| | | | ・サンケイ大阪杯(GII) ・黒潮盃(大井) ・京浜盃(大井)
| | | |メルシーステージ 1991 29戦5勝
| | | | ・アーリントンC(GIII) ・毎日杯(GIII)
大井出身の活躍馬で、笠松を経て中央入りし大阪杯を制覇。薬物疑惑によるトラブルがなければGIの一つや二つ制していてもおかしくはない逸材だった。種牡馬としては当初目立った活躍馬も出ずすぐに廃用となったが、種牡馬引退後に重賞を連勝したメルシーステージが登場すると、乗馬から一転種牡馬に復帰したという経歴を持つ。ただ、今では母系でも残っていない。
<スターサンシャイン> (276位:1998年) ★★☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |サンシャインボーイ 1981
| | |スターサンシャイン 1986 7戦4勝
| | | | ・毎日杯(GIII) ・京都4歳特別(GIII)
| | | |タイセイリーフ 1994 49戦9勝
| | | | ・北海道3才優駿(帯広) (2着) ・東京記念(大井)
サンシャインボーイの代表産駒で、毎日杯など重賞を2勝した。種牡馬としては年間30頭前後の牝馬を集めていたが、当初は目立った活躍馬も出ず、わずか供用5年で廃用となった。引退後はに地方の活躍馬タイセイリーフが出たが、時すでに遅し。なお、今でも辛うじて牝系で残っているが、断絶も時間の問題だろう。
<シルバーペガサス> (403位:1989年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |シルバーペガサス 1975 20戦2勝
| | | (2着) ・スプリングS
| | |トキワペガサス 1985 60戦3勝
| | | ・地方で3勝
重賞勝ちはなかったが、スプリングS2着、セントライト記念4着など重賞戦線でそこそこ走った。種牡馬として生涯に30頭ほどの産駒を残したが、目立った産駒を出すことはできなかった。
<ノトボーイ> (379位:1986年) ★☆☆☆☆
Princely Gift (GB) 1951
|*テスコボーイ Tesco Boy (GB) 1963
| |ノトボーイ 1975 12戦7勝
| | | ・中央で4勝
| | |カワキタダンディー 1983 21戦6勝
| | | ・いぬ鷲賞(金沢)
中央で4勝をあげ天皇賞(春)にも出走したほか(13着)、晩年は今は無き紀三井寺や上山で走ったようだ。種牡馬として10年以上に渡って供用され30頭ほどの産駒を残しているが、B級重賞であるいぬ鷲賞を勝ったカワキタダンディーが目立つ程度であった。
この記事へのコメント
1. Posted by elfte 2017年07月20日 06:47
……阪神3歳ステークスは呪われてるのか…。
今回もですが、勝った馬が種牡馬入りできないとか、種牡馬入りしても成功しないってパターンが一番聞かれるビッグレースの一つですね(滝汗)。
血統的に見るとキタノカチドキ、ホクトボーイ、サンシャインボーイとリーディングでそれなりに勝負できそうな血統なんですが…。
この血統はトウショウボーイとサクラユタカオーだけで飽和するからなぁ(汗)。
キタノカチドキは現役時代のダービー、種牡馬時代の若死にと不運な馬でしたが、母系に残ってくれているだけでも幸せなんでしょうね。
今回もですが、勝った馬が種牡馬入りできないとか、種牡馬入りしても成功しないってパターンが一番聞かれるビッグレースの一つですね(滝汗)。
血統的に見るとキタノカチドキ、ホクトボーイ、サンシャインボーイとリーディングでそれなりに勝負できそうな血統なんですが…。
この血統はトウショウボーイとサクラユタカオーだけで飽和するからなぁ(汗)。
キタノカチドキは現役時代のダービー、種牡馬時代の若死にと不運な馬でしたが、母系に残ってくれているだけでも幸せなんでしょうね。
2. Posted by だらぶち 2017年07月20日 14:51
テスコボーイは、キタノカチドキがネアルコの4×4、テスコガビーがナスルーラの3×4、トウショウボーイがハイペリオンの3×4、サクラユタカオーがナスルーラの3×4と、いずれも近親交配で結果を残しているのが面白いですね。
よく、近親交配馬は仕上がりが早く、異系交配馬は晩成傾向があると言われますが、仕上がりが早い方が日本の競馬のシステムに向くので有利というのはあるかもしれませんね。
よく、近親交配馬は仕上がりが早く、異系交配馬は晩成傾向があると言われますが、仕上がりが早い方が日本の競馬のシステムに向くので有利というのはあるかもしれませんね。
3. Posted by ノエルザブレイヴ 2017年07月20日 20:42
ステートジャガーは大阪杯ではミスターシービーを完封していますので、現行のレース体系(大阪杯がGI)だったらまた引退時の評価が変わっていたかもしれませんね。
4. Posted by Organa 2017年07月21日 23:09
メルシーステージ自身も種牡馬入りのプランがあったようですが、種牡馬として供用される前に亡くなってしまったようですね。一発の系譜だけに実際に産駒が残せていれば面白かったかもしれません。
5. Posted by シンチェスト 2017年07月24日 00:04
今から思えば、キタノカチドキはスピード優先の近代競馬のはしりだったような。私見ながら、相手が弱かったクラシックよりも、有り余るスピードでタニノチカラ、イットーを封じたマイラーズCがベストレースかと。種牡馬としてこの馬がまずまずの成績で、長距離で良かったホクトボーイ(サラノオーが代表産駒では?)がうまくいかなかったのを見ると、やはりスピードこそが種牡馬の成功条件なんですかね。
6. Posted by 狂犬芭蕉 2017年07月24日 07:04
>>シンチェスト様
双方のブルードメアサイアー、キタノカチドキが万能型のライジングフレームなのに対し、ホクトボーイはコテコテのステイヤーのBustedでしたね。
双方のブルードメアサイアー、キタノカチドキが万能型のライジングフレームなのに対し、ホクトボーイはコテコテのステイヤーのBustedでしたね。