ドラフト報告　2018

プロミスウェルの2016　　牡　　2月21日生まれ
キックザキャリバー

父　サダムパテック
母　プロミスウェル
母父　シンボリクリスエス
生産　田中スタッド
馬主　佐野幸一郎
厩舎　門別:田中淳司

こちらも主催POGで自分が指名しなかった馬から。

この馬はドラフト制の隠し玉にしようと思っていたので
道営POGの指名馬にキックザキャリバーの名前を見た時は
「やられた！」と思いました。

今年の門別初日の能検を見て、
フットワークや配合から
芝適性ならこの馬が一番ではないだろうかと
私は思っていました。

サダムパテックは2016年に韓国へ移動しているので
貴重な牡馬になります。


3月15日の第一回能検に出走し
51.8秒で1位入線となりました。

能検映像


父サダムパテックはG�汽泪ぅ�CS勝ち
東京で行われたG�技�月賞2着のストレッチランナーで

半妹のジュールポレールは
今年のG�汽凜�クトリアマイルを制しました。

本馬の母、祖母ともJRAでは未勝利ですが
祖母はあのテイエムオペラオーの全妹で
オペラオーが他界してしまったこともあり
今年は特に活躍して欲しい牝系です。


本馬の配合は
Fairy King＝Sadler's Wellsの全兄弟クロスが目を引きますが

そのフットワークを見ると
父のサダムパテック自身であったり
Slewpyとシンボリクリスエスに共通する
「Seattle SlewとPrincequillo」の
柔らかさが全面に出ている印象です。


能検では
余裕のある手応えで最先着を果たしますが、
フットワークからは
ダートなら門別や大井の外回り
そしてやはり
芝で走るところをぜひ見てみたいです。


やや弱いところがあったそうで
能検後は放牧に出ていたそうですが、無事帰厩。

青本の田中淳司厩舎情報のカラーパドックには
ハッピーエマーブルも本馬も登場しませんでしたが、
本文の方には二頭とも名前が掲載されていて
取材時に入厩していたら
本馬の写真も掲載されていたのではないでしょうか。


まだデビューしておらず
函館2歳Sの出走はさすがに厳しいですが、
認定を取って夏のJRAの芝や
芝の盛岡ジュニアGP、

サダムパテック産駒ということもあり
同厩の先輩ハッピーグリンのように
東京競馬場での活躍を期待しています。
 
 
昨年のJRA北海道開催の2歳芝OP戦では
ダブルシャープ(OPクローバー賞1着、G�兄ニ�2歳S3着)
リュウノユキナ(OPすずらん賞1着)
ミスマンマミーア(OPコスモス賞2着)
ハッピーグリン(OPコスモス賞3着、OPすずらん賞3着)と
実に6度も門別所属馬が馬券に絡み

後に
ダブルシャープはOP若葉S2着
ハッピーグリンが3歳500万1着、OPプリンシパルS4着など
そのレベルの高さを証明しました。


しかし今年の門別デビューの2歳馬は
昨年に勝るとも劣らない好素材が多数勝ち上がっており、

ナイママやイグナシオドーロなど
既にJRA関係者の注目を集める馬もいますが、

キックザキャリバーも
その中に加わる一頭だと信じての指名です。