ＴＡＲＯの競馬

この記事では天皇賞・秋２０１８の出走予定馬・予想オッズ及び全馬診断をお送りします。

先週の菊花賞は結果的に流れが明暗を分けることになった。スローペースからの直線は瞬発力勝負となり、フィエールマンが馬群を突いて鋭く伸びた。フィエールマン自身は２０００ｍ以下の実績が中心で、しかもぶっつけ本番という異例のローテであったが、上手く脚を溜め直線の瞬発力を生かす形になり、スタミナ勝負に挑みたかった各馬をキレ味で上回った形だった。エタリオウは早めの仕掛けが功を奏し、３着のユーキャンスマイルは武豊騎手らしいリラックスした走りと巧みなコース取りで上位に持っていくことに成功した。今週の天皇賞・秋２０１８も流れがレースを大きく左右しそう。というのも出走馬を見渡すと逃げ馬が不在でどの馬が行くかすらも読めない状況。昔も今も天皇賞・秋は流れによってガラッとレースの傾向が変わるだけに、今年はそこら辺の読みも重要になりそうだ。それではまず予想オッズを見ていこう。

天皇賞・秋　２０１８　予想オッズ

・1番人気　レイデオロ　3.1倍
・2番人気　スワーヴリチャード　3.9倍
・3番人気　サングレーザー　6.6倍
・4番人気　マカヒキ　8.1倍
・5番人気　ヴィブロス　14.5倍
・6番人気　アルアイン　15.1倍
・7番人気　キセキ　18.1倍
・8番人気　ミッキーロケット　23.1倍
・9番人気　ステファノス　39.9倍

以下、ダンビュライト、サクラアンプルール、ブラックムーン、アクションスター

恐らく人気を集めるのは、オールカマーを制した昨年のダービー馬レイデオロと、大阪杯を制した久々のスワーヴリチャードだろう。目下絶好調のルメールが騎乗するということもあり、今回の１番人気はレイデオロとなりそうだ。ただ全体としては混戦模様なだけに抜けた人気というよりは少しだけ抜きんでた３倍前後というのが想定。それでも単勝以外の馬連、三連複の軸としても特に売れるために連複系の人気は、よりレイデオロに集まりそうな情勢。

スワーヴリチャードの場合は、東京コースはプラスではあるが久々が鍵になりそう。あとはサングレーザーがやはりモレイラの騎乗ということで上位２頭を脅かす役割として期待されそう。一方アルアインはＧ１における北村友一騎手はまだそこまで信頼度・認知度ともに高くないため人気は控えめになりそうだ。

当初は超豪華メンバーと言われていたが、回避馬が続々と出たこと、また圧倒的な存在感のある馬が現役の中にいないために現状としては大関、関脇クラスが多数終結したという印象で、どの馬にもチャンスはありそうだ。それでは各馬の見解を見ていこう。