DSCF0794-Edit_TP_V

昔から割と霊感強くて、幼い頃は家にたくさん人がいる
(家族ではなさそうと子供心に思ってたw親戚?と思ってた)と思ってたくらい
そんな私の怖い体験

今から5年前の夏 
寝ていると金縛りにあいました 
金縛り自体は定期的にあるので、いつものように金縛りを解こうと、とにかく体の中で少しでも動くところを探して意識を集中させます 
そうやって冷静に自分の体に意識を集中させると、指先であったり頭であったり、必ず動く部分があるのです 
私の場合、その動くところを見つけたら、そこを懇親の力で振り回すようにうごかすと、金縛りが解けます 
その時は足首が動いたので思いっきり足を振り上げるようにして金縛りを解きました 
金縛りが解ける瞬間、目の前にフラッシュを焚いたように、パッと男の顔が何度か点滅して消えました 
私の霊感はその頃は見えるというより、聞こえるとか嫌な予感がする程度まで弱くなっていたので、見えるのは珍しいなと思ったことを覚えています

金縛りにあった後は、部屋の四隅に盛り塩をしておきます 
一週間くらいはちゃんと塩を盛っておけば、いつもは特に問題ありません 
その時もそうしました 
盛り塩をやめた夜、私はまた金縛りにあいました 
今度は前回よりがっちり体を押さえ込まれており、目を開けるとやはり前回見た男の顔が点滅するように見えます 
意識が朦朧として、中々金縛りを解くことができず、私の意識は遠のきます 
再び意識が戻っても、まだ金縛り状態でした 

その時、自分の状況を理解して、私はパニックになりました

これまで何度も金縛りにあってきましたが、全て体を上から押さえられるものでした 

ですがその時、私は自分の体の下に、誰かがいるのを感じました 
初めての経験にもうパニックです 
私はうめき声を出していたと思います 
男の息遣いが聞こえ、必死で顔を逸らそうとして泣きそうでした 

恐怖で呻いていた私は、急に冷静になりました 
すると急に体が動くようになったので、体をばたつかせると、金縛りは解けました

金縛りが解けた後も何だか呆然としてなんたがやるせない気分になったりしました 

で、数日して、気付いたんです 
金縛りの時に見えた男の顔、その一年ほど前に隣に越してきた高齢独身のおじさんなんですよ 
その人は、越してきた当初、軽く挨拶して以降、一緒にお菓子を食べないかとか、巻物に思いをしたためて郵便受けに投函してきたりとかで、少し怖かったので、なるべく関わりを持たないようにしていたのです 
金縛り時に見たのは、確かにそのおじさんの顔でした 

私はその1ヶ月後、引っ越しました 
今回の話は、生き霊ということになるのでしょうか 

幽霊より、やっぱり人間の方が怖いと