239 2/3@\(^o^)/ 2014/08/29(金) 16:12:12.98
それは置いといて、子供心にその山の全体的な雰囲気が怖くて近寄らなかったんだけど、小学校高学年ぐらいのころかな。
私の家で何人かで遊んでるとき、あの山探検しようってなったんだ。多分私入れて女子3人とかじゃなかったかな。
少し怖かったけど昼間だったし半分肝試し感覚で行った。
で、石段登って鳥居くぐって、最初にたどり着いたのが小さな祠。なんだこれって周りぐるぐる回って、扉みたいなのがあったけど怖いから開けなかったと思う。
で、神社でするみたいに手を合わせて、「ちょっと今からこの辺散歩しますけどすみません。呪わないでください」みたいなお願いをして、更に散策。
ずっとただの山道って感じだったんだけど森が少し空けたところに出ると、でっかい墓が立ってた。
今思うと何かの記念碑とかだったのかもしれないけど、子供だったからあの形状のものは全部墓って認識だった。(でも人名書いてあった気もするんだよね)
大理石みたいなので出来た大きくて立派なものだったんだけど、それが何なのかは結局謎。
ただ、そこにはそれこそ誰も来ないような山道登ってたどり着かなきゃいけないところで、こんな立派なもんたてて誰か見に来るのか、とは思ってた。
そこにもとりあえずお参りして、もう帰ろうってなった。


240 3/3@\(^o^)/ 2014/08/29(金) 16:13:19.42
そんで行きとは違うルート帰ろうって言って歩き始めたんだけど、歩いてるとき一人の子が「え、なにこれ!」とか声あげた。
何だ何だと駆け寄ってみると、細長い板が立ってた。そこに、
「荒木 勝子 ペルシア ここに眠る」って書かれてた。
その時のメンバーすらよく覚えてない私ですが、この言葉だけはめちゃくちゃ強烈に覚えてる。
「え…?どうゆうこと?ここに眠るって、ここ?」
「え、この下に埋まってるの?」
って話してるうちにめちゃくちゃ怖くなってみんなそろって走って逃げた。
で、入り口の鳥居のところまで来たんだけど、その鳥居一つ一つに小さな石ころがたくさん乗ってたのに気づいた。
それからどうしてそうなったのか覚えてないんだけど、この山を出る前に鳥居に小石を乗せていかないと祟られるって話になった。
(誰かが言い出したか、鳥居にそう落書きされてたかのどっちかだと思う。)
半泣き状態で石を鳥居に向かって投げ、ほかの石ころを落としてしまいつつもどうにか自分の分は乗せ、走って家まで帰った。

いや、実はただこれだけの話なんだけどね。
あとから母親にそのこと話したら、「まぁ隠れキリシタンとかの墓かね?どっちにしろ山は危ないからもう行くんじゃないよ」くらいの反応でした。
だからいわくつきの場所ってわけじゃないと思うんだけど、そういう意味ありげなところが自分の身近にもあったなそういえばってだけです。
241   2014/08/29(金) 16:17:07.96
荒木勝子という名の猫じゃないかな
242   2014/08/29(金) 16:32:05.89
>>241
猫wwwペルシャ猫ってこと?
ないとも言い切れないけど、土地柄隠れキリシタンで間違いない気はしてる
洗礼名?だか外人さんの血が入ってるのかはわからないけど
243   2014/08/29(金) 16:45:45.28
そうだろうね
うちの田舎で猫に実際にいる人の名前をつけて
生きたまま埋める風習があるので、それかと思った
244   2014/08/29(金) 16:48:09.19
鳥居とか狛犬に石をのせるのは願掛けとかでやるらしい
あと俺も猫だと思う
351   2014/08/31(日) 17:36:33.69
推敲できてるかどうかわからんけど書いてみますねw

---------------------------------------
10年くらい前の話になります。当時私は大学4年生でした。
時期は確か10月の中旬ぐらいだったと記憶しています。
さわやかな秋晴れの日曜日でした。

前の晩から友人宅で徹夜で飲んでいて、自宅に帰ってきたのが
午前9時ぐらいでした。一睡もしていなかったので、自宅に着いた途端
当然のごとく猛烈な眠気に襲われました。
その日は夕方からバイトが入っていたので、とりあえず昼過ぎぐらいまで眠ろうと思い
目覚ましを午後2時にセットして、敷きっぱなしの万年床に倒れこむように横になり、
そのまま寝てしまいました。
352   2014/08/31(日) 17:37:39.38
しばらく眠って、ふと目が覚めました。
目覚ましは鳴っていません。しまった、寝過ごしたか、と一瞬焦りましたが
枕元の時計を見ると11時過ぎくらいを指しています。
窓から差し込む秋の日差しが室内を明るく照らしています。
どうやら2時間弱くらい寝たところで目が覚めてしまったようでした。
あれだけ眠かったのにあんまり寝れなかったんかな、などど
ぼんやりした頭で考えていたのですが、その時妙なことに気づきました。
353   2014/08/31(日) 17:38:58.53
当時僕が住んでいたのは六畳一間のワンルームだったので、
寝床から少し頭を起こすと玄関がそのまま見えます。
その玄関のドアが、少しだけ開いているのです。
そのドアは重たい金属製の扉で、何かで押さえておくか、
物が挟まったりしていない限り、手を離しただけで自重で勝手に閉まるものでした。
おかしいな、と思いましたが、帰ってきた時には酔いと眠気でフラフラだったので、
もしかしたら部屋に入る時に靴か何か挟み込んでしまったのかな、と思いました。

扉の隙間からは快晴の青い空が見えます。
354   2014/08/31(日) 17:40:16.35
このまま開けっ放しにしておくわけにも行かないので
閉めようと思い体を起こそうとしました。
しかし、体が動きません。首から下が全く動かないのです。
感覚も全くありません。うんうん力を入れてみましたがどう頑張っても動きません。
あれが金縛りというものだったのでしょうか。意識ははっきりしているのに
体はまるで自分のものでないかのように微動だにしないのです。
これまでそういう経験のなかった僕は尋常じゃなく焦りました。
355   2014/08/31(日) 17:42:18.95
動かない体のコントロールを取り戻そうと四苦八苦していたところ、
玄関の、ほんの少し開いた隙間から何かが入ってくるのが見えました。
もくもくとした黒い煙というか、霧というか、そういう物体でした。
体を動かせない僕はただただ恐怖するしかありません。頭皮から冷たい汗が吹き出します。

その煙は寝ている僕の左横まで来ると動きを止め、不定形の黒い塊になりました。
どうすることもできず見ているうちに、それが徐々に変形していきました。
30秒くらいかかったでしょうか、やがてその黒い塊は人間の形になりました。
全体的にもやもやとしてはいますが、頭、胴体、腕、足がそれとわかる形になりました。
高さは5〜6歳の子供の身長くらいでした。
357   2014/08/31(日) 17:43:45.95
そのまま、その物体、煙人間とでも言いましょうか、それは何をするでもなく
その場にずっと立ったままでいます。
全身真っ黒で目に当たる部分がないので分かりませんが、見下ろされているような感覚でした。

もうその時には僕は恐怖で発狂寸前です。ああ、何だか分からないけど多分僕はこいつに殺される。
人に恨みを買うような覚えは何もないけどきっとこいつは僕を殺すためにここに来たんだ。
わざわざ金縛りまでかけて。
ああ、でもまだ死にたくない!神様仏様、悪魔でも天使でもなんでもいいから助けて下さい!
・・・目をつぶって必死に祈りました。
358   2014/08/31(日) 17:44:41.72
その時です。
それまで全く動かなかった体の、右半分だけに突如感覚が戻ってきました。
急に右半身だけ自由に動けるようになったのです。
左側・・・その煙人間がいる方の側だけは相変わらず麻痺したままでしたが。
359   2014/08/31(日) 17:45:56.04
無我夢中で、僕は寝床の横にいつも置いている金属バットをひっ掴みました。
当時僕が住んでいた地域は空き巣や傷害事件が多発している
治安のあまりよくないところでしたので、
万が一暴漢に寝込みを襲われた場合、とっさに身を守るための道具として、
常に布団の右側にバットを置いていたのです。
全握力を込めてバットを握りしめ、自由になった右半身で思い切り反動をつけて、
バットを煙人間に体ごと叩きつけるような形で左側へ寝返りを打ちました。
バットは煙人間の脳天から股下を綺麗に貫通し、そのまま床の畳を勢い良く叩きました。
361   2014/08/31(日) 17:47:04.89
次の瞬間、煙人間はボワッと(音がしたわけではないですが、そういう感じで)
元のもやもやした霧とも煙ともつかぬ状態に戻ると、そのまま入ってきた玄関の隙間から
サーッと出て行きました。直後、玄関の扉がものすごい音を立てて閉まりました。
僕はその様子を呆然と見ているしかありませんでした。左半身の金縛りもその時には解けていました。
バットの当たった箇所の畳が凹んで、黒いススのようなものが付着していました。
気持ち悪いので濡れタオルで拭いたらあっさり取れました。
362   2014/08/31(日) 18:07:45.07
いったいあいつは何者だったのか、何をしに僕の部屋へ来たのか、
そしてなぜあの瞬間、右半身だけ金縛りが解けたのか、
いろいろと分からないことだらけです。
それ以降、そういったものを見たことは一回もありませんし、
僕自身や周りの人間に不幸な事があったとか、そういうこともありません。
ただただ不可解なできごとでした。

皆さんももし悪霊とか妖怪とかそういうのに出くわしたら
試しに物理で殴ってみてはいかがでしょうか。
案外簡単に撃退できるかもしれませんよ。


おわりです
443   2014/09/04(木) 03:32:32.94
関西の大学を出て東京に10年以上住み、その間に二回引っ越しました。
同じ学校から東京に来た面々も、
久しぶりに会って話すとたいてい一度は引っ越しをしていて、
物件選びの話になりました。
(一名、同じ建物にずっと住んでいる人が居ましたが)

話が盛り上がると、誰が始めたのか事故物件の話になりました。
私も東京へ来たばかりの時に池袋駅徒歩5万の事故物件を内見していて、
その物件は一月前に中国の人が無くなり血も綺麗に掃除されているとの事(次の入居者には説明責任があった?のかもしれません)でしたが、
唯一ある窓の外が壁で異様に雰囲気も悪く、やめた覚えがあります。
そんな経験もあるので、他の人の事故物件の話には興味津々でした。
505 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/@\(^o^)/ 2014/09/07(日) 18:45:13.18
>>443-387
面白かったー ぞくっときたー
451   2014/09/04(木) 08:58:00.54
>>443
おつー。なかなかいいねー。
444   2014/09/04(木) 03:33:15.35
一通り聞いた話や不動産の知り合いの話等が終わった後、ある者が「俺、最近引っ越しの時、それ系のもん見た」と言い出しました。
みな食いつきましたが、その彼が言うには、そこは広さの割りに異様に安かったので仲介業者に「ここを見たい」と言ったそうです。
すると「おすすめしません、実質使える部分が広くないので」という答えが帰ってきたそうです。
その時点でこれはやばいと思ったそうですが、とりあえず見てみたい、行けそうならそこにするかも、と言ったそうです。
すると不動産屋は、何度も聞いたセリフという顔をして渋々承諾したので、その時点で知人は大勢が見てからやめたという事がわかったそうで、
やめようかとも思ったそうですが、たいした事がない可能性もあるので結局行ったそうです。
445   2014/09/04(木) 03:34:03.25
物件回りは、まず最初にハズレからという仲介業者の提案で、いきなりそこへ行ったそうです。
入る前に間取り図を見せて貰い、23区内のそこは36平米くらいの広さの物件で、それでいて4万円弱だったそうです。
入り口からまっすぐ廊下で、右にまず水周り、次に右に引き戸、まっすぐ進むとキッチンで、L字に右に曲がると、最初の引き戸と同じ部屋に通じる引き戸、突き当たりに一部屋という構図だったそうですが、
その最初の廊下とリビングの引き戸にL字に囲まれている一番大きな部屋が問題で「開けるな」という事でした。
住んでいる間開けてはいけないという事は実質使える場所が半分という事で、知人は流石に脅かしすぎだろうと思ったそうです。
446 規制でID変えます@\(^o^)/ 2014/09/04(木) 03:36:31.68
実際に物件に入ると、とにかく薄暗い。壁紙が白なのに空気にセピアの色がついた感じだそうです。
で、一通り部屋を案内された後、仲介業者が問題の部屋を見せると言ってきたそうです。
「開けるのは良く無いが、とにかく見ないとわからない、でも住むなら開けるのはこれで最後」
と言われた知人は、仲介業者が引き戸を開けるのを一歩引いて見守っていたそうです。

開けると、畳だったそうです。
一歩前に進むと、強めの口調で
「あ、入らないで下さい、眺めるだけ」
と言われたそうです。
「左の仏壇は見ないで下さい」
と続けてすぐ言われ、目の端に黒い仏壇が閉じて置かれてあるのがわかったそうです。
戸を開けた瞬間に物件内の空気が重くなって、すぐに出てもおかしいない空気になった。
一人であそこにおるんは想像もできん、という事でした。
その後に「今回開けるのはしょうがないけど入ったらアウト、仏壇は、見るのもアウトだけど開いたら完全にアウト」と言われたそうです。
447   2014/09/04(木) 03:37:40.83
やはりやめたそうですが、車に戻って安心した仲介業者の人が言うには、「死んでます」と言われたそうです。
入った人が短期間で死んでるそうです。
逃げたした人も何人かいるという事でしたが、色んな人の話を統合すると、
「廊下で頻繁に女に会う、玄関を開けたら角を曲がっていく後ろ姿が見える、追うと居ない」
「仏壇から老人が出てくる、出てくる時は動けない、出てきた瞬間にみんな飛び出して逃げている」
この二つは共通していると言われたようです。
話は以上ですが、多分自分もこの物件はやめるだろうと思います。
「霊感とかそういう話は無かった、みんな見る、と言ってた」
とは知人の段です。
454 1/3@\(^o^)/ 2014/09/04(木) 16:16:47.38
以前某県の工業高校に勤めてた時。
ちょっと長文注意。

勤務中にものすごい腹痛が襲って来て、休憩室(職員のロッカーが置いてあって、昼ご飯を食べたり出来る8畳位の畳のスペースがある)でちょっと横にならせてもらったんだ。
そこは昼ご飯の後昼寝してたりすると結構な頻度で金縛りに遭う場所で、その頃は近寄らない様にしてたんだけど、どうしても苦しくて…金縛り以外おかしな目にあったことなかったし。

そんで、横になってウンウン唸ってた時。
金縛りにあってしまった。
あーマジかよ、こんな時に…何でここで休んじゃったんだ…とか思ったけど、力を入れて金縛りをとく気力もなく、ぐったりしてたら、何か足音が近づいて来たんだ。
455 2/3@\(^o^)/ 2014/09/04(木) 16:17:25.34
畳を踏む音じゃなく、砂利道を硬い靴で踏みしめる様な、じゃりっじゃりって音。
明らかに畳の上の音じゃ無いのに、すぐそばで、しかも重みまで感じる位、リアルだった。
そんなのが、横向きで腹をかばう様に寝ていた、後頭部の辺りから近づいて来た。
こっちから姿は見えないけど、確かにいる。
腹の痛みとか気にならなくなる位パニックになって、とにかく起きてることに気づかれちゃダメだ!って思って、目を閉じて(金縛りにあっててそもそも動けないのに)死んだふりみたいに力抜いた。

そしたら、いきなり

ドンッ!!!

ってすごい衝撃を腹の辺りに感じた。
思わずビクッとして目を開けてしまって、腹を見た。
びっくりし過ぎた衝撃で金縛りがとけたのかもしれない。
腹のところには、何か鉈みたいな刃物が刺さってて、その横に生首が落ちてた。
短い髪の、おっさんみたいな。
おっさんの視線はロンパってたんだけど、ゆっくり、こっちに視線を合わせようとしてるのが分かった。
456 3/3@\(^o^)/ 2014/09/04(木) 16:17:51.04
それを認識した瞬間、とんでもない勢いで跳び起きて、ダッシュで職員室まで逃げた。

俺が腹痛で休憩室にいるって知ってた教頭先生が、顔真っ青で走り込んで来た俺のことをめっちゃ心配してくれて、俺もさすがにあんなものを見たなんて言うこともできず、進められるままにその日は早退。

帰り道、腹痛は更に酷くなり、駅で嘔吐して意識失って救急車で運ばれた。
十二指腸潰瘍だった。
三日絶食の後胃カメラ飲んで検査して、何とか手術はなしで済んで退院できた。


結局、あれがなんだったのかよく分からない。
金縛りによく遭うんですよーって話してた時、あそこの休憩室で用務員さんが首を吊って亡くなったっていう七不思議があるらしいよ、とは聞いたけど、冗談めかした噂程度だったし。
その後殆どロッカーも使用せずにそこに近寄らなかったから、後日談もない。

でも、薄暗い中腹に突き立った刃物のやたらリアルな重さと、生首のロンパった目がぐぐぐ…って音を立てる様な感じにこっちを向こうとしてた動きが、未だ忘れられない。
491   2014/09/07(日) 01:19:26.31
昨日、母に聞かされて動揺したんだけど、今はただ変な話だと思うだけになったので、ちょっと話させてください。
今はそうでもないんだけど、その時の私には洒落にならないくらい薄気味悪かった。

私は昔から落ち着きがなく、そそっかしくて、通知表とかにも「忘れ物が多い」って書かれるタイプだったんだけど、私としては忘れてるんじゃなくて、物がなくなるんです。
中学の時、教科書をまるっと失くして、いじめを疑われたんだけど、その後、出てきました。
よく物を失くすと、祖母がどこからともなく失くした物を見つけてきてくれるので、その時も祖母に相談しました。
私「おばあさん、教科書がなくなっちゃった。またお父さんに怒られるかな」
祖母「大丈夫大丈夫、必ず見つかるから。でもおばあさん力がないから、開けられないんだよ」
504 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/@\(^o^)/ 2014/09/07(日) 18:36:48.57
>>491
>>493
祖母には何か確認取れないの?
アリエッティに気に入られていると思えば一気にホンワカするけどなー
524   2014/09/09(火) 14:14:56.57
>>504
遅レス失礼します。
父方とはもう絶縁状態になっていて連絡は取れません。
取れたとしても、祖母は寝たきりになったいるという噂なので、話せるかどうか…。

ただちょっと兄が気になることを言ってたので補足します。
兄が小さい頃、祖母が兄に聞かせたのは、祖母は物を失くすと屋根から落ちてくることが多かったそうです。
「おばあちゃんはきにいられちゃってたけど、○○くん(兄)はそうじゃなくてよかったね」と。
そんな祖母は4人兄妹の次女なのに跡取りをしています。
「気に入られる」ことに何か関係があるのか不思議です。

あ、我が家は旧家とか没落した金持ちとかではなく、普通の貧乏ですw
493   2014/09/07(日) 01:22:41.02
開けられないってなに?と、その時は思ったんですが、父が仕事から帰ってきたら祖母が縁の下の通気口?を開けるように言いました。
そして父が通気口を外すと(当時の家は古かったせいか、男の力であれば外せたようです)、縁の下(床下?)に教科書が置いてあったそうです。
渡された教科書にはちゃんと私の名前が書いてありましたし、湿気でふにゃふにゃになっていましたが私の物に間違いありませんでした。
話を聞くと、祖母はよく縁の下から私の失くした物を探してきてくれていたそうです。

両親が離婚して母方について来た私は、大人になったからか物を失くすようなことはなくなったと思います。
ですが昨日、久しぶりに読み返したい本があったので本棚を探したのですが見当たりません。
お気に入りの本だったので、幌布製のブックカバーをつけて大事にしていたはずなのに、何故か見当たらない。
母に聞いてみたら、「あんた、昔、物失くすと縁の下覗き込んでたよね?あれやってみたら?」と言ったので、私も祖母の事を思い出したので通気口を懐中電灯で探してみました。
兄と手分けして一軒家の縁の下を懐中電灯で照らしながら探すと、兄が見つけてきてくれました。
水色のボーダー柄の幌布のブックカバー。中身も間違いない。私の本でした。

見つかったよーと母に報告したところ、母が神妙な顔で「おばあさんが、『○○(私)は気に入られてるから、気をつけてあげてね』って言ってた…」というので、気に入られてるって何に?!何で!?と若干ガクブルしました。
ここ最近で一番怖かった出来事でした。
501   2014/09/07(日) 15:02:45.85
芸能人の怪談で言ったら昔ごきげんようで、リュシフェルってバンドのVo.が話してた生き霊の話が怖かった
それは彼がバンドを率いて全国ツアーを行っていた時のこと
彼がツアー先のホテルでベッドに腰を下ろして一息ついると、急にベッドの下から何者かに足首を掴まれた
驚きのあまりに飛び上がるも掴んだ手は離れない
するとベッドの下から伸びた手は足を掴むに留まらず、そのまま彼をベッドの下に引きずり込もうとし始めたらしい
この体勢で転んだら終りだとばかりに彼は必死に踏ん張って、ベッドから伸びた手としばらく引っ張り合いをしていたんだとか
引っ張り合いをしながら体勢を整えた彼が満を持して目一杯足を引くと、某音楽番組で共演した別のバンドのVo.がベッドの下からヌルッと現れ、消えたらしい
彼の組んでいたリュシフェルというバンドは、人気少女漫画に登場するバンドをコンセプトに結成された企画主導のグループで
バンドを少女漫画のアニメ化と連動させたことで、狙い通り一躍スターの仲間入りを果たした
その事に対する嫉妬の情念が某バンドのVo.の霊感みたいなものと感応して、生き霊となって現れたのではないかと体験者は話を締めくくっていた
放送ではベッドの下から現れた人物の名前は伏せていたが
当時丁度同じ位売れていて、いかにも生き霊を飛ばせそうな雰囲気のある人物だったとか
578   2014/09/12(金) 09:36:42.55
事情は知らないが、友人の弟の葬儀でザワついたって話聞いてきた。
遺品や別れ花を入れるときに友人は気がついたそうだ。
五体満足で生まれたはずの友人の弟の遺体には右手だけない。
理由もわからなかったし、右手も見つかってなかったらしい。
そして火葬場で骨壷に遺骨をつめるとき。右手が出てきた。
位置的に遺品のぬいぐるみの中にあったって。
656 1/2@\(^o^)/ 2014/09/15(月) 22:07:54.68
友人に起こった話。三連休中に久しぶりに会って思い出したので投下。
去年の十月初めくらいに、友人(Hとする)から「鏡の向こうにいる奴とよく目が合う」って相談された。
Hは成績優秀で親や教師から期待されてるような奴だったから、その分無意識の内にプレッシャーを感じて追い詰められてるんじゃないか?って言ってやったんだけど、オカルト好きな俺は面白そうだったので勉強会がてらHの家に泊まりに行くことにした。
で、詳しく話を聞いてみると
・最初に見たのは夏休みの終わり頃、洗面台の鏡を通してHの2m(目測)ほど後ろに立っていた
・それから鏡越しや窓に映る影越しに見えるようになった
・9月半ばから徐々に近付いてきて、今では1mあるかないかの距離にいる
・見えるのは黒っぽい焦げ茶のワックスで固めた短髪の男で、黒っぽいシャツを着ていて、白目を向いている
とのこと。
657 2/2@\(^o^)/ 2014/09/15(月) 22:09:22.03
相談されたその日のうちに泊まる用意をしてHの家に行った。
家中の鏡という鏡に布がかけられていて、使う食器が全部陶器製なのを除けば、Hの家の中は普通だった。
特に何事もなく飯食って勉強してゲームしてHの部屋で寝てたら、夜中に急に目が覚めた。
お、金縛りか?ってwktkしたけど別にそんなことはなく、普通に動けた。
んでトイレでも行こうと思って保安球(ちょっと明るいアレ)をつけて、部屋の空気が妙に淀んでたからカーテンを開けたら、窓の向こうで妙な影が俺の後ろに映ってた。
Hが言ってた例の奴だと直感した。そいつは俺の方を見てるんじゃなくて、俺の布団の上に立ってHを見下ろしていた。影だと思ったのは奴が黒い服を着てるからで、髪の毛は確かに焦げ茶だった。
恥ずかしながら俺は恐怖で動けなくなった。なんていうか、身体の芯が冷たくなる感じがした。
窓から目を逸らしたかったけど、少しでも身動きした途端にそいつが俺の方を向きそうで動くに動けなかった。まぁ、窓に映ってるということは俺の後ろにいるっていうことに気付いて振り返る勇気もなくなったけど。
で、そのまま棒立ちでずっと立ち尽くしてたらだんだん空が白んできて、俺の姿が窓に映らなくなってきた辺りでやっと緊張が解けてそのまま布団に入って寝た。
朝になってHに「夜中に起きたっぽいけど何か見たか」って聞かれたけど、俺はなにも見てないって答えておいた。
Hの布団と俺の布団はすぐ隣だったから、奴とHはもう30cmくらいの距離にいるってことなんだけど、それを受験やらなんやらでナイーブになってるHに伝えるのは残酷な気がしたから。

結局その後も奴に付きまとわれてたみたいだけど大きな事件もなく志望校に合格し、一人暮らしするようになってからは奴の姿を見てないらしい。俺も見てない。
715   2014/09/19(金) 19:14:04.31
なんつーかこう、ヒドい車酔いした時みたいな気分になった話だけどいいかな。
モヤモヤして気持ち悪いから聞いて欲しい。
ほっとんど会った覚えのないばあちゃんが亡くなったから葬式に出る事になった。
母親のほうのばあちゃんで記憶にあるのは猫を抱っこしてニコニコしてたことくらい。

で、葬式会場に行こうとしたら会場じゃなくてばあちゃんの実家に行く事になった。
やっぱり田舎だからか古いけど立派な家で庭に鯉がいる池あるのを始めてみた。
玄関開けてご挨拶、と思ったらもうね、すぐに「うわぁ」ってなったんだわ。
母親はハンカチ取り出して、俺は我慢しながら家の人を呼んであがらせてもらった。
ぶっちゃけすぐに出て行きたかったけど、失礼な気がして外の空気もすえなかった。
とにかく臭い。いや臭いとかいうレベルじゃない。あんな臭い嗅いだ事なかった。
このときに「まさか・・・」とは思ったけど、まさにそのとおりだった。

ざっくり聞いた話だとばあちゃんは長女で分家扱いなんだけど、ばあちゃんの両親は本家の人。
でも葬式するのは、本家の家。この辺はわけわからないけど、なんかあったんだと思う。
親族に軽く会釈しながら、母親と一緒に最後の別れを言いに行こうと遺体を拝みいった。
けどね、やっぱり臭いんだわ。さすがに誤魔化せなくて、何度か嗚咽した。
母親も泣くフリでハンカチ使ってたけど、何度かやばそうだった。
で、遺体がある部屋に通してもらったら案の定、原因がソレだった。
ばあちゃんの遺体がとにかく臭い。けど、入ってすぐに思ったのはそこじゃなかった。

顔にかける布が「真っ黒」だったこと。
よくみると布の端に金色の糸で刺繍があって、それが刺繍の裏面だってのがわかった。
母親が吐き気か悲しいのかわからないけど、涙ぐみながら布団のそばに座った。
俺もその隣に座ってしばらく黙ってたけど、我慢できなくて聞いてみた。
「この布はなんで白じゃないの?」
母親は「知らない」ってそっけなく返したけど、やっぱり悲しいみたいで声が震えてた。
臭いもキッツイし、二人きりにしてあげようと思って部屋を出た。
というかタバコ吸いたかった。ほんと臭いも布もキツかった。
716   2014/09/19(金) 19:42:08.00
のんびりタバコ吸ってたら、いつの間にか来てた叔父さんも一服しにきてた。
世間話をしつつもどうしてもあの布の事が気になって聞いてみた。
「叔父さん、ばあちゃんに会いました?」
「おーおー会ったでな。えらい小さなってたな。」
「なんで顔にかける布が黒いんですか?」
そしたら叔父さんは気まずそうにしながら、まぁいいかって教えてくれた。

「母さん、えらいくさかったやろ?あれな、わざとや。」
そういって叔父さんがアゴで蔵のほうを見てるように促した。
蔵のほう見ると何の用か知らないけど、明かりがついてて誰かいるみたいだった。
「母さんは分家扱いやろ。だから黒い布なんや。それが家の習わしだそうでな。」
分家の人には黒い布、本家の人には白い布をかける。元々は見分けるためとか。
「布に刺繍があったのは?」
「あれはな、母さんの名前と何代目のどの親の子かっていうのが書いてある。」
「なんで・・・そんなことを?」
「化けて出たらわかるようにと出たら対処できるようにって俺は聞いたなぁ。」

ごめん気持ち悪くなってきたから端折ると、黒い布に顔のシミができるまで遺体を放置するらしい。
だからヒドい臭いだったらしく、その布は蔵の中に保存されるそうだ。ちなみにやるのは分家だけ。
どういう経緯かは知らないけど、そういう呪いみたいな習わしを今でも続けてるだと。
叔父さんが歴代のあるし見てみるかっていうから興味本位で見たんだけど、
それがもうエグくてな。古いものほど肉染みが濃いんだわ。
モノによっては顔の皮とか毛みたいなのもあって、どれも人の顔ってわかる。

葬式なのに遺体が棺桶に入ってないのでおかしいと思った。てか死体そんな放置していいのかよって。
変な風習とは無縁だった分、ウチが変な習わしの家系ってのがまた気持ち悪い。
俺も母さんもあの肉染みにされるのかなって思うとキツイ。
話まとまってなくてごめん。
914   2014/10/02(木) 02:10:28.38
大学3年の夏のことです。
その年は冷夏であったと記憶していますが、不幸にも熱中症にかかり1日だけ入院をしました。
この話は退院したその翌日の話です。

当時私は塾の講師としてアルバイトをしており、入院をする以前に教室長から他塾へ資料の送達を頼まれていました。
講師が事務として宣伝チラシ等を家庭に配る事は、私の塾では珍しいことではありませんでしたからその一環として承諾していました。
退院した翌日から勤務し、休憩時間に訪問先の塾の名前と場所をネットで調べてから終業の後向かいました。
時間は19時を少し過ぎた薄暮時の頃であったと思います。
帰途に就く学生やサラリーマンが未だ散見され駅周辺にはその迎えらしき車も走っていました。
訪問先の塾は私が勤務している塾と駅を挟んで反対側の商店街にあるようでした。
歩くこと10分でその塾が入っている雑居ビルに着きました。
白色の玄関灯に暗く照らされた階段が伸びる入り口が商店街に向かって構え、横のプレートに塾の名前が彫ってありました。
915   2014/10/02(木) 02:13:28.44
その様相から入ることが若干躊躇われたのですが、まだ駅には人通りもあったので階段を上がって塾を目指しました。
2階に上り右に折れる廊下を歩き塾の前に立ちました。
ガラス扉越しに中を伺うと、塾生は既に帰宅しているらしく教室の大半の電気は消えていましたが事務室らしき部屋の引き戸から明かりが漏れていたため扉を開けて中へ入りました。
扉を閉めてから直後にこの教室には誰もいないことを悟りました。
人の気配が全くせず静まりかえっていたからです。
一応挨拶の声を掛け、もう一声掛け事務室を覗いても案の定誰もおらず蛍光灯とパソコンが無機質に点いているのみでした。
扉の鍵が開いていたこととパソコンが点いていたことから類推して講師や教室長が一時不在にしているものと判断し、しばらくそのまま待つことにしました。
今振り返ると全くおかしな判断ですが、蛍光灯やパソコンの明かりというものは人に大きな安心感を与えるのだと今では思います。
916   2014/10/02(木) 02:15:46.55
待っている間は、事務室の壁に寄りかかり携帯を弄って暇を潰していました。
本当に静かでした。
日頃私が勤める教室は生徒や講師の話し声で賑わい常に人の気配で溢れているので、その対照的な雰囲気が際立ちました。
特に明かりの点いていない夜の教室というのは独特の不気味さを醸し出しています。
次第に気味が悪くなってきて塾内の明かりを点けようと試みましたが、如何せんスイッチが見当たらず、ともすればやや奥に広がる教室の暗闇の中にあるようで探しだすことは到底出来ませんでした。
教室に踏み入ることだけは強い抵抗感を覚えました。
私がいた事務室は入り口のすぐ脇にあるためその周辺は幾分明るいのですが、奥に広がる教室は暗く、また見える範囲の影の濃淡で判断する限り奇妙な机の配置がなされているようでした。
奥の教室の不気味さと空間を包む静寂さに、どうにも居た堪れなくなって一度教室から出ることにしました。
扉が空かないという最悪の想像もよぎりましたが無事出ることが出来ました。
ビルの廊下に座り込みむこうの階段下から聞こえてくる通りの賑わいと空気の温かさで心底安心しました。
さらに安心を求めて、またこの状況を笑ってほしくて友人に電話をかけました。
もし誰かが教室に戻ってきたらすぐに電話を切って応対すれば良いという考えもあり、少々冷静になっていました。
917   2014/10/02(木) 02:16:57.50
十中八九電話に出ないだろうと思っていたのですが無事に繋がりました。
適当な挨拶と近況報告をし合い、即座にこの妙に不気味な状況を捲し立てるように伝えました。
友人は私に同情し、からかいもしました。
何となく話してしまえばこの状況が終わるような気がしていました。
しかしながら、友人が一点訝しんで訊いてきた質問に答えて、私はかつて感じたことのない程の寒気を覚えました。
友人は、何故教室長は資料の送達を頼む私に塾の名前や場所を伝えなかったのか、と訊いたのです。
私は、それもその通りで不親切な人だ、とおどけてみせました。
そして確か頼まれた時は…と、記憶を辿りますが資料の送達などいくら思い出しても全く頼まれた記憶はありませんでした。
鞄の中には頼まれた資料さえどこにも見当たらなかったのです。
918   2014/10/02(木) 02:17:52.72
そして階段を誰かが上がって来ます。
またかけ直す、と極めて無意味に冷静を取り繕って電話を切りました。
手と足に汗が噴き出し、寒気がして腹の底から身震いしました。
階段から現れる者が塾の関係者では無いと直感していました。
塾から階段までは廊下で一本ですから、塾に戻る他ありませんでした。
震えながらも音を立てずに再び塾に入り、入ってからはもう一歩も動けず、ドアノブを握ったまま座り込みました。
身じろぎ一つ躊躇われる緊張感に苛まれ、頭は高速に回転していましたが何も導かずにただ混乱するばかりでした。
時間の感覚など定かではない状況でしたが、数分経っても階段を上がって来た者が塾に来ることはありませんでした。
919   2014/10/02(木) 02:19:08.46
塾内の様子は先ほど入った時のままで、事務室から明かりが漏れるだけで奥の教室は暗闇に包まれていました。
極限の緊張もわずかばかり緩み、目も次第に目が慣れてきたところで暗い教室を見据えると最初に入った時には気が付かなかったことを見つけました。
確認するために恐る恐る事務室の引き戸を目一杯開けて明かりを教室内に運びました。
私はそこでえも言われぬ不気味さを覚え、半狂乱になりました。
教室の床一面に木製の学習椅子が一方向に隙間無く整然と敷き詰められ、その全ての椅子の上には幼い子供が座ってるようでした。
その異様な光景を前に私は失神してしまうことを強く願いました。
けれども意識は冴えており、ならばと顔を背け目を強く閉じひたすら朝が来るよう祈りました。
冴えた意識は自分の背後に何か大勢の者が立っている気配さえ感じ、事務室の引き戸が音を立てて閉まった瞬間、私は教室の扉を体当たりするように開け放ち逃げ出しました。
廊下を走っている間背中から子供の笑い声が追ってきました。
階段を駆け下り、踊り場で切り返した時に階段の最上段に立つ大勢子供の姿を視界の端に捉え、恐怖は最高潮に達しました。
階段から転がり落ち、無我夢中でそのまま走って自宅まで逃げました。
923   2014/10/02(木) 02:35:03.99
>>919
最近の中では面白いほうだが長すぎる、この1/3の長さでいい
小説気取りで装飾しすぎ
もっと素っ気なく語ったほうが怖くなる
920   2014/10/02(木) 02:20:41.35
確かにアルバイトの休憩中に訪問先の学習塾の検索をかけ、ヒットしたはずなのです。
ブラウザの履歴には検索の跡がありますがヒットはしません。
そして実際にはそのような学習塾は存在せず、教室長に資料送達の件を問うても覚えがないそうです。
ただ数年経った今でも鮮明に私の記憶にはあるのです。
座っていた子供たちが一斉にこちらを向いた時の顔が……。

コメントする

名前
 
  絵文字