あれは確か中学2年の頃だったと思う。
知り合いがうちに泊まりに来た時のこと。

TV見たりお喋りしたりして過ごしてたんだけど、夜遅くに2人で見たいTVがあったから一緒に見ることになってました。
でも友人は眠かったらしく、ちょっと寝るから時間になったら起こしてと言って眠ってしまった。

その間、こっちは雑誌読んだりしながら待ってて、そろそろ時間だな・・・と思って起こしたところ、不思議なことが起こりました。

起きた友人が訳のわからないことをしゃべり始めたんです。
なんて言うか、会話の内容はさっぱりわからないけれど、それが恐らく、何かの言語で、自分に何かを伝えようとしていたのは理解できた。
ギャグとか冗談で脅かそうとか、そういうのじゃないのもわかる。

もちろん内容は理解できないので、「何言ってるの?」と聞いてみたけど、お構いなしに、そのまま訳の分からない言語でしゃべり続けてる。

どうしていいかわからないので、そのまま聞いてたら1、2分かな?
ひたすらしゃべったら満足したのかまた眠ってしまった。

で、考えるわけですよ。
不思議と恐怖心は全くなかったけれど、友人は一体どうしちゃったんだろうと。

でもまぁ、考えたところで何がなんだかわからないし、番組も始まっちゃうから起こさないとな、ということで10分後くらいにまた起こしてみたら、今度は普通に起きてちゃんと日本語をしゃべり始めた。

で、当然聞くわけですよ、「さっきの何?」と。
でも友人は「え、なんのこと?」と言って、説明しても全く記憶にないし、特にそんな夢も見てなかったらしい。
まぁその後は、普通にTV見て過ごしました。

それからしばらくして、子供を退行催眠かけると習得してない言語を話し始めたりするってのを聞いて、これのことじゃと思ってハッとしました。

自分は基本的に幽霊や占いは信じてないけれど、この体験からひょっとしたら輪廻はあるんじゃないかな、と考えています。

バリバリの理系人間なのにね、今じゃ飲み会のネタにもなる不思議な体験です。