アルミニウム製ベルトバックル

アルミニウムが単体として分離されたのは19世紀になってからというのが化学史の定説であるが、西晋(4世紀)の武将・周処の墓からアルミニウム製のベルトバックル(帯止め)が出土したとして話題になった。

しかし後の調査で、分析の結果、帯止めそのものは、銀製であった。

最初に分析された被検体の欠片は帯止めではなく一緒に出土した小さな欠片で、しかも近代に入って墓が盗掘を受けた際に混入したものであった。

第一報のみが広く伝わり、後に出された訂正の報告が周知されないままオーパーツとされている。