真相は隠蔽された!STAP細胞否定陰謀論4つの噂

2014年1月に発表された「STAP細胞」に関する論文は、その是非を巡る騒動で大きく報道され、「STAP細胞はありまぁす」や「リケジョ」と言った流行語を生み出しました。

しかしその後、論文の是非を巡る騒動が勃発。

最終的に、この論文には「改ざん」と「捏造」があったと判断され、論文自体が撤回、STAP細胞の存在が確認されることはありませんでした。

一連の騒動に関し、それを陰謀による「STAP細胞潰し」であったという主張が存在しています。

果たして、「STAP細胞騒動」の裏には、どんな真相が隠されているのでしょうか?

ここでは「STAP細胞否定陰謀論4つの噂」をご紹介しましょう。

 

1.STAP細胞否定の理由3つのポイント

STAP細胞は正式な名称を「刺激惹起性多能性獲得細胞」と言い、いわゆる『万能細胞』のひとつです。

人間の身体は様々な種類の細胞によって構成されますが、元はたったひとつの受精卵から発生したものであり、それが分離増殖を繰り返すうちに、それぞれの部位を構成する機能を持つ細胞へと変化していきます。

この、胎児の成長の初期段階に見られる細胞の多様性を人為的に再現できれば、再生医療などの分野に著しく貢献するであろうとされており、この多様性を持つ細胞のことを一般的に『万能細胞』と呼ぶわけです。

「STAP細胞」は、先行して発見されていた万能細胞である「ES細胞」や「iPS細胞」よりも遥かに容易に生み出せるとされたことから、学会のみならず広く世間一般からも大いに期待されました。

また、論文の筆頭執筆者である小保方晴子氏が若干30歳の女性であったことからマスコミに持ち上げられ、割烹着を着て研究する姿などが報道されて一時的なブームにもなりました。

しかしその後、この論文に対する疑念の声が上がり、STAP細胞を巡る騒動に発展、同年12月にSTAP細胞の存在は公式に否定されるにいたります。

果たして、どのような理由で「STAP細胞」の存在は否定されることになったのでしょうか?

 

①再現実験が成功しなかったこと

科学においてある理論や定説を検証する時、最も重視されるのが「反証可能性」です。

「反証可能性」は科学哲学の分野で功績を遺したカール・ポパーの作り出した用語で、意味は「検証される仮説が実験や観察によって反証される可能性」のことです。

ある仮説が定説となるのは、この「反証可能性」に基いて実験や観察で検証された結果、その反証が成立しなかった場合です。

言い換えれば、「科学的に正しい」とは絶対的なことではなく、「今現在のところ、まだ反証されていない仮説」に過ぎません。

STAP細胞の論文はイギリスの科学誌「Nature」の電子版に掲載され、早速世界中でその検証が行われました。

ところが、論文では「至極単純な手段で作ることができる」とされていたはずのSTAP細胞の製作に、世界中の研究者が挑戦したにも関わらず、誰もその実験に成功することがありませんでした。

これは、STAP細胞の論文の趣旨が正しくないということに対する反証が成立していることを意味します。

反証されてしまった以上、STAP細胞の論文は科学的には正しくないものと判断されたことになります。

後にSTAP細胞の研究の中心であった日本の理化学研究所は、STAP細胞実験のための追加情報を公表していますが、その内容に当初の論文と矛盾するものが含まれていたため、さらなる批判を招く結果を引き起こしました。

 

②論文にデータの偽造が発見されたこと

論文が「Nature」誌に掲載された翌月には、国際的な学術論文の検証サイトPubPeer」が、STAP細胞論文に使用されていた画像に、データを偽装する加工が施されていた可能性があることを指摘します。

その後も国内外の検証サイトが、STAP細胞論文の検証を試み、膨大な量の問題点が発見されるに至ります。

さらに、検証の対象はSTAP細胞論文にとどまらず、論文の筆頭執筆者であった小保方氏の過去の研究論文まで及びます。

そして、その結果として、小保方氏の過去の論文からも数々の偽造・捏造の問題点が発見されるに至り、事は彼女の所属していた理化学研究所のみならず、母校である早稲田大学にも飛び火するスキャンダルに発展してしまいます。

騒動がどんどん大きくなってしまい、最終的にはSTAP細胞論文製作の指導を行っていた理化学研究所の医学博士、笹井芳樹氏が自殺するという事態にまで発展してしまいました。

 

③STAP細胞の正体がES細胞であったとされたこと

STAP細胞については、当初からそれがすでに発見されていた別の万能細胞であるES細胞ではないかという疑念が指摘されていました。

同年3月、STAP細胞の共同研究者の一人であった山梨大学の教授、若山照彦氏が、大学に保存されていたマウスを使って作られたサンプル細胞を外部の分析機関で解析、その結果、STAP細胞のサンプルとして使われたラットの細胞は、STAP細胞以前にすでに発見されているES細胞由来のものであることが判明しました。

結局、理化学研究所の調査班は2014年5月、論文が不適切なものであったとしてSTAP細胞の研究に不正があったことを認め、同年12月に、その判定が確定しました。

 

2.STAP細胞論文は、陰謀で潰されたとする説4つの噂

学会からの批判に対し、小保方氏を始めとする研究チームは4月になって記者会見を開き、自分たちの研究が正当であったと主張しましたが、結局STAP細胞の存在を証明する機会は訪れず、その名誉が回復されることはありませんでした。

しかし、本当にSTAP細胞論文はただの捏造だったのでしょうか?

STAP細胞論文が否定され、研究が潰された背景には、ある組織が存在したとする噂が絶えません。

果たして、いかなる組織がSTAP細胞の研究に妨害を加えたのでしょうか?

 

①医学業界の既得権益を失うことを恐れた勢力があった

医学業界には確かに公益性もありますが、つまるところそれはひとつの産業であることは確かです。

世界全体で医学業界が生み出す利権は、年間数百兆円の単位に及ぶともいわれます。

しかし、もし、この業界に劇的な変化をもたらす何らかの発見、あるいは発明がなされ、そしてそれが公になった時、何が起こるでしょうか?

それは医学業界全体を巻き込む再編であり、その場合、既得権益を失う者も大量に発生することになります。

STAP細胞は再生医療を始めとする最先端医療に革命的な進展をもたらす万能細胞を、きわめて容易に作り出すことが可能になる発見でした。

もしSTAP細胞の存在が証明され、その技術が実用化されれば、医学業界は根底から再編される可能性もあったのです。

だから、既得権益を失うことを恐れた勢力が協力して、STAP細胞論文を潰したと言われています。

 

②iPS細胞利権を巡る動きがSTAP細胞論文潰しに関係した

STAP細胞論文発表からさかのぼる事8年前、京都大学の山中伸弥教授が「iPS細胞」と呼ばれる万能細胞の開発に成功しています。

それ以前に開発されていた万能細胞である「ES細胞」は、受精1週間程の胚胎盤からしか作れず、その難しさや倫理的な問題がネックとされていましたが、iPS細胞は皮膚や血液といった、人体から採取し易い細胞を使って製作できるため、再生医療現場での実用化の可能性を飛躍的に高めることになりました。

研究が発表された2007年には、アメリカのブッシュ大統領がこの開発研究を支持する声明を発表するなど、iPS細胞は世界的注目を集め、2012年に、山中教授はノーベル賞を受賞しています。

STAP細胞論文が発表された時、世界の医学業界はiPS細胞の実用化に向け、大きく動き出していました。

そこにはすでに、iPS細胞の利権を巡る構造が出来上がりつつありました。

しかし、もしSTAP細胞論文が検証によりその正しさが認められたらどうなるでしょうか?

iPS細胞はES細胞と比べて格段に実用化可能性の高いものですが、その製造にはなお複雑な工程を必要とします。

論文に記されていたSTAP細胞を作る手順jは、それよりもはるかに容易なものでした。

iPS細胞の利権を手中に収めようとしていたものは、STAP細胞の台頭により、自らの利益が不意になることを恐れ、STAP細胞論文に圧力をかけたと言われています。

 

③STAP細胞論文を潰した者の正体のヒントは、山中教授のノーベル賞受賞にあった

しかし、全世界規模で医学業界に影響力を持ち、すでに発表されているSTAP細胞論文を暗に葬ることのできる程の権力を持つ者など、果たして存在するものでしょうか?

日本の理化学研究所と共にSTAP細胞の共同研究をしていたハーバード大学チャールズ・バカンティ教授が、日本におけるSTAP細胞を巡る騒動を尻目に特許申請したことから、アメリカがSTAP細胞の権益を独占しようとしているのではないか、という説も囁かれましたが、これは日米の特許庁で拒絶されています。

確かにアメリカ政府が背後で動いた可能性は高いと考えられますが、その黒幕は更にその裏に隠れているというのが真相のようです。

その正体を探る重要なヒントが、山中伸弥教授のノーベル賞受賞に隠されていました。

ノーベル賞の受賞者には、ユダヤ人が多いことが知られています。

その比率は全体の約20%、その数字だけを見ればそこまで多いとは思えないかもしれませんが、ユダヤ人の人口が、世界人口の0.25%であることを考えると、異常に高い比率であることがわかります。

そのことから、ノーベル賞は裏でユダヤ勢力が糸を引いているという根強い噂が存在しているのです。

山中教授のノーベル賞受賞も、それによって生じる莫大な利権を狙うユダヤ勢力の影響であった可能性は否定できません。

 

④ロスチャイルド家がSTAP細胞論文を潰した

アメリカ政府を裏から動かす程の権力を持つ「ユダヤ金融」の力は有名です。

そして現在、「ユダヤ金融」の実権を握っているのはロスチャイルド家です。

ノーベル賞にも、ロスチャイルド家の息がかかっているという噂は後を断ちません。

STAP細胞論文を握りつぶしたのは、巨大な金融の力を持ち、世界中の医学業界に対しても利権を握るロスチャイルド家が、自らの既得権益を守るためにSTAP細胞の台頭を許さなかったと考えられます。

 

まとめ

結局、STAP細胞論文は「捏造」と「改ざん」が認められたという理由で取り下げられる結果に終わりましたが、この事実は「STAP細胞」の存在を否定するものではありません。

ある事象が存在”しない”ことを証明すること「悪魔の証明」と呼ばれ、論理学的には不可能とされています。

STAP細胞論文の問題に関しても、証明されたのは「捏造」と「改ざん」に関してであり、STAP細胞そのものの存在自体が”ない”ということが証明されたわけではないのです。

いつの日か、STAP細胞の存在が証明され、再び世界の注目を集める可能性がないと言い切ることができないことだけは確かでしょう。

 

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