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アメリカ大統領選 最後のテレビ討論会へ

2020年10月23日 5:57

アメリカ大統領選挙が12日後に迫る中、トランプ大統領と民主党のバイデン氏の最後のテレビ討論会が行われます。

トランプ大統領は、逆転のきっかけにできるかどうか重要な一戦を前に、22日はカメラの前での発言を控えています。

大統領はホワイトハウスを出発する際、集まった支持者の声援に笑顔を見せながら応えましたが、記者団に近づくことはなく、専用機に乗り込みました。

一方のバイデン氏は、前回の討論会で、大統領を中心に何度も相手の発言に割り込み、ルールが破られたことを念頭に、次のように述べています。

バイデン氏「大統領がルールを守ってくれることを願う」

今回は、大統領が新型コロナウイルスに感染し、退院して以降、初めての直接対決です。両候補とも22日の検査で陰性だったと発表がありました。大統領は自身の回復ぶりをアピールしながら、テーマのひとつであるコロナについて、収束に向かっていると強調するとみられます。

また、大統領は、このところ右派系メディアが疑惑として報じている、5年前、副大統領だったバイデン氏が息子の紹介で、汚職疑惑の渦中にあったウクライナ企業の幹部と面会していたとの主張を大きく取り上げる構えです。

現在、支持率でリードしているバイデン氏にとっては、失言や失敗をしないことが重要で、大統領からの個人攻撃をかわせるかが注目です。

選挙前、最後の討論会は4時間後に始まります。