×

克行被告 尋問行われず数分で退廷

2020年10月23日 13:13

参議院議員の河井案里被告の第23回公判が23日行われ、夫で、元法務大臣の克行被告が証人として出廷しましたが、弁護側からの尋問は行われず数分で退廷しました。案里被告の被告人質問は、来月13日からはじまります。

23日の案里被告の裁判には、共犯で起訴されている夫で元法務大臣の克行被告が証人として出廷しました。克行被告に対する弁護側による証人尋問が予定されていましたが、弁護側は「検討いたしましたが弁護人の方から反対尋問はございません」と述べ、証人尋問は行われず、克行被告は数分で法廷をあとにしました。

弁護士によると、検察側の証人尋問で克行被告が証言を拒否し続けたことから、弁護側の質問にも答えない可能性が高いと判断したことなどが理由で、反対尋問を行わなかったということです。

その後の法廷では今後の審理予定について話し合いが行われ、来月13日・17日・20日の3日間で案里被告の被告人質問が行われることになりました。

また、最後に、裁判長が案里被告に対し、「弁護士から保釈請求がありましたが、上申書を読みました。いろいろ書いてありますが、あなたの決意と受け止めてよろしいですかね」と問いかけると、案里被告は「はい」と小さな声で答えました。

そして、裁判長は、「保釈をするかは検討中」とした上で、もし保釈されても裁判には必ず出頭するようにと呼びかけました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件案里被告第23回公判(10月23日)