ぐるなびが「Go Toイート」の利用実態を調査。居酒屋でのキャンペーン利用が最多
政府の飲食店支援策「Go Toイートキャンペーン」がスタートして約1か月が経った。株式会社ぐるなびは、20代~60代のぐるなび会員を対象に同キャンペーンの利用実態を調査。今回はその結果を詳しくご紹介する。
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■調査概要
調査期間:2020年10月23日~10月24日
調査方法:Webアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,000名
詳しい調査結果はこちら(PDF資料)
2人に1人がキャンペーンを利用。20代女性の利用率は81.2%
まずは、これまでに「Go Toイートキャンペーン」を利用したかを聞いた。「オンライン予約を利用した」が46.7%、「プレミアム付食事券を利用した」が2.9%、「どちらも利用した」が2.6%。合わせると52.2%になり、2人に1人がキャンペーンを利用していることがわかった。
年代性別でみると、20代女性が81.2%と最も高い利用率。オンライン予約が先行開始され、プレミアム付き食事券はまだ始まっていないエリアがあることもこの結果に影響していそうだ。
ポイント利用は28.6%。約半数の人が外食にかける金額増
オンライン予約で付与されたポイントについては、28.6%が「利用した」と回答。キャンペーンを利用して何回外食をしたかを尋ねると、33.9%が3回以上の外食をしており、繰り返しキャンペーンを利用してお得に外食を楽しんでいる人が多かった。
また、1回あたりの外食にかける金額の変化については、「かなり上がった(6.5%)」と「やや上がった(35.2%)」を合わせた41.7%が上がったと回答。キャンペーンによって外食にかける金額も増加傾向にあることがわかった。
外食利用した業態のトップは「居酒屋」
キャンペーンを利用して、どのようなお店で外食をしたかを聞いたところ、「居酒屋」がトップで36.0%、次いで「和食(30.7%)」、「焼肉(22.0%)」、「洋食(19.3%)」と続いた。
さらに、キャンペーンを今後利用したいかを尋ねると、「利用したい」が52.9%、「まあまあ利用したい」が36.0%。合わせて88.9%と9割近くの人に利用意向があり、例年外食利用頻度が高まる年末に向けて外食意向も上昇していることがわかった。
今回のアンケート結果で特に注目したいのが、「Go Toイートキャンペーン」によって客単価が上がっていることと、利用希望者が多いこと。同キャンペーンに参加するかしないかで、売上に大きな差が出そうだ。