「街路樹伐採やめて」と監査請求の6日後に2本伐採 住民が区を提訴

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武部真明
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 東京都千代田区道「神田警察通り」の整備に伴う街路樹伐採問題で、伐採に反対する住民10人が6日、22万円の損害賠償を区に求める訴えを東京地裁に起こした。伐採せずに整備するよう求めた住民監査請求中に区が2本伐採したため、監査委員の判断を得る権利が侵害されたと訴えている。

 住民側は訴状で、「監査委員による判断が出る間は、請求の意味を失わせる行為はしないよう配慮すべきだ」と主張した。残りの街路樹が伐採された場合、請求を広げるという。

 提訴後の記者会見で、原告の女性(72)は「話し合いで解決したかったが、区や区長にまったく応じる姿勢がない。司法の場で判断してもらいたい」と話した。代理人の山下幸夫弁護士は「住民監査請求を無視して伐採を強行するのは許されない。区の責任を追及するための提訴だ」と述べた。

 区は「訴状が届いていないの…

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