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インテリアの寿命を削る紫外線!効果的な直射日光対策は?

画像素材:PIXTA
柔らかな日差しが入る空間で過ごすひとときは気持ちの良いものです。店舗でも大きな窓に面した開放的な席は人気がありますよね。しかし、直射日光による紫外線はインテリアに大きな影響を与えます。木材や羊毛といった天然素材のみならず、プラスチックなどの人工合成材も日差しによって劣化が進んでしまうのです。

インテリアの変色や強度の低下によりお店の雰囲気が損なわれたり、家具の買い替えにより追加の出費が発生したりすることは、飲食店オーナーとしてはどうにか避けたいトラブルでしょう。

そこで今回はインテリアを紫外線から守る方法についてリサーチ。紫外線が家具などに与える影響から簡単にできる対策まで紹介します。

インテリアに大ダメージ!紫外線が与える影響とは?

日差しによる紫外線は、インテリアに対して具体的にどのようなダメージを与えるのでしょうか?

日焼けの影響を最も受けやすいのは、木製の家具です。日光により温度が上昇することで木材が乾き、表面にひびが入ったり傷つきやすくなったりします。水分の蒸発が原因で、木そのものが縮んでしまい、反りができてしまうという問題もあります。

また、紫外線は木材を退色させます。オーク材やアッシュ材など、使われている木材の種類により色の変わり方はさまざまですが、1度変色すると元に戻らないため、雰囲気が大きく変わってしまう可能性もあります。

加えて、日焼けは木材を劣化させます。机や椅子、棚などの強度が落ちる危険性があると考えてよいでしょう。

木材だけでなく、革製品も乾燥により表面の輝きがなくなりますし、プラスチックに塗られた塗料なども、日光に当たることでポロポロと剥がれてしまうことがよくあります。

あわせて読みたい: 飲食店の内装に木材をうまく取り入れるには? 素材の種類や特徴、選び方のポイント

少しの工夫でインテリアを紫外線から守る方法

それでは、インテリアを紫外線から守るためにはどのような方法があるのでしょうか? まず、今すぐできる簡単なものから紹介します。

最も簡単な方法は、大きな家具や高価な家具を窓からなるべく離れた位置に配置することです。窓際のインテリアはどんなに対策をしても、ある程度は影響を受けてしまいます。特に、南向きの窓からは強い日差しが入るため注意が必要です。窓側に家具を置く場合は、高さが窓より低い、日の当たりにくい場所に設置するとよいでしょう。

また、木製のテーブルにはテーブルクロスをかけることがオススメです。全体を覆うことで、ある程度は劣化が防ぐことができます。撥水加工のされたビニール素材のテーブルクロスを利用すれば、汚れからもインテリアを守れるでしょう。同じく、木製の棚などにも布を敷いたり、店舗の雰囲気に合わせた覆いをかけたりすると効果がありますよ。

カーテン、ブラインド、ロールスクリーン…窓にできる工夫とは?

画像素材:PIXTA
直射日光を遮るため、窓にできる工夫もあります。日差しをカットするためによく使用されるものとして「カーテン」、「ブラインド」、「ロールスクリーン」が挙げられます。それぞれの特徴を考えていきましょう。

「カーテン」は、最も手軽に紫外線からインテリアを守れるアイテムです。特にUVカット効果のあるレースカーテンは、明るさを落とすことなく紫外線を遮ることができて便利です。カーテンは紫外線カット以外にも「遮音」、「遮熱」など、さまざまな効果を付随させているものが多いので、店舗の特徴に適したものを使用しましょう。色や素材が豊富なので、カーテン自体をインテリアとして利用することもできますね。

「ブラインド」の特徴は何といっても、調光のしやすさと風通しの良さです。季節に合わせて調節しながら使うことができ、デザインもシンプルなものが多いためインテリアの邪魔をしません。ただ、羽根の部分の掃除にやや手間がかかるのが難点です。

「ロールスクリーン」はコンパクトで操作も簡単、カーテンと同じくデザインも豊富です。カーテンとブラインドの良い部分を取ったアイテムと言えるかもしれません。サイズに制限があることと、複数枚吊るしたとき、どうしても隙間ができがちなことがデメリットです。

紫外線カットに関する窓周りの相談はぜひ専門の業者へ!

窓に関する紫外線カットアイテムとしては他にも「UVカットフィルム」が挙げられます。UVカットフィルムは、貼るだけで紫外線を90%以上遮ってくれる優れもので、透明なので窓によく馴染むでしょう。いざというとき、窓ガラスが飛び散らないよう飛散防止機能のついたものや、防虫効果のある商品もあります。

店舗によってどのアイテムが最適かの判断は、やはり専門の業者に一任するのが間違いありません。この機会に、ぜひ日差しからインテリアを守るための設備について見直してみてはいかがでしょうか。

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