一橋大に新学部 ソーシャル・データサイエンス学部の狙いとは?
一橋大(東京都国立市)は来年4月、72年ぶりの新学部となる「ソーシャル・データサイエンス学部」を設ける。経済学や法学など社会科学中心の同大に、文理融合の学部を設けるのはなぜなのか。学長補佐で、新学部の学部長に就く渡部敏明教授(計量ファイナンス)に狙いを聞いた。
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大学では、様々なデータを分析して、社会に役立つ新たな価値を見つけ出す学部の設置が相次いでいます。2017年の滋賀大に始まり、来春は京都女子大などにもできます。
海外の大学には以前から、統計学を学ぶ専門の学部があります。近年注目されているAI(人工知能)によるデータ分析やビッグデータの活用などについても研究をしています。
官公庁や企業では、大量で多様なデータが入手可能な半面、必要な情報をどう抜き出し、利用するかが課題となってきました。でも、その方面の人材を育成する専門学部がないため、時代の要請として、データの扱い方を教える学部が求められています。
ただ、複雑化する社会で、よ…
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