米南部と中西部に嵐や竜巻、死者21人に

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損傷した住宅から運び出される女性=3月31日、アーカンソー州/Stephen Swofford/Arkansas Democrat-Gazette/AP

損傷した住宅から運び出される女性=3月31日、アーカンソー州/Stephen Swofford/Arkansas Democrat-Gazette/AP

(CNN) 3月31日から4月1日早朝にかけて米南部と中西部を襲った激しい嵐と竜巻による死者は、少なくとも21人に上った。

イリノイ州では住宅の倒壊で3人が死亡、劇場の屋根が崩壊して1人が死亡した。劇場内には当時、200人以上の客がいて、28人が病院へ搬送された。

31日に観測された竜巻は、少なくとも7州で計50件あまり。このうちアーカンソー州の町ウィンで4人、ノースリトルロックで1人が死亡した。

州都リトルロック近郊では少なくとも50人が病院に搬送された。リトルロック近郊を含むアーカンソー州内では少なくとも12件の竜巻が報告された。同市の市長はCNNに、竜巻の通過した地区で2600棟近くの建物が被害を受け、被災者は2100人に上ったと述べた。

同州では1日午後になっても、3万4000人あまりの家で停電が続いた。

インディアナ州では31日夜、住宅や消防団の建物が損壊し、3人の死者が出た。ホルコム知事は被災した郡に緊急事態宣言を出した。

さらにアラバマ州で死者1人と負傷者5人、ミシシッピ州で死者1人と負傷者4人が報告されている。

テネシー州の緊急対策当局は7人の死者を確認した。竜巻で5人が入院したとの情報もある。

1日夜の時点では南東部アラバマ、フロリダ、ジョージア各州の一部や、ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどの都市を含む北東部に、雷をともなう嵐の警報が出ている。

米国では先週もミシシッピ州など南東部で激しい嵐と竜巻が発生し、少なくとも26人の死者が出ていた。

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