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テイラー・スウィフトはツイッター社によって「暴力の賛美」のルールに違反しているとされたドナルド・トランプ大統領のツイートを批判している。

ドナルド・トランプ大統領は非武装の黒人であるジョージ・フロイドが警察によって殺害されたことを受けて抗議者と政府が対立しているミネアポリスの事件について見解を示している。

「素晴らしいアメリカの都市であるミネアポリスで起きたことについては一歩引いて見てなどいられないよ。甘ったるい極左のジェイコブ・フレイ市長がしっかりと仕事をして、都市を掌握するか、連邦軍を送って、仕事を終えるか、どちらかだね」

彼は次のように続けている。「こういう輩がジョージ・フロイドが亡くなったことを汚すのであり、そんなことはさせないよ。知事のティム・ワルツと話をして、軍はずっと共にあることを伝えたよ。どんな困難があろうと支配してみせるけど、略奪が始まれば、銃撃も始まるよ」

このツイートは怒りを掻き立てることとなっており、ツイッターのルールに違反されているとして表示されないものの、公共性があると判断したため、クリックすると表示されるようになっている。

今回、テイラー・スウィフトはこのツイートを非難する声に加わっており、彼女は次のように述べている。「大統領就任期間にわたって白人優越主義と人種差別主義の炎を煽ったくせに、図々しくも武力で脅して道徳的に優っているふりをするわけ? 略奪が始まれば、銃撃も始まるって? 11月の選挙であなたをやめさせるわ」

ジョージ・フロイドは現地時間5月25日にミネアポリスで警察官によって地面に喉を膝で突きつけられて亡くなっている。

ミネアポリス市長はジョージ・フロイドの遺族に「彼は死ぬべきではなかった」として「あらゆる点で不適切だった」と次のように謝罪している。「5分間、白人の警官が黒人の男性の首に膝を突きつけているのを見た。5分もだ。この警官は最も基本的な人間性が欠如しているよ」

4人の警官は全員クビとなったが、ジョージ・フロイドを殺した罪で有罪とはなっておらず、ミネアポリスをはじめとしたアメリカ全体で抗議運動が起こっている。そうした抗議運動にアイス・キューブ、ジャネール・モネイ、ガービッジ、スリーフォード・モッズ、シェイム、グラス・アニマルズなど、多くのアーティストが賛同している。

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