抱かれたい男1位に脅されています。(だかいち)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『抱かれたい男1位に脅されています。』とは、桜日梯子によるボーイズラブ漫画。略称は『だかいち』。「抱かれたい男ランキング」1位の人気新人タレントの東谷准太と2位へ陥落した実力派俳優の西條高人が映画の共演をきっかけに恋人となり、困難を共に乗り越えていく物語。舞台が芸能界となるため2人の恋愛模様だけでなく、俳優としての仕事ぶりや成長していく姿も細かく描かれている。ラブコメ要素が強いが展開によってはシリアスなシーンもあり、どちらの要素も楽しめる作品となっている。累計発行部数350万部を記録する人気作。

『抱かれたい男1位に脅されています。』の概要

『抱かれたい男1位に脅されています。』とは、桜日梯子によるボーイズラブ漫画。
本作品は㈱リブレから刊行されているアンソロジーの漫画雑誌『b-BOY』に読み切り作品として2013年に掲載され、2014年より季刊誌『JUNK!BOY』にて連載開始。2015年に『JUNK!BOY』が休刊となったため、その後は同社の月刊誌『MAGAZINE BE×BOY』で連載されることとなった。
2015年以降はドラマCD化もされており、オリコン CDアルバムデイリーランキング1位を獲得し話題となる。またテレビアニメ化や、作中で登場する舞台『紅葉鬼』が実際に舞台化されるなど、ボーイズラブ作品の中でも幅広くコンテンツ展開をしている人気作品。2020年6月時点で単行本が6巻刊行されており、累計発行部数はボーイズラブ作品としては異例の350万部を記録している。各巻には同作者による別タイトル短編が収録されている。
この作品からボーイズラブ作品を読み始めたというファンも多い。

人気俳優であり「抱かれたい男ランキング」で1位を5年連続で獲得し続けてきた西條高人(さいじょう たかと)が、新人タレントである東谷准太(あずまや じゅんた)の台頭により屈辱の2位となってしまうところから物語は始まる。その出来事をきっかけに准太をライバル視している高人であったが、共演をきっかけに2人の関係は恋人へと発展していく。共演者から好意を寄せられたり、パパラッチから熱愛写真を撮られてしまったり等、芸能人ならではの困難に直面しながらも2人で乗り越えていくストーリーとなっている。
ラブコメ要素が強いが展開によってはシリアスなシーンもあり、どちらの要素も楽しめる作品となっている。

『抱かれたい男1位に脅されています。』のあらすじ・ストーリー

抱かれたい男1位に騙され編

主人公の西條高人(さいじょう たかと)は芸歴20年の実力派俳優で、ファンだけでなく業界関係者からもその才能と魅力的なルックスを認められている。何より高人自身、自分の市場価値の高さを認識しており、「抱かれたい男ランキング」を5年連続で1位を獲得していることも彼にとって1つの誇りとなっていた。記念すべき6年目の首位獲得も当然の事と確信していたのであるが、芸歴3年で人気が急上昇中の東谷准太(あずまや じゅんた)が台頭してきた為に、その地位を奪われてしまう。
「抱かれたい男ランキング」の1位を奪った准太に悔しさを隠せない高人。准太主演の映画『真昼の星』での共演が決まっていた為、嫌々ながらも顔を合わせることになる。映画の初回打合せ後に、天使の笑みを浮かべた准太に共演ができる喜びを伝えられるが、その言葉をおべっかだと思っている高人は軽くあしらおうとする。ただ准太は引かずに、俳優として勉強させて欲しいと言われ食事に誘われる。何故わざわざ敵に塩を送るような真似をしなければいけないんだと思う高人であったが、マネージャーの佐々木拓(ささきたくみ)に翌日のスケジュール上支障がないことをばらされて食事の誘いを受けた。

その後、高人は知らない部屋のベットでふと目を覚ます。准太の部屋で裸で寝ていたのであった。隣にいた准太に状況の説明を乞うと、高人が酔い潰れてしまったため自宅に連れてきたということで、その酔い潰れている高人の様子を動画で見せられる。その動画には悪酔いした高人が准太本人に「抱かれたい男ランキング」1位の座を奪われたことの悔しさをぶちまけ、やっかんでいる様子が映っていた。その動画を見て、最初は恥ずかしさで顔を隠す高人であったが、准太がこの動画を撮影していることに対して違和感を持つ。そして、この動画をネタにして自分を脅すつもりなんだと腹を括った高人は、動画を消すことを条件に准太のどんな要求でも受けると告げた。純粋に高人が好きで動画を取っていた准太はいきなりどんな要求でも受けると言われ戸惑うが、「1度でいいから抱かせてほしい」と高人にとって予想外のお願いをする。准太の勢いに押されそうになるも、高人は拒否をしてその晩は逃げ切った。

仕事以外では必要以上に関わらないようにしようと誓う高人であったが、いざ現場に来ると准太の未熟な演技を見て、思わずアドバイスをしてしまう。そして、そのアドバイスをきっかけに准太は俳優としての才能を開花させ始めた。その様子を見た高人は准太の演技がよくなったことを褒めるが、その言葉で気持ちを抑えきれなくなった准太は撮影後に高人の手を引いて再度自宅へ連れ込む。そこで准太は改めて、高人に対してとても憧れており、また同時に惚れていることを伝え告白をする。戸惑う高人であったが、准太の真摯にお願いをする姿に誠実さを感じそのまま身体の関係を持つことになる。翌朝、准太は高人にとっての抱かれたい男1位を目指すと宣言し、高人は主演男優賞を取れたら勝手にしていいと返答する。その後、『真昼の星』で准太は主演男優賞を獲得し、晴れて恋人同士となった。

当て馬ギギギ編

『真昼の星』の撮影が終わった後も准太が高人の仕事終わりを見計らって迎えに来るので、そのまま准太の部屋で過ごす機会が増えていた。そうした生活の中で2人は恋人として身体の関係を頻繁に持つようになる。しかし、准太がキスマークをつけようとすると、高人は「撮影で服を脱ぐこともあるため仕事に影響がでては困る」といった理由でそれを拒む。准太は拒まれることに落ち込みながらも、仕事へのストイックさに理解を示して我慢をする。
この頃、高人は舞台『紅葉鬼』への出演、准汰はドラマ『魔女の雫』の仕事が決まっていた。高人が出演する『紅葉鬼』の主演は芸歴3年の綾木千広(あやぎちひろ)という若手俳優で、主演でありながら初回の稽古を欠席した綾木に高人は怒りを感じて准太に愚痴っていた。一方で准太は翌日から始まるドラマの地方ロケでしばらく高人と会えなくなることを嘆いており、これから高人がいつでも部屋に来れるよう合鍵を渡す。高人は照れながらも、満更でもない様子でそれを受け取った。
翌日、舞台稽古2回目でようやく主演の綾木が姿を現す。綾木は俳優としての素質はあるものの、枕営業で仕事を獲得してきた為に何でも簡単にこなせるという考えが強く、俳優業に対する熱意がない青年であった。舞台稽古も適当にこなせれば良いと考えて参加し始めたのだが、脇役の高人との共演で俳優として実力不足であることを思い知らされる。またポスター撮影では高人から「出し惜しみしなくていいよ。それともこんなものなのかな?」と挑発を受け、それをきっかけに本気の表情を見せるようになる。挑発してきたかと思えば、良かった点はちゃんと褒めてくれる高人に綾木は惹かれ始める。綾木は俳優としてだけではなく、1人の人間としての高人をもっと知りたいと思うようになり、より本音を聞き出そうと稽古終わりの飲み会で彼にたくさん酒を飲ませて酔い潰す。そして、綾木は酔っぱらった高人に俳優としての才能も素質もあるので頑張れと鼓舞されたことで完全に恋に落ちてしまい、そのまま高人をホテルに連れ込んだ。綾木がベットに寝かせた高人の首にキスマークをつけ、行為を始めようとした瞬間、高人の携帯に准太から電話が掛かってくる。電話を受けた綾木に准太は絶望して状況を確認しようとするが、身体の関係を持ったことをほのめかされてすぐ電話を切られてしまう。
朝になり高人は目を覚まし、綾木とホテルのベットで寝ていたことに気づく。高人は綾木を残して家に帰り、一晩中電話を掛けてきていた准太に舞台の人たちと飲んでいて返事ができなかったと取り繕った連絡を入れる。昨晩の記憶がない高人であったが、鏡に映った自分の首筋にキスマークがついているのを見つけて絶望をする。その日の稽古終わり、ロケを1日早く終わらせて帰ってきた准太が稽古場まで迎えに来て、高人を連れて帰る。嫉妬した准太に無理やり抱かれてしまう高人であるが、「このベットから降りたらもう追わない」と冷たく告げられ、強引な行為を受け入れる。翌朝、准太は高人に何も告げないまま部屋を出ていってしまい、高人は別れを悟る。

その日の夜、准太は仕事終わりの綾木を待ち伏せて店に連れ込み、高人を抱いていないことを確認しようとする。准太は高人がもし他の男に抱かれていれば身体の異変に自分が気づくはずだが、昨晩の高人を抱いた際に特に変わりはなかったので「綾木は高人を抱いていない」と推測していたのであった。そして、綾木がこれ以上高人にちょっかいを出さないよう、綾木が枕営業をしていることを喋らせて録音し弱みを握ることに成功する。収穫を得た准太が店を出ると、高人から准太の部屋にいるというメールが来ていることに気づき急いで部屋に帰る。高人は「1度も使わずに返すのもなんだと思って」と伝え、合鍵を返しに来たという。准太はその合鍵を奪い取り、ここに来た理由はそれだけかと問い詰め、高人は泣きながらまだ准太のことが好きであること、綾木と身体の関係を持つつもりは無かったと泣き始める。そんな高人を准太は抱きよせ、綾木に抱かれたと勘違いしている高人に本当は何もなかったと確認したことを伝え、2人は仲直りをした。
その後、綾木が絡んできても高人は軽くあしらうようになる。そうした態度をとるようになったのは、准太が高人に嘘の情報を刷り込んでいたからであった。その情報とは綾木は彼女にフラれたばかりで、また友達もいないかわいそうな「ぼっち」であった為、高人にかまってほしくて今回の酷い悪戯をしたのだというものであった。この事をきっかけに綾木は高人からぼっちキャラとして扱われるようになる。

パパラッチ編

舞台『紅葉鬼』が千秋楽を迎えた後、高人と准太が共演した『真昼の星』のドラマ化が決まる。担当のプロデューサーが付き合いの長い卯坂和臣(うさかかずおみ)であることを知った高人は挨拶に行く。その際に卯坂はドラマへの起用を考えていた女優のスクープ写真がゴシップ紙に掲載されてしまった為、再度候補を考え直さなければいけなくなった事を伝える。高人も同様のことが起きれば降板させることになるので気を付けるように忠告をするが、プロ意識の高い高人は心配には及ばないと答える。
ただ、人気沸騰中の高人と准太は芸能ゴシップ誌の『週刊冬文』の記者から目をつけられていた。そして出版社からの依頼を受け、フリー報道カメラマンの長谷川次郎(はせがわじろう)が2人のスクープ写真を撮るために動き始める。長谷川の被写体を魅力的に撮るカメラマンとしての実力は業界の中でも有名であったが、親しくしていたアイドルのスキャンダル写真をゴシップ誌に提供したことで引退に追い込んだ後ろめたい過去を持つ。長谷川はスクープを撮るため高人と准太に張り込みを行うが、女性と交際している姿を確認できずにいた。高人と准太が仲良く男同士でつるんでいる姿しか見受けられない日が続くが、階段から落ちた高人を准太が抱きかかえる場面に遭遇した時に、顔を赤らめている高人の表情から2人が恋人同士なのではないかと推測するようになる。そして長谷川は准太の部屋の前で張り込み、仕事から帰ってきた2人がキスしているところを写真に収める。
翌日、高人は事務所に呼び出され、明日刊行の『週刊冬文』に高人が若い男性に階段の前で抱きしめられている写真が掲載されるとの情報があったとのことを伝えられる。それは高人が階段から落ちた時に准太に助けてもらった時の写真であった。相手の名前は公開されていなかったが、今後のリスクを考えて高人は卯坂に謝罪をしてドラマ『真昼の星』を降板することを決める。打合せを終えて高人がテレ日から出てくると、長谷川が待ち伏せしていた。あんなガセネタが出たところで世間の興味は長続きしないと長谷川に対して強気の高人であったが、この写真が出たらどうかと准太とキスしている写真を見せられる。高人がもっといいネタを撮らせてくれるのであれば、この写真は出版社に渡さないで消すという条件を持ち出され、准太を守るためにもその条件を受けることを決める。また長谷川が要求してくるネタによっては、自身の俳優としての道が閉ざされる可能性もあると覚悟した高人は准太を巻き込まないために別れを決意するのであった。高人に別れを告げられた准太は所属事務所の社長である三ツ谷絽美緒(みつやろみお)やマネージャーの田口守(たぐちまもる)に心配されるほど苛立ちを隠せない状態となる。

准太と別れた後、長谷川から連絡がこないので高人は自分から会いに行くが、取引の必要がなくなったと告げられる。その理由は准太が『魔女の雫』で共演している女優の黒川百合江(くろかわゆりえ)と付き合っていることを長谷川に直接ほのめかしてきて、より新しいネタを提供してきたためと知る。准太と百合江のスクープ写真を見て、早くも新しい恋人に乗り換えた准太に怒り落ち込む高人。相手のためと思って別れを切り出したのは自分であるが、離れる覚悟ができてなかったことを実感する。ただ、このスクープ写真は准太と後輩俳優である成宮涼(なるみやりょう)を含む共演者達がドラマの話題づくりのためという建前の元、『週刊冬文』の記者に嘘の記事を書かせて世の中の信頼を失わさせるために行った嘘のネタ作りであった。その事をテレビのインタビューで明らかにした准太は、その前に掲載された高人が若い男性に抱きしめられている写真の相手が自分であり、あれはあくまで階段で転んだ高人を助けた時の写真であったことも告白する。そこから高人がおっちょこちょいであるという話にすり替え、世の中の注目を熱愛から逸らすことに成功する。その様子を見ていた高人は准太の仕事場まで迎えに行き、ペアリングを渡して復縁することとなる。また世の中に『週刊冬文』の記事がデマであったと認識させられた為、高人は『真昼の星』へ再度出演できることとなる。高人の再起用を決めた卯坂が道端で偶然大学の先輩であった在須清崇(ありすきよたか)と再会するところでパパラッチ編は終わる。

『抱かれたい男1位に脅されています。』の登場人物・キャラクター

俳優・タレント

西條高人(さいじょう たかと)

出典: animeanime.jp

CV:高橋広樹/松田颯水(幼少期)

子役時代から活躍する芸歴20年の実力派人気俳優。大手芸能事務所である日東芸能に所属している。通称は「トータカ」。どんな役でも完璧にこなす天才。俳優業へまじめに取り組む姿やその才能から業界関係者からの信頼は厚く、本人も自身の実績に自負がある。表向きには謙虚で大人な態度を見せるが、裏では新人俳優と共演する際には相手を値踏みをしたり、厳しく指導する一面がある。酒癖が悪く、酔っぱらうと枝豆をひたすらに剥き続けて爪楊枝に刺すなどの謎の行動をし始める。その為、お酒による失態も多い。クールな見た目であるが、実は甘いものが大好きでイライラするとホットチョコレートを何本もがぶ飲みしたり、家でホールケーキの一気食いをする癖がある。『ani・ani』という女性誌で年に1度特集されている「抱かれたい男ランキング」では1位を5年連続で獲得しており、周りにはランキングの結果を気にしていないように振舞っているが、実は結果が出ればすぐ確認をし毎年1位を獲得している自分を自画自賛をしている。しかし、新人俳優であり、映画『真昼の星』での共演が決まっている准太に1位の座を奪われたことにより、屈辱の2位へランクダウンをしてしまう。その事をきっかけに准太へ敵対心を抱くようになるが、逆に高人に対して恋心を抱いている准太に猛烈なアプローチを受けるようになる。最初は戸惑いを隠せない高人であったが、准太の深い愛情を受けて次第に惹かれるようになっていく。
4月20日生まれのA型、身長176センチ。進学校で有名な秀泉学園出身。

東谷准太(あずまや じゅんた)

CV:小野友樹

芸歴3年の人気タレントで、高人との共演をきっかけに俳優業に専念して活動している。三ツ谷絽美雄が代表を務めるMITSUYAプロダクションに所属している。デリバリーピザのバイトをしていた時にMITSUYAプロダクションへ配達に来て、その際にスカウトされた。11月11日生まれのO型。スペイン人のクォーターで190㎝の長身の持ち主。体つきは筋肉質であるが、たくましい体形とは反対に笑顔が可愛らしく、無理なお願いも笑顔ひとつで相手に受けさせてしまう一面がある。高人の5年連続記録を打ち切り「抱かれたい男」1位になってしまったことで、最初は高人に敵視されていた。
キラキラした容姿や人懐っこい性格から、ファンや業界関係者からは「天使」と崇められている。ただ恋人の高人に対しては常に全力の愛情を注いでおり、その様は天使のように「キラキラ」しているものでは決してなく「ギラギラ」としているため、高人は「発情天使」と考えている。また嫉妬深い一面があり、高人に手を出した相手へ仕返しをする姿は悪魔のようである。通称はないが、高人からは「チュン太」と呼ばれている。恵まれた容姿となんでもこなせる器用な性格が故に、幼少期から執着心がなく、一生懸命になれることを見つけられないまま目標もなく無気力のまま生きていた。芸能界に入ってもその価値観は変わらず目指すものがないまま活動をしていたが、高人との共演をきっかけに高人の俳優としての才能に惹かれ、また高人自身に強い恋心と執着心を抱くようになる。そして、自身の初主演作品である『真昼の星』で高人と再共演をする事をきっかけに熱烈なアプローチをし始め、恋人となる。ストーカー気質で高人のスケジュールは常に把握し、できる限り仕事終わりには愛車で迎えに行っている。ストレスが溜まると激辛のミントタブレットを大量にかみ砕く癖がある。高人用とそれ以外(仕事、プライベート)用のスマホを2台持ちしている。

綾木千広(あやぎ ちひろ)

出典: news.nicovideo.jp

CV:佐藤拓也

芸歴3年の若手俳優。所属している芸能事務所はジャパンアーツ。准太とほとんど同時期に芸能界入りをしている。もともと小遣い稼ぎのつもりでモデルをしていた。大学時代に知り合った女性プロデューサーと身体の関係を持つようになり、力のある芸能事務所に紹介してもらう。以降は芸能界で影響力のある女性に対して枕営業をすることで、俳優としての仕事を得ている。世渡り上手で要領よく仕事を得てきたため熱意がなく、初主演の舞台稽古初日を欠席するなど軽く見ていた。ただ舞台稽古をしていく中で才能豊かな高人から刺激を受けることにより、俳優業と真摯に向き合う様になる。最初は高人のことをむかつく先輩と思っていたが、次第に恋心を抱くようになる。バーテンダーとして働いていた経験があり、稽古後の飲み会で高人にお酒をたくさん飲ませて酔わせた後にホテルに連れていき身体の関係を持とうとするが、断念。その後、准太に枕営業をしているという自白を録音されてしまい、高人にアプローチをしようとする度にその弱みをチラつかせて脅されるようになる。准太の「悪魔」的な面を知る数少ない人物の1人。初主演舞台を成功させてからは、枕営業を止めて実力で仕事を得ている。高人が好きなことは変わらないが、良い先輩後輩の関係を保っている。高人に恋心を抱きながらも、パパラッチ編で高人と准太の関係が危うくなった時には心配を隠せない優しい一面も持つ。作品内での通称ではないが、制作者からは綾木の「木」の部分を取って「ギギギ」と呼ばれている。

成宮涼(なるみや りょう)

出典: animemiru.jp

CV:内田雄馬

高校2年生のアイドル系若手俳優。所属している芸能事務所はGalaxy。明るく素直な性格をしており、初対面の若手を値踏みする高人からも好感を得ている。高人が通っていた進学校に通っており、俳優業と勉学の両立をしている。ドラマの共演をきっかけに准太を慕っており、また完全に天使だと信じ込んでいる。高人と准太が恋人関係にあることには気づいていない。准太から制服を貸してほしいなどと用途不明のお願い事をされても天使の笑顔に流され上手く丸め込まれ、深く考えずに受けている。純粋で人を疑うことがない青年。

黒川百合江(くろかわ ゆりえ)

0pSyoto007
0pSyoto007
@0pSyoto007

Related Articles関連記事

ニセコイ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ニセコイ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ニセコイ』とは古味直志による、2011年から2016年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された恋愛漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。ヤクザの二代目という点以外は、ごく普通の高校生である一条楽。そして彼の前に現れた転校生・桐崎千棘。二人は家の事情でニセモノの恋人関係を演じることになる。恋愛や友情、家族を通して二人や周囲の人々が成長していく青春ラブコメディ。

Read Article

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

Read Article

ニセコイの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ニセコイの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ニセコイ』とは、ジャンプNEXT2011年WINTERに読切掲載後、週刊少年ジャンプで4年9ヵ月間連載された古味直志のラブコメ作品。2018年に実写映画が公開。幼い時に交わした約束が作品の軸で、『”10年前の約束の女の子”は私だ!』と偽物の彼女と恋の争いが展開される。最近では珍しく青春・思春期・初恋を描いた「王道のラブコメ作品」として人気を博し、若年層の恋愛に響くセリフが中高生を中心に評価を得ている。

Read Article

【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!

【人気漫画】2007年~2018年の週刊少年ジャンプ打ち切り・終了マンガまとめ!

週刊少年ジャンプ連載作品で、2007年1号以降に終了した作品をすべて順に紹介します。『週刊少年ジャンプ』は、集英社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌。略称は『ジャンプ』『WJ』 。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊し、翌1969年より週刊となり『週刊少年ジャンプ』に改名した。

Read Article

週刊少年ジャンプの連載版と読み切り版を比較!設定の違いをまとめて紹介

週刊少年ジャンプの連載版と読み切り版を比較!設定の違いをまとめて紹介

『週刊少年ジャンプ』で連載が開始される前に、読者に周知する目的で掲載されることが多い「読み切り版」。中には「連載版」と「読み切り版」で設定が大きく変更されている作品もたくさんあるのだ。記事内では『食戟のソーマ』『NARUTO』『SKET DANCE』『キン肉マン』『DEATH NOTE』などの作品について、「読み切り版」と「連載版」の設定の違いをまとめて紹介している。

Read Article

目次 - Contents