金色のガッシュ!!(ガッシュベル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『金色のガッシュ!!』とは、2001年より週刊少年サンデーで連載されていた、雷句誠による漫画。それを原作としたテレビアニメが『金色のガッシュベル!!』である。天才中学生、高嶺清麿の前に謎の少年ガッシュが現れる。この出会いによって清麿の生活は一変。不思議な本を手に、魔界の王を決める戦いに参加することになる。「優しい王様」になるために戦う中で出会いと別れを繰り返し、彼らは強くたくましく成長していく。

『金色のガッシュ!!』の概要

『金色のガッシュ!!』とは、作者の雷句誠が2001年から2008年まで少年サンデーで連載した漫画である。これを原作としたアニメが2003年4月~2006年3月まで放送された。単行本は全33巻、323話+特別編。作者の雷句誠は第48回(2002年度)小学館漫画賞受賞、第37回講談社漫画賞を受賞している。雷句誠は上京後、大ファンだった藤田和日郎(『うしおととら』『からくりサーカス』の作者)のアシスタントを6年間務めている。
モチノキ第二中学校の2年生になった高嶺清磨はMIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえも簡単に理解してしまう程の頭脳の持主。しかしその頭の良さに嫉妬するものも多くクラスに馴染めずにいた。そんな不登校で家に引きこもりがちな清磨の元に突如、大鷲にぶら下がり空を飛んできた全裸の子供ガッシュ・ベル。ガッシュは遠い魔界から来た魔物の子供だった。魔界では千年に一度、王を決める魔物同士の戦いがある。その戦いには100人の魔物の子供達が参加させられた。魔物達はそれぞれ本を持たされていた。ガッシュはその魔物の子の内の一人だった。戦いには人間の力を借りなければならない為、魔物達はまずパートナー探しから始める。それぞれペアを組み戦いが繰り広げられる。パートナーが本に書かれている術を読み上げ魔物の体から発動する。本が燃やされると魔物は魔界へと帰され王の戦いから脱落する。魔物同士の友情、魔物と人間との絆が生まれていく。容赦なく襲ってくる残酷冷徹な魔物達。そして憎めない愉快な魔物達も居る中で果たして王になるのは誰か。この戦いに終わりはあるのか。人間と魔物達の切なくも暖かい物語である。魔物とは言えまだ幼い子供達に強いられる王を決める戦い。戦いを拒む者、どんな卑怯な手を使ってでも勝利しようとする者。そんな中でも助け合い絆を深めていく人間と魔物のストーリーは今でもファンを魅了する作品となっている。

『金色のガッシュ!!』のあらすじ・ストーリー

清麿とガッシュの出会い

中学生でありながら海外の大学の論文を容易く読み解いてしまう頭脳を持つ高嶺清磨(たかみね きよまろ)は、クラスメイトに馴染めず不登校になっていた。日々を無為に過ごす清麿の前にある日「ガッシュ・ベル」と名乗る子どもが現れる。ガッシュは記憶喪失になって困っているところをイギリスにいる清麿の父に助けられ、その恩返しをするために息子の清麿のところに現れたのだ。ガッシュは赤い本を持っており、その本は清麿の頭脳をもってしてもほとんど読み解くことができなかった。しかし「第一の呪文ザケル」という一文だけが読める状態になっている、不思議な本だった。

ガッシュを危険視する清磨に母の華はガッシュの面倒を見る事、学校へ行く事を命じた。嫌気が差した清磨はガッシュから赤い本を奪い渋々、学校へと向かった。教室で赤い本の解読を試みるが最初の一行「第一の呪文ザケル」と何故かこれだけが読める事に頭脳明晰の清磨も頭を抱える。そこにひそひそと聞こえる嫌な声の群れ。クラスメイト達は清磨の頭の良さを妬み嫉みの言葉の羅列で突き刺す。清磨は今までずっとこれに一人で耐えていたのだった。

そしてガッシュも清磨の隣でひっそりと聞いていた。清磨が何故、学校に行くのを拒絶していたのかを知る。ガッシュは清磨に友達を作る為「正義の味方作戦」を提案した。面倒だと思った清磨はあしらう為、「屋上に居る不良をやっつけよう。自分は後から行く」とガッシュ一人で行かせた。とっとと帰ろうとするも気になり覗きに行ってみるとそこにはボロボロのガッシュとクラスメイトの水野鈴芽(みずのすずめ)がいたのである。

鈴芽が不良の金山からお金を奪われそうな所をガッシュが守る為、どんなに殴られ蹴られても「もうすぐ清磨が助けに来るから大丈夫」と言い張る。金山は「来るわけがない。清磨は自分以外クズだと思っている」「肩を持つ奴はいない」「あいつは永遠に来なくていい」「来て欲しいと思っている奴はいない」とガッシュに言う。だがそれを聞いたガッシュは怒り叫んだ。
出会ったばかりなのに自分の気持ちを即座に気付いて貰えた清磨は言葉を無くす。

「これ以上私の友達を侮辱してみろ‼お前のその口切り裂いてみせるぞ!」とガッシュは涙を流し、金山に友を守る言葉を投げつけた。それを聞いた清磨は自分のきもちを理解し味方になってくれたのが嬉しくて涙を流した。今まで喧嘩した事などない清磨だが誰かを守る事の大切さを体で感じる。そして清磨は「何故朝ガッシュは電撃を流したのか?どうやって出したのか?」と考えを巡らせた。清磨は自然と「ふざけるな!」と唱えていたことに気付く。そして「ザケル」と大きな声で叫ぶと、朝出した時よりも遥かに大きい電撃を出した。
このこの件により二人の距離はぐんと縮まり鈴芽もまた自分も友達だと清磨に告げたのであった。

その後も二人は「正義の味方作戦」を決行した。銀行に立て籠る強盗をニュースで知ったのである。そこには又もや鈴芽の姿があった。助けに向かうか迷う清磨に「走れ!考えるな!」とガッシュにカツを入れられとうとう強盗を倒し人質を助けた。

翌日から学校に行くとクラスメイトの様子がおかしいことに気付く。いつもの自分を攻撃する眼差しとは違い尊敬の眼差しにも見えた。その理由は前日の強盗事件が新聞に載った事だった。周りの目が一気に変わり、クラスメイトからは話を聞かせてくれと自分を囲み出したのである。キラキラとした表情で話す清磨を見てガッシュも嬉しそうに傍らで微笑んだ。

魔界の王を巡る戦い

清麿とガッシュのもとに、本を持った人間とガッシュのような不思議な生物が現れて戦いを挑んでくるようになる。その生物やガッシュは「魔物」であり、本を持った人間が呪文を唱えることで強力な魔法を使うことができるということが判明した。ガッシュは人間ではなかったのだ。
混乱する清麿はガッシュと仲たがいしてしまう。ひとりでいた清麿の前に、シェリーという少女とブラゴという少年が現れる。ブラゴは魔物の子で、シェリーはそのパートナーだった。シェリーは清麿に魔物について説明する。
・ガッシュやブラゴは魔界からきた魔物
・人間界に100人の魔物の子が放たれている
・魔界では1000年に一度、王を決める戦いがある
・魔界で選ばれた子どもたちはひとり1冊の本を持って人間界に送られ、人間に育てられながら王の座をかけて戦う
・本は人間の心の力を源としていて、魔物の能力を開発する仕様説明書のようなもの
・本が燃えてなくなると失格になり、魔物の子は魔界へ送り返される
・互いの本を燃やしあう戦いに生き残った最後の一人が王になる
シェリーとブラゴは清麿に本を渡すように要求するが、清麿は拒否する。清麿は戻ってきたガッシュと共に戦い、ブラゴの本を燃やすことはできなかったもののその場を切り抜ける。
ガッシュはブラゴの「お前は魔界で落ちこぼれだった、魔界に帰ってもひとりだ」という言葉に傷つくが、清麿はガッシュを「友達だ」と断言する。
清麿はガッシュのために戦うことを決めるのだった。

「優しい王様」を目指して

ガッシュは記憶が戻らないこともあり、戦うことに乗り気になれなかった。あるときガッシュと清麿はコルルという魔物の少女に出会う。コルルはパートナーの女性、しおりと仲良く暮らしていたが、戦いを好まない優しい性格だった。しかし戦いを嫌う魔物は他の魔物を前にすると理性を失い凶暴な性格になるように操られていた。コルルは涙ながらにガッシュに本を燃やしてもらい、大好きなしおりと別れることになってしまった。
望まぬ戦いをさせられ、大好きな友達と無理矢理引き離されるコルルを見たガッシュは、「この戦いを勝ち抜いて優しい王様になる」と決意する。

集う仲間たち

清麿とガッシュは様々な魔物とそのパートナーに出会っていく。
超人気俳優のフォルゴレは、臆病だがお調子者の魔物キャンチョメと共に清麿の前に現れた。魔界でガッシュの友達だったというキャンチョメと大スターだが女好きでスケベなフォルゴレは、清麿たちを振り回すだけ振り回して「また来るよ!」とさわやかにイタリアへ帰って行き、彼の怒りを誘った。
日本でアイドルをしている恵と勝ち気な性格のティオとは、清麿が友達からチケットを貰ったライブ会場で出会った。ティオは魔界にいた頃のガッシュの幼馴染だ。ティオは魔界で仲が良かったはずのマルスという少年に、人間界で会った途端容赦なく攻撃された経験があり、他人を信じられなくなっていた。恵のライブ会場でガッシュと再会したところをマルスに襲われ、清麿とガッシュに助けられてからは信頼できる仲間ができたことを実感し、ガッシュと同じ「優しい王様」を目指すことに決める。
リィエンとウォンレイは、人間と魔物でありながら恋人同士の仲だ。ウォンレイは魔物の戦いにリィエンを巻き込むことを恐れて、一度は彼女を拒絶するが、清麿の説得を受けてリィエンを守り抜く覚悟を決める。人間と魔物である以上、いつかは別れなければならないと理解しており、ウォンレイは自分の戦う姿をリィエンの心に残すため、リィエンはそれを忘れないために戦う。ガッシュの「優しい王様」という目標を聞いたウォンレイは自身の目標を「守る王」に定めるのだった。
清麿とガッシュは国籍も立場も考え方も様々な人々と関わり、世界を広げていく。

「1000年前の魔物」による騒乱

1000年前の戦いでとある魔物によって石にされたまま放置されていた魔物たちをゾフィスという魔物が蘇らせ、一大勢力を築くという事件が起きた。ゾフィスは人間の心を操る能力を持っており、1000年前の魔物と適合する人間を洗脳してパートナーにし、配下に置いていた。支配欲が強く邪悪な性格のゾフィスは、シェリーの親友ココをパートナーとして操り、悪行の限りを尽くしていた。シェリーはココを助けるために戦っていたのだ。
清麿とガッシュは仲間たちと共にゾフィスの本拠地に乗り込み、1000年前の魔物たちの力の源である「月の石」を破壊する。
一方、シェリーとブラゴはゾフィスに対峙していたが、ゾフィスに操られたココの非情な言葉でシェリーは心を折られてしまう。ブラゴはひとりでゾフィスに立ち向かうが、シェリーがいなければ呪文を使えない。ブラゴはシェリーを激しく叱咤し、シェリーは再び立ち上がる。真っ向からの勝負ではゾフィスはブラゴに歯が立たず、ブラゴが勝利する。
ゾフィスは「ココに悪行の記憶を残して苦しめる」と言ってシェリーを脅そうとするが、ブラゴに「魔界に帰った後も俺から逃げ続ける生活を送りたいか」と脅されてココからゾフィスに関する記憶を消し、本を燃やされて魔界へ帰った。
シェリーは親友を取り戻し、ココはゾフィスの記憶を消去されて平和な生活に戻っていった。シェリーはこれまでココを助けるために戦ってきたが、これからはブラゴを王にするために戦うと誓う。

ファウード起動

1000年前の魔界で作られた兵器ファウードが人間界に現れる。リオウという魔物がそれを使って王になろうと画策し、軍事力を盾に多くの魔物を傘下に従えた。リオウは呪いの力を持っており、リィエンに呪いがかけられたことでウォンレイも協力せざるを得なくなり、ガッシュたちと対立する。
ガッシュと清麿はウォンレイのことを諦めずに助け出す。ウォンレイは裏切ったにも関わらず助けてくれたガッシュたちを守るために戦い始める。ウォンレイはリオウの配下の魔物からリィエン、恵、ティオを守るために戦いに挑む。壁越しではあったがリィエンの目には、ウォンレイの「守る王」の姿が見えていた。戦いが終わった後、リィエンたちの前には両手を広げた人型の壁が残っていた。壁の前にはウォンレイの髪留めが落ちており、「ずっと一緒に」と刻まれていたのだった。
その後、激しい戦いの中でリオウはガッシュと清麿を追い詰めるが、ゼオンという魔物にあっけなく倒されてしまう。ファウードはゼオンの手に渡った。
ガッシュと瓜二つの容姿をしたゼオンの正体は、現魔王のダウワン・ベルの息子にして、ガッシュの双子の兄だった。

ゼオンとの和解

ゼオンは父のもとで虐待にも等しい英才教育を受けて育った。しかし父の最強呪文「バオウ・ザケルガ」がガッシュに受け継がれたことでガッシュを憎むようになる。
ガッシュは生後すぐに父からバオウを受け継いだが、力が悪用されることを防ぐため、身分を隠して庶民のところに預けられることになった。ガッシュ自身は里親から奴隷のように扱われ、心の荒み切った生活をしてきたが、ゼオンにはバオウを受け継いだガッシュがなんの苦労もせずに遊んで暮らしているくせに、自分と同じ魔王の候補に選ばれたように見えていた。ゼオンはガッシュを激しく憎み、人間界に来てすぐにガッシュを襲撃して瀕死の重傷を負わせ、名前以外の記憶を全て奪っていた。
ガッシュは兄とは会ったこともなかったが、里親のもとで暮らしているときに偶然、本当の両親と兄がいることを知り、心から喜んでいた。人生に絶望していたガッシュは王家の家族として振舞おうと考えて言葉遣いを変え、日々を明るく過ごすようになった。
バオウ・ザケルガは術者を食らう恐ろしい術で、年老いた魔王が制御しきれなくなり、断腸の思いで息子に受け継がせたものだった。バオウは憎悪などの強い感情を糧にする術であったため、負の感情の影響を受けやすい資質を持っていたゼオンではなくガッシュが選ばれた。ゼオンが受け継いでいればたちまち術に心身を食い尽くされ、魔界を滅ぼしてしまっていたのだ。
ゼオンとガッシュは正面からぶつかり、激しい戦いを繰り広げる。戦いの中でガッシュの記憶を垣間見たゼオンは、自分の考えていた「なんの苦労もせず能天気に暮らしている」という弟像が間違っていたことを知り、ガッシュにバオウが受け継がれた本当の理由を知る。ゼオンに勝利したガッシュは「魔界に帰ったら本当の家族として暮らそう」と約束し、ゼオンを見送る。
ファウードはゼオンの力を借りたガッシュのバオウ・ザケルガで停止し、魔界に帰された。

クリア・ノートの魔手

ゼオンと和解したガッシュと清麿のもとにアシュロンという魔物が尋ねてくる。アシュロンはガッシュに力の使い方を教えるなど協力的だった。アシュロンによると、クリア・ノートという魔物が魔界を滅ぼそうとしているという。
クリアは自身を「魔物を滅ぼす存在」という思想と使命感を持っていた。どんなに強い魔物でも敵わない「消滅」の力を持っており、王になってすべての魔物を滅ぼし、魔界を消滅させ、自分も自害するということを目的としていた。

フランスにいるシェリーとブラゴのもとにクリアが現れる。強力な魔法を持つブラゴでもクリアに太刀打ちすることができない。アシュロンと共に清麿とガッシュも参戦する。アシュロンの捨て身の攻撃でクリアに重傷を負わせることができたが取り逃がしてしまう。クリアは10ヶ月後に回復すると同時に完全体になると言い残して撤退した。
清麿たちはゼオンのパートナーだったデュフォーの力を借りて修行に励み、クリアに対抗する力を身に着ける。

弱かったキャンチョメは「変化」の力を進化させて別人のような強さを身に着け、敵対した相手の認識だけではなく心をも完璧に騙しきる能力を手に入れた。それまで臆病だった反動でキャンチョメは力に溺れてしまいそうになるが、フォルゴレが体を張って説得し、もとの優しさを取り戻した。しかしクリアの遠距離攻撃でキャンチョメの本が燃えてしまい、ふたりは涙を流して抱き合いながら別れることになった。
清麿たちは完全復活を果たしたクリアと決着をつけるためにクリアのもとへ急ぐ。道中、守りの力を持つティオが死力を尽くしてガッシュを守り抜き、本が燃えて魔界へ帰ってしまった。

クリアのもとに辿り着いた清麿とガッシュは、シェリー、ブラゴと協力してクリアに立ち向かうが、クリアの圧倒的な力の前に倒れてしまう。
それでも諦めずに立ち向かうガッシュの前で、清麿が持つ本が金色に輝きだした。魔界に帰った仲間たちの魂がガッシュの本に宿ったのだ。仲間たちの力でガッシュとブラゴは回復してクリアを追い詰める。

クリアは宇宙空間まで逃れて地球を滅亡させようとするが、ガッシュと清麿が後を追う。ブラゴもガッシュに力を送り、さらにゼオンがガッシュの背中を押したことで、バオウ・ザケルガの究極形態である「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」を放ち、ガッシュはクリアを打ち倒した。

永久の友情と最後の戦い

クリアとの戦いが終わり、人間界に残ったのはガッシュとブラゴだけになっていた。
清麿が中学校の卒業式を迎えた後、清麿とガッシュ、シェリーとブラゴは一騎打ちをすることになる。
ガッシュとブラゴは互いの全力を正々堂々ぶつけあう。勝ったのはガッシュだった。ブラゴは本を守ろうとするシェリーの手を握り、「お前がパートナーで俺は幸せだった」と言い残す。ブラゴは本よりシェリーを守ることを選択したのだった。
ブラゴは魔界へ帰り、ガッシュは魔界の王になった。するとガッシュの本に清麿にあてたメッセージが現れる。もしガッシュと戦ってきた記憶を忘れたいなら、記憶を消して望むだけの財産を与える。逆に、ガッシュの記憶を残したいなら財産は与えないという。清麿は迷うことなくガッシュとの思い出を選んだ。
ガッシュは次の王として魔界に帰り、清麿とガッシュは別れた。
魔界に帰ったガッシュは王になるための勉強をはじめる。あるとき、一度だけ人間界に手紙を贈ることが許されたため、清麿にあてて手紙を書いた。
ガッシュと清麿が戦ったクリアは記憶と「消滅」の力を失い、新しい体を得て平和に暮らしているという。このことはガッシュと清麿しか知らない。
本が消えた今、魔物が人間界へ行く方法はない。しかし、いつかきっと人間界に行く方法を見つけて清麿に会いに行くとガッシュは決意する。「また会う時はお互い胸を張って会える大人に成長していよう。約束だぞ清麿。」という手紙を受け取った清麿も、「また会おう」と答えるのだった。

『金色のガッシュ!!』の登場人物・キャラクター

主要人物

高嶺清麿

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