最近ポールは「グランデュードのまほうのコンパス」という絵本を出版したり、名曲「ヘイ・ジュード」はジョンの最初の妻シンシアとの間に生まれたジュリアン・レノンの孤独を癒すために作られたなど子供たちに寄せる気持ちはビートルズのなかでも人一倍。
 そしてこの子供たちが口ずさむことを期待して作られたアニメ『イエロー・サブマリーン』の挿入曲を集めたアルバムは異彩を放っている。
 ビートルズの面々はそれほど力を入れて取り組まず、内心どうでも良いと考えていた節がある。ところが、批評家たちは「娯楽アニメの枠を超えた芸術性の高い作品」と絶賛した。
 ビートルズの面々が上機嫌だったのは容易に想像できる。
 ところでこのアルバムの1曲目はリンゴが歌ったテーマ曲『イエロー・サブマリーン』。
数あるリンゴのボーカル曲の中で最も有名な曲。少しとぼけた感じのボーカルと潜水艦が水中を潜航したり海上へ浮き上がったりするところの機械音や乗組員の掛け声が、アニメーションに効果的に使われている。

『イエロー・サブマリーン』
楽しいアニメに合わせてリンゴが歌う。

 
【歌詞の一節】
 ”ぼくが 生まれた町に ひとりの男が住んでいて そのひとは海を
 行く人だった 彼はぼくたちに 語ってくれた サブマリーンの国での
 生活のことを 
 そこでぼくたちは 太陽に向かって 船を出した そしてやがて 緑の海が見つかった
 そしてぼくたちは 波の下に住んだ ぼくたちのイエロー・サブマリーンのなかで
 ぼくたちはみんな イエロー・サブマリーンの なかで暮らした
 イエロー・サブマリーン イエロー・サブマリーン
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”

(角川文庫 ビートルズ詩集(2) 片岡義男 訳より)


<懐かしいリバプール旅行の一コマ>
①リバプール港近くにあるビートルズのみのミュージアムにあるイエロー・サブマリーンの巨大な模型
076


②同じくビートルズのミュージアムにあるマジカル・ミステリー・ツアー・コーナーの魔法の鏡
073







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