The BEATLES Cover Unit さいもん

私たち「さいもん」は、主にアコースティックでビートルズカバーをやっています。 数あるビートルズ 曲の中でも、美しいメロディーやコーラスがいいなと思った曲を、 素直に、シンプルに、楽しく、表現することを心がけています。   私たちにとって偉大な存在であるビートルズ に敬意を表して、 ビートルマニア視点ながらも、ビートルズ を知らない、 一人でも多くの人に、ちょっとでもビートルズっていいんだなと思ってくれると幸いです。   東京、埼玉、千葉のライブハウスや、ライブバーのイベントに出没して ビートルズを楽しく

Nowhere Man(ひとりぼっちのあいつ)

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Nowhere Man=無益で役に立たない男

のことを歌った歌です。

 

“Nowhere Man please listen”

“ノーウェアマン、聞いてくれ” という歌詞がありますが、

これはジョンレノン自身のことを歌っているそうです。

ジョンレノンのような天才も行き詰まることがあったんですよね。

 

新曲を書こうとしても書けず、考えても何も浮かばないとウンザリし、

みじめで孤独な気分で横になろうとした時に、

自分はNowhere Manだと思った。

自分は何者で、どこにいて、この先の人生をどう過ごせばいいのかわからない---

 

歌詞の世界ではNowhere Manに対して、

無益で役に立たない、物事が見えていない、などとだいぶ否定していましたが、

後半に進むとムードが変わります。

 

“ノーウェアマン、心配いらないよ

自分のペースで、ゆっくりやればいい

誰かが手を貸してくれるまで、全部放っておけばいいんだ”

 

 

映画『Yellow Submarine』で、

ビートルズ4人の前に、風変わりな学者「ジェレミー」が現れます。

自分を物理学者、才能ある画家・・・など何でも知っていると言います。

ジョンらはそんなジェレミーを煙たがっていたのですが、ジェレミーがサブマリンを修理し、いよいよ旅立つという時に、 ひとり残されるジェレミーを放っておけないと思ったリンゴが、

「一緒に来ない?」

と誘うのです。

結果、ビートルズとジェレミーは一緒にペッパーランドへ向かうのですが、 そこでかかっていた曲が、Nowhere Manでした。