フェードアウトの終わらせ方(13)「Let It Be」編

本連載の第13弾はビートルズのアルバム『Let It Be』を取り上げます。主旨については第一弾の投稿をご覧ください。

13曲中3曲と少な目です。ライブ演奏がコンセプトの曲が中心であるためです。
Two Of Us
Across The Universe
Dig It

Two Of Us

原曲の通り手動フェードアウトで良い気もしますが、ポール・マッカートニーはライブでしっかり終わらせています。ボツになったロックバージョンを彷彿とさせます。

Across The Universe

Jai Guru Devaとアカペラで終わるのが一般的のようです。このとき、ビートルズがゲットバック・セッションで試していたようにハーモニーを加えるのも良いでしょう。

ビートルズ本人はイントロに戻る案も提示しています。

Dig it

公式にはグリン・ジョンズのミックスが公開されていますが、元々即興性が高い演奏なのでどのように工夫しても観客に拒否反応は生じにくいと思います。