GIMME AN INCH GIRL/IAIN MATTHEWS | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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GIMME AN INCH GIRL b/w SAIL MY SOUL/IAIN MATTHEWS
IAIN MATTHEWSと言ってもピンと来る方は少ないんじゃないかと思いますが、
このIAIN MATTHEWSはFairport Conventionのオリジナル・メンバーで、
グループ脱退後ソロで活動していました。
あまり目立ったヒットもなかったので知らないのも当然なんですが、
私がちょうどラジオで洋楽を聴き出した頃にピンポイントでヒットを出したんです。
IAIN MATTHEWSを初めて知ったのは79年にヒットした「Shake It」でした。
多分知っているとすればこの曲だと思いますが・・・
「Shake It」がヒットした頃はAOR的な曲もたくさん出ていたので
そういう枠の中で聴かれていたような感じがします。
私もすごく軽い感じでメロディも心地よかったので好きだったんですが、
ずっとこの曲は彼のオリジナルだと思っていたら、77年にTerence Boylanが
作った曲だったんですよね・・・
その「Shake It」のヒットで注目を浴びていたので、『Stealin' Home』からの
2ndシングルはどういう曲なんだろうと期待していたところに発表されたのが
今回アップした「GIMME AN INCH GIRL」だったんです。
当初この曲を聴いた時は「Shake It」のような爽やかで明るい曲ではなかったので、
少々戸惑ってしまいましたけど、ややブルーな雰囲気ながらも、とても都会的な
雰囲気を持った感じのナンバーでしたから、大人気分でこの曲を聴いていました。
この「GIMME AN INCH GIRL」を聴いた時も勝手にIAIN MATTHEWSの
オリジナルだと思っていたら、この曲はRobert Palmerが作った曲で
75年に発表した『Pressure Drop』に収録されていたんです。
確かに曲のメロディを聴くとRobert Palmerが作っていそうな感じが
あるんですけど、まさか自分のソロアルバムからシングルカットした2曲が
どちらもカバーというのも少々気になってしまいます・・・・
まっ、私の場合は基本ヒットした曲は歌っている人が書いたオリジナルと
決めつけちゃっているところがありますからね・・・(^^;
それでもこの「GIMME AN INCH GIRL」はIAIN MATTHEWSの歌声に
すごくフィットしていて、曲に深みを感じさせてくれているんです。
そのへんがこの曲に大きなうねりがなくても惹きつけられる魅力に
なっているんだろうなって思いますね。
「GIMME AN INCH GIRL」を聴いている方もなんだか大人気分を
味わえていて、勝手に自分でいい音楽聴いているイケてる奴みたいな
妄想をしてしまいそうです・・・あくまでそういうイメージの曲ということです。
私の場合はこの曲のちょっとセンスの良い雰囲気が楽しめるのも
いいなぁ〜って思っていますけど、IAIN MATTHEWSの歌声にかなり惹かれて
いるような気がしますね・・・何気に淡々とした感じで歌っているようで
しっかり印象付けるこの歌声はやはり彼の魅力だと思います。
さてB面の「SAIL MY SOUL」はIAIN MATTHEWSのオリジナル曲です。
この曲はとても落ち着いた曲で、すごくゆったりとした空気に包まれるんです。
IAIN MATTHEWSの歌もしみじみと味わい深い感じが伝わってきそうで
それがたまらなく良いんですよ。
AORな感じではあるんですけど、渋さが上回っているというのか
心に染み込んでくるような雰囲気は、単純にAORと言ってしまうのは
違うような気がする素晴らしい曲です。
派手さはないですけど、ゆったりとした雰囲気だけで十分に聴く側に
響くものを持っているんじゃないでしょうか・・・
最後にこのシングルは79年にBillboardで67位まで上昇しています。