押すなよ絶対に押すなよ | こちらからは以上です。

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ボートレース・オートレースに関する事を〝斜め下〟目線から鈍く、緩く書いています

先日の事ですが、ビートたけしさんがTV番組のなかで、「熱湯風呂は実はそれほど熱くない」というような発言をしたことがちょっとしたニュースになっていました。この「熱湯風呂」についてはダチョウ俱楽部も以前より「本当に熱いかどうかはファンタジー」と公言しているように、見ている方も大半は本当に熱いとは思って見ていない。これはプロレスと一緒で、本当に熱いかどうかは重要ではなく、それを笑いにつなげる芸人の力量がやはり重要なのですね。ダチョウ俱楽部などは三人の息の合ったコンビネーションは熟練された〝芸〟であり、ぜひ2020年の東京五輪開会式にはダチョウ俱楽部の起用を心から願う次第であります(笑)。新国立競技場の大観衆が一斉に「どうぞ!どうぞ!」とやったら痛快ではないですか。

 

と、長々と書いてなにが言いたいのかと申しますと、やはり近年のボートレース、〝芸〟に長けた選手が少ない。ここでいう〝芸〟とは、レースを熱く見せる技術といいますか、昨日の浜名湖賞・優勝戦にも言えますが、せっかく地元勢が4人も乗ったのにそれほど深くもならない枠なりオールスローで、結局イン茅原選手の完封劇では正直少々ガッカリだ。もちろん坪井選手の動きを入れるかどうかというかけ引きの末にあの進入となったのでしょうが、坪井選手も「深くなっても一つでも内!」というようなガツガツとした動きではなく、他の選手も「絶対に入れない!」というような感じでなく、坪井選手がゴリゴリ来ないのでなんとなく枠主張・・・というような感じに、少なくとも私には見えました。

 

これが例えばオールスローでも6コースが今村豊選手とかだったら、スローからでも力強い伸びアシで見せ場は十分に作ってくれそうなワクワク感がありますが、それはやはり今村選手がスロー起こし一本で勝負する上で磨かれた〝芸〟なのだと思う。

 

同じようにファンからして「なんだかなぁ」と思ってしまうのが、進入固定でも無いのに枠なり3対3で、スローの3コースが一番最後に舳先をスタートラインに向けるケース。これも近年よく目にしますが、例え枠なり3対3でも、最低限4コースは3コースが舳先をスタートラインに向けてから艇を引くべきだよ。本当に待機行動に緊張感が無い。言葉は悪いが、コース争いをするつもりは無くても、〝慣れ合い〟と見られないような〝芸〟が必要なんですよ。