ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

忠臣蔵を知らないの?

Kindle限定のオール・ユー・ニード・イズ・吉良という中編小説を読んだ。もうこれはすごくおもしろくて、一日で一気に読んでしまった。

 

吉良というのは忠臣蔵に出てくる吉良である。この小説の中の吉良は、殺されてしまうと討ち入りの日の朝に巻き戻って戻ってしまう。


何度も何度も時間遡行を重ねて、吉良は赤穂浪士から殺されないようにできるか? という内容だ。

 

もちろん、この設定はハリウッド映画にもなったラノベ『オール・ニード・イズ・キル』のパロディである。

 

おもしろくて妻に勧めたのだけれども、妻は「忠臣蔵を知らない」という。忠臣蔵を知らなかったらこの小説のおもしろさは半分くらいになってしまいそう。

 

「なんだ、忠臣蔵を知らないの?」と言ったら「なぜみんなが忠臣蔵を知っている前提なの?」と聞き返された。

 

そう言われるとそうだ。僕が子どもの頃は年末になると、風物詩のようにやっていたものだけれどもね。「昔は流行っていたから」としか言いようがない。

 

話がそれたけれども、忠臣蔵を知っている人ならおもしろいので読んでみてください。『オール・ニード・イズ・キル』は知っている必要はないです。

 

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