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 日本人の未来は、甘いか酸っぱいか?

  アクマ店長だ!

 国が新型コロナ対策自体を放棄し始めた事もあり、巷ではささやかに復興ムードとなっている
ご様子だが、そうなると民間企業としてはこれをバネにしてV字回復とシャレ込みたいところとな
るのだが、悩みの種はやはり人手不足だろうか?

 ああ、もっとクソ安い低賃金労働者を増やして四六時中都合よくこき使いてェ~♡

 嫌な話だと思うなかれ。これが現実であり、新型コロナ禍中においては各企業内で再び早期
退職者募集が盛んに行われ、ただでさえ少なかった正社員が更に間引きされ、代わりに非正規
の低賃金労働者で穴埋めする動きが活発化した。日本の人手不足は正確に言うと「四六時中都
合よくこき使える安い労働力」の不足を意味しており、いくら再就職を希望する日本人が増えたと
ころで、この枠が日本人によって埋まり切る事など考えられないだろう。
 その様な理由から、日本人は10年後に国際社会から完全に嫌われて孤立してしまう事覚悟で
インチキ臭い外国人技能実習生を大量に従事させる、バラ色の未来を模索している最中だ。

 そして、事と次第によっては早朝から深夜までロクな休日も与えずに低賃金でこき使い、日に
2~3回パワハラくれてやる事が、今の日本人企業経営陣の夢でもある。

 冗談ではない。人は自分が痛手を負った事など1~2年経てばすっかり忘れ、顧みることなく
それが出来る様に出来ており、今は法律に抵触する事を恐れて控えているだけであるのだが、
本当は都合よく自分中心に何でもこなしたいのである。そうやって、平成不況に突入した今から
約30年前から、売れなくなった製品やサービスの売り上げを取り戻し、挑戦する未来から守り
に徹する未来へとスローガンをシフトさせて、現在やっと、その理想にあと一歩と言うところまで
やって来たのである。

 だが、人手が足りない!

 そして新型コロナでますます売れなくなった製品やサービスを再び売りぬくため、更なる生産
性の削除で以て乗り切ることが出来ると、本気で信じているのである。

 また、日本人は大の苦労大好き人間の集まりでもあり、苦しい思いをした事をさも勲章を得た
かのように自慢話をする者があちらこちらで見受けられる。平均して2時間しか寝ず、起きてる
間はずっと仕事をした、そんな生活をもう10年続けて10周年記念!とか、俺に言わせればどう
でもいい話なのだが、聞く側もそんな話に夢中となり、中にはそんな話を聞いて自分も救われた
かの様な心持になる者もいる様だ。
 苦労したりこき使われる事がステータスになると言う自虐的な感覚が、何故か世界でも日本人
は抜きん出て多いのだが、企業としては願ったり叶ったりの国民性と言えるだろう。

 だが、新型コロナ禍は事情がそれまでと少々違っていた。なぜなら新型コロナに簡単に感染
し、罹患して重症化ないし死亡に至るまだ高齢層でない、働き盛りの日本人には大別して2つ
の共通点が見受けられるからだ。

 1)深刻な基礎疾患を持つ者
 2)自己免疫機能を著しく低下させた者

 特に後者は更なる分析の余地があり、多くのケースでそれは「超過労働」と密接な関わりがあ
ると考えられている。

 もちろん、月100時間を超える超過労働の中体調を崩して新型コロナの餌食となるケースが
働く者の中から現れる事は想定可能だが、100時間に達しない事が必ずしも超過労働でない
と言いきれるものではない。
 この数値は厳密ではないが、一応は法律が定める超過労働時間の目安となっているためこ
れを守れば少なくとも法に抵触はしない!これが現実であって決して、労働で命を縮めないと
言う医学的なお墨付きと言う訳ではないのである。

 企業側としては、100時間が1000時間であろうとも必要とあらば貢献して貰いたいのである。
人事も大企業となるとその管理が厳しい。出来るならば変動なく今その場で従事する者が自力
で支えてくれたらこんな効率的な話はなく、どんな手を使っても、それを成し遂げようとする者が
いればむしろ愛おしいくらいだろう。

 仕事は金儲け。それ以上でも、それ以下でもないモノである。

 しかし、現実にはその超過労働で働く側は心身ともに著しく免疫力を低下させ、あらゆる疾患
に対して無防備となる、まるで今の日本の経済体制すら物語るかの様であり、当然超過労働を
続け、さらに日本企業名物「パワハラ」を日に何度もくれてやれば、人は必ず体ないし心のどち
らかを犯されて場合によっては死につながる事となる。
 だから、本来コロナ禍において最も気を付ける必要があったのは、仕事で超過労働にならない
環境作りだった。極論を言えば、仕事なんかするから新型コロナ感染症に罹患する可能性が跳
ね上がるのであり、本来ならばこの2年間は、もっと有意義に家族と暮らしたり、趣味を自分の
ペースで嗜んだりして気分をリフレッシュする事が大事な感染対策だったと言える。

 しかし企業はそれでは困るのである!

 企業はやはり儲けの為に人を雇い、こき使って利益を上げたいのである。低価格社会を目指
してここまで生産性を削ってまで構築し、リーマンショック後にやっとその目途が立ったと言うの
に、肝心の働き手が、アルバイト並みの低賃金で早朝から深夜まで休みなく働く働き手に枯渇
しているため中々思う様な利益率の循環型経営に到達できない!全ては、低賃金をそれでも
嫌がる日本人の裏切りが、日本経済の復興を著しく邪魔しているのである。

 免疫を低下させたなら、てっとり早く補って貰いたい!超過労働にも耐えうるメンタルを確保し
て貰いたい。それは自己責任と自己負担で、会社に負担を掛けない方向でやって貰い、そんな
低賃金労働者に来てもらいたいし、増えて貰いたい!

 では、免疫をてっとり早く補ったり、何があってもメンタルが壊れず持続させるには何が必要
なのか?

 ズバリ言うと、そこは「医療lに頑張って貰いたいのである。

 医療機関が優れた薬や治療手段を駆使して、下がった免疫を瞬時にチャージしたり心的負担
を著しく低下させる薬で貢献して貰いたいのである。労働者はそれを常用して疲れてもすぐに
回復し、ストレスを一切感じずむしろ遣り甲斐に火がついてくれさえすれば、この問題は一気に
解決を見ると言える。
 そして、ビッグファーマを中心とした医療の世界はそんな潜在的望みを抱えた民間企業や政治
家に貢献する事で、生き残りをかけていると言っても過言ではないのである。

 そうやって、戦中に登場したのが滋養強壮の万能薬「ヒロポン」だった。

 現在で言うところの覚せい剤だが、これとて製薬会社が吟味に吟味を重ねて開発し、国の許可
を得て公然と販売していた時代がある。結局、副作用や依存の深刻さから薬物中毒を起こす覚
醒剤に認定されて現在では、その使用が禁止されている。
 一方で、超過労働が当たり前の業界においては今でも出回る万能薬であり、発展途上国の裏
側では日々過酷な生存を強いられる弱い一般層の間で「最後の希望」の様に重宝されているの
も現実であるのだが、いよいよ日本もその様な違法薬物を容認せざるを得ない時代を迎えた様
である。

 しかし、薬物中毒は証拠が残りやすく、行政も見つけたら拘束せざるを得ない為、中々大っぴら
に利用する事は憚られる。

 何とか人を体よくこき使うために利用したい!でも、法律が許してくれない。法改正を望むも受け
入れられる事はまず有り得ない。では、どうすれば良いのか?実は、新型コロナが人間にもたらし
たものは何も災いだけとは限らないのである!新型コロナはちゃんと「最後の希望」とも言うべき
恵みを残してくれていた。それが…

 遺伝子組み換え技術の解禁である!

 新型コロナワクチンは従来のワクチンとは違う。感染してもS蛋白質しか放出しない史上初の、
「感染」させて効果を出すワクチンにして、そのmRNAを遺伝子組み換えでこしらえた人工遺伝子
としての「遺伝子組み換えワクチン」だった。
 長らく遺伝子組み換え技術は一般層から危険視されたタブーだったが、この緊急性を利用して
登場した事によって、世界は一気に遺伝子組み換え技術へと大きく舵を切り始めた。

 その中でも注目するべきは、逆転写酵素を利用して通常のRNAウイルスからヒト細胞に自分の
遺伝子を組み込む性質「レトロトランスポゾン」であり、この原理を利用する事でヒト細胞に対し、
人工で作り上げたmRNAなどを永久的に組み込む事が理論上は可能である事が知られている。
世界は現在、この技術を密かに研究しており、近未来において新しい扉が開かれる可能性が示唆
されているのである!

 人これを、「遺伝子組み換えドーピング」と称す!

 例えば一例として、覚せい剤を産出する遺伝子を人工で作り上げ、これを逆転写方式でヒト細胞
に組み込むと、その人間の体内からは随時覚せい剤成分が生成される事となる。これにより、人
は一切の証拠を残すことなく覚せい剤の恩恵を受け続けることが出来るのである。
 自分で作るのだから当然、高い料金を支払う必要はなく、一回の逆転写成功で永遠に覚せい剤
と付き合い続ける事が出来るのである。

 仮に、覚せい剤ではないが人が心身に負担を掛けない、いや、その負担を感知しない、または
その負の信号を快感の信号にコンバートするプログラムをヒト細胞に植え付けられたとしたら如何
だろうか?既に格差社会の広がりを抑える事の出来ない現代社会において、貧乏から逃れられな
い一般国民にとって最後の希望とは何なのか?一切の苦しみが快感に変わり、疲れる事を知らず
四六時中働き続けれ場続けるほど幸せとなれる一生ではないのだろうか?
 誰と交わっても基本幸せで、超過労働がむしろ快感であるならば、そして、その感覚さえあれば
何も要求しない人間性で居られるのなら、その人間もそんな人間を雇う側にとっても都合がよく、ま
さに「WIN WIN」の関係になる事となる!

 この方式は物質を介入させないため絶対に立証できない!よって、これによる筋肉大幅増強も
機動力のアップも耐久力の向上も、立証できない為誰も裁く事は許されない。今後のオリンピック
その他スポーツイベントではこの遺伝子組み換えドーピングによる成功が、当たり前となる事は想
像に難しくないだろう。

 こうして2030年以降、人はこの遺伝子組み換えドーピングでアップデートされる事が当たり前と
なるものの、一般層は必要最低限のアップデートによりあくまで国家や企業にとって都合の良い方
向性のみ強いられる事となるだろう。
 なぜなら遺伝子組み換えドーピングは高額となる事が予想されるからであり、下手な医療機関が
格安で提供するドーピングでは、深刻な副作用を起こしかねないため必ず国が認めた医療機関で
施される事になるだろう。が、言って見ればこの方式は普通の人間をある種の「超人」に昇格させる
得難い医療であるため、医療機関は理由を付けて高額化を敷く様になり、便利なドーピングはます
ます富裕層のたしなみとなり、更なる格差社会が広がる事はほぼ間違いないだろう。

 しかし、それでも超過労働が快感となるのなら、どうせ望みのない世界に生まれた将来世代に
とっては願ったり叶ったり!超過労働で収入は逆に安定し、労働さえしていれば何もいらないのだ
から、これはこれで従えば世界は平和となる事だろう。

 もしも平和が絶対ならば、これはするべきである。

 今後、人は誰も争いを起こしたり略奪などを働く事はない。労働さえしていれば基本幸せでいらら
れるのだから、例えその生き方が人間として間違っていると感じても、大事なのは今である!今が
幸せでないと生きている価値がない!そして何より、大衆が労働以外に何も欲しがらないのである
のなら、そこからは不満一つ浮上しないだろう。いわば遺伝子組み換えドーピングは究極の平和を
体現することが出来る最後の希望だとも言える!

 ああ、これが予言者の言う「至福千年王国」の内訳だとでも、言うのだろうか?

 そう考えると、今回の不完全で一定数をワクチン後遺症で苦しめる、武漢株に合わせた時代遅れ
のワクチン接種を強制化する理由が見えて来る気がするから不思議である。全てはこの遺伝子組
み換えドーピングのためだったとしたら、日本人はまたもや政治家の口車に乗って損をする運命で
あると言えるのだが…

 企業はそれ自体が高額納税の対象であると同時に、世に「納税者」を多数生み出す貴重な組織
である事の方が大きい。その企業が今後も正社員を間引いて低賃金非正規労働者の獲得に走る
行為を止められる日本人はもう存在しないだろう。
 現在、日本は長らく日本人だけのための低価格社会を構築したお蔭で国際社会の変動に脆い、
シェルテ=高値に対するナギャルト=防御が乏しくなっている。本来、日本は直ちに長かった低価格
社会に見切りをつけ、人の働きに正当な報酬を約束する体制にしていく必要があるのだが、日本企
業はその逆方向に進んでいるため、最悪の経済状況とも言うべきスタグフレーション社会はますま
す悪化の一途を辿るだろう。

 この状況を見て、日本の未来が明るいなどと言う大人を絶対に信用してはならない!

 戦時中もそうだった!大人は誰もが神国日本が勝つと信じ、劣勢状況となっても尚神風が吹いて
必ず勝利すると信じており、それを疑う者が逆に日本人に殺される時代があったのだが、その後日本
が一度も逆転できなかった事は歴史が証明している筈である。

 そして今も企業、特に大企業は低賃金で働く都合の良い日本人労働者を期待している。言葉の通
じない、生活様式がかなり異なった国の外国人には、日本人の常識は半分も通用しない為、必ずも
め事となるだろう。そんな時、経営陣は悟るのである!
 日本人は他の何処の国の大衆よりも働き者であり、至って真面目である!やはり外国人よりも日本
人の方がいい!日本人を都合よく扱いたい!そのためには一体どうしたら良いのだろうか?

 答えは簡単である!経済をさらに悪化させて日本人の就業難民を山の様に増やしたのち、遺伝子
組み換えドーピングで証拠の一切残らない薬物中毒の様な状態に日本人をアップデートしてやれば、
おのずと日本人の低賃金非正規労働者をゲットできると!
 そして知るのである!その発想自体がすでに終わっており、これを実施したが最後、二度と日本人
は民族としてもその歴史に幕を下ろすに等しい状況に陥る事を!!!

 労働する事が神となった国民に、それ以外の欲望など残る筈もないからだ。

 若者層よ、この話はどう受け取っても構わないがこれもまた将来世代の未来の可能性の一部であ
る。精々大人たちが犯した皮算用を踏襲しない様、期待している!

 全てはビッグファーマの赴くままだ!じゃあな。