米軍基地周辺で目撃されたUFOは『中国の次世代ドローン』かもしれない!?元UFOオフィスの長官が発表

画像は「Getty Images」より

 元米国国防総省にてUFO調査部門の長官を務めていた人物が、一部の米軍基地周辺で目撃されたUFOの正体について驚きの仮説を出して話題になっている。

 かつて米国国防総省の全領域異常解決室(AARO)の責任者であったショーン・カークパトリック博士は、東海岸の米軍基地上空で目撃された謎の球形物体は、中国のハイテク無人機である可能性があることを示唆する発言を行った。

 これらのUFOを目撃した人々の証言によれば、完全な球形で銀色ないしは金属質の物体であり、一見しただけでは翼やエンジン等の推進手段は見当たらないという。この点と、2023年2月に北米大陸の広い地域で目撃された謎の気球の事例も踏まえて「高性能の球形無人機」である可能性が考えられるという。

 ちなみに、金属製の球体に似たドローンというアイデアはそれほど突飛なものではない。例えば、ネット上には2022年にシンガポールの学者が開発した球形ドローンのプロトタイプが掲載されている。スイスを拠点とするドローンメーカーFlyabilityによる提供映像にもまた、ドローンのメカニズムが球体のジンバルの中に収められているデザインになっている。この設計の背景には、物理的な物体との衝突時にドローンが損傷を受けることを避けるため、一種の殻のようなもので覆ってしまおうというコンセプトがある。全体が球状の外殻に収められていたならば、一見しただけでは不気味に浮かぶ特徴のない球体のように見えても仕方ないだろう。

 しかし、現状ではこのような球形ドローンで全てのUAPの目撃例を説明できるかというと、まだ説明のつかない挙動を見せるものも多いため、議論の余地があるのが現状だ。はたして米軍基地に飛来したUAPの正体が明らかになる日は来るのだろうか。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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