2024年4月24日、何とも珍妙な商品が発売開始となった。その名も『スイカバーの素』──。そう、あのスイカバーを自作できるスイカバーのシロップである。

しかも『スイカバーの素』はパチモノではなく、ロッテが開発した正真正銘の公式アイテム。むむむ、これはスイカバー好きとして避けて通れない商品……なのかな?

・ダイソーで先行発売

4月24日から全国のダイソーにて先行・テスト販売を開始したスイカバーの素。価格はもちろん110円で、姉妹商品の『メロンバーの素』も同時に発売開始となった。

発表によれば『スイカバーの素』は「通常のスイカバーを4本分作ることができるコストパフォーマンスの良い商品」とのこと。また当然ながら「タネ」や「皮」はない仕様となっている。

ちなみに開発のきっかけは、担当者の娘さんの「小学校の自由研究」なんだとか。「簡単に美味しく手作りアイスを作れたら……」というコンセプトで開発された商品のようだ。



・作ってみた

さて、ありそうで無かった「アイスの素」だが、確かに子どもたちが喜びそうな商品である。1児の父として早めに試さねばなるまい……コツコツとポイントを稼がないとね!

というわけで、ダイソーで『スイカバーの素』と『メロンバーの素』を購入。ついでにアイスや氷の型も購入することに。ダイソーだと1度に買い物できることは非常にありがたい。

で、作り方は非常に簡単。


スイカバーの素1本に対し水120mlを投入。


混ぜたら型に入れて……


あとは冷凍庫で7時間凍らせればOK。


火を使う必要がないため、これならお子さんでも安心してアイス作りが出来ることだろう。そして翌日……


お! 出来てる……っぽい!!


色合い的にはお馴染みの「スイカバー」であり「メロンバー」である。さあ、後は味! ちゃんとスイカバーの味になっているんでしょうか!! さっそく食べてみると……


なっとるやん!



・おいしい☆

手作りアイスにありがちな水っぽさは皆無で、しっかりと甘い。最後まで特に違和感はなく「スイカバーの味」としか言いようが無い。あらら、本当にこんなに簡単に出来ちゃうのね。

また口どけの良さも好印象で、手作りアイスにありがちなカチカチ感もナッシング。氷ではなく、しっかり「アイスキャンディ」として機能していた。

もちろん「メロンバー」も同様で、そのまんま「メロンバー」である。種や皮がないことを差し引いても、これは確かに高コスパなアイテムと言えるのではないだろうか?


一点だけあるとすれば、そこはかとなく冷凍庫のニオイがしたため、凍らせる際は密閉型の容器を使うといいのかもしれない。せっかく作るならば美味しく出来た方がいいに決まっている。

というわけで『スイカバーの素』は実に優秀な商品だと判明した。水を牛乳に代えてもいいそうなので、興味がある人は1度お試しいただきたい。特にお子さんに喜ばれること間違いなしである。

参考リンク:PR TIMES
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.