【奇跡】プロレス界のレジェンド、ハルク・ホーガン、亡きライバルからボイスメッセージを受信していた

 プロレス界のレジェンド、ハルク・ホーガンは2015年に亡くなったかつてのライバルから、その死の2日後に携帯電話にボイスメッセージが届けられたという不思議な体験を話している。

■逝去の2日後に故人からのボイスメール

 ティーンエイジャー時代に“一番”のTシャツを着たことがあるというシニア世代も少なくないように、日本でも人気のプロレスラーがハルク・ホーガンだ。

 そのホーガンが先日出演したトーク番組で驚きの発言を行っている。

ハルク・ホーガン 画像は「YouTube」より

 2015年に亡くなったかつてのライバル、ロディ・パイパーからその死の2日後にボイスメールを受け取ったというのである。

 日本でも多くの試合をした1980年代のアメリカン・プロレスを代表するスター選手、ロディ・パイパーは残念ながら2015年7月30日、肺血栓塞栓症に起因する心臓発作のため、カリフォルニア州ハリウッドの自宅で亡くなった。まだ61歳であった。

 現役時代はライバル関係にあったロディ・パイパーとハルク・ホーガンであったが、意外や、引退後は親交を温め合う仲になったという。

 先日、クリスチャン放送ネットワークのトーク番組「The 700 Club」に出演したハルク・ホーガンは意外な話の流れからかつて体験した神秘的で不思議な体験を語っている。

 ホーガンによれば、レスラー時代はライバルであったロディ・パイパーだったが、リングを降りた後は2人は親密になったという。毎日、携帯電話でテキストメッセージを送り合う仲になっていたというのだ。お互いに敬虔なクリスチャンであることも影響していたのだろう。

ロディ・パイパー 画像は「Wikimedia Commons」より

「突然、彼は亡くなりました」と番組の中でホーガンは語る。

 パイパーの逝去の2日後、A&Eネットワークでパイパーの追悼ドキュメンタリー番組が放映されたのだが、それを観ていたホーガンは番組が終わりにさしかかった時、携帯電話にボイスメールが届いたことに気づいた。なんとその送信者は2日前に亡くなったパイパーだったのだ。

「メッセージの中で、亡くなった友人が『光が見えた。今日はイエスと一緒に歩いている。兄弟よ、イエスと一緒に歩き、あなたを愛し、あなたのために祈っている』と語っていました」(ホーガン)

“奇跡”が起きたのだろうか。パイパーが生前に伝えられなかった思いが、ボイスメッセージとなって死後にホーガンに伝えられたのだろうか。

 ホーガンはこの驚くべき体験を振り返り「(彼は)この世にいたときは決してそんなことは言わなかっただろう。物事の仕組みは驚くべきものです」と語る。この時のことを思い出しながら話すホーガンは、ティッシュを目に当てて涙をぬぐう様子も見せている。

画像は「YouTube」より

 お互いを敵視していた現役時代から一転、2人が親密な仲になっていたのというのは意外な感じもするのだが、それこそがこのエピソードに繋がる一連の“奇跡”だったのかもしれない。

参考:「Daily Star」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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