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エアコンの室外機に“濡れタオル”はあり? なし? ダイキン、SNSで話題の「節電術」を検証

» 2024年04月24日 17時17分 公開
[ITmedia]

 ダイキンは4月24日、近年SNSで節電術として話題になっている「室外機に濡れタオル」について、実際の利用環境で比較した結果を発表した。濡れタオルは「なし」のほうが節電になった。

室外機のイメージ

 真夏にエアコンの室外機に濡れタオルを置いて運転した場合、1日の電気料金は3.87kWhだった。ほぼ同じ条件で濡れタオルがない場合は2.77kWh。濡れタオルを置くことで、電気代が3割ほど増えてしまった。1カ月換算では1020円ほど電気代が増える計算になる。

 理由についてダイキンは、「濡れタオルが室外機側面の吸込み口や吹き出し口の一部に垂れ下がり、空気の通り道をふさいでしまった」と説明。「エアコンは空気の流れを妨げられると運転効率が落ち、その分、余計に電力を使ってしまう」としている。濡れタオルが乾いて大きく垂れ下がった場合、さらに効率が低下するため注意が必要だという。

 ダイキンは、エアコンは室外機周辺や熱交換器の温度が下がれば効率的な運転につながるとして、濡れタオルの代わりに「室外機に日陰を作ったり、室外機周辺に打ち水をしたりすると節電効果が期待できる」としている。

検証結果。1カ月換算では1020円ほどの差になるという

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