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夫の父親とゴルフでガチバトル。仲良くなれたけど面倒なことが…

 義実家にとって嫁=息子の結婚相手は血のつながりがない他人。険悪ではなかったとしても実の親子のような親密な関係を築くのも難しいものです。  そんな中、「共通の趣味がきっかけとなってお義父さん、お義母さんとすぐに打ち解けることができました」と話すのは、現在育児休暇中の関根菜摘さん(仮名・33歳/保険会社)。一体どんな趣味だったのでしょうか?
義両親、老夫婦、夫妻

写真はイメージです(以下同じ)

ゴルフ好きの義父と意気投合もラウンド中はガチバトル

「夫と付き合っていたころ、初めてご両親に挨拶したときに、趣味でたまにゴルフをしていると話したんです。そうしたらお義父さんが前のめりに話に食いついちゃって、『今度一緒にゴルフ場に行こう!』ってその場で約束させられてしまいました(笑)」  ただし、彼女はもともとジュニアのゴルフ選手。小学校のころから高校までゴルフ漬けで、一時はプロを真剣に目指していたほど。  大学に入ってからはゴルフと離れた生活を送っていましたが、社会人になってからは趣味としてときどき練習場に打ちに行ったり、ゴルフ場でプレーしていたといいます。 「そこまで本格的にやっていたことは言いませんでした。けど、後で知ったんですがお義父さんもアマチュアのゴルフ大会で上位の成績を残したこともある実力者だったんです。  はじめてコースを一緒に回った際、思っていたよりもずっと上手で私も負けてられないと思って真剣にプレーしたら、トータルスコアでお義父さんに勝っちゃった(笑)。昔の血が騒いだっていうのは言い過ぎですけど、『勝ったら好きなものをご馳走してあげる』と言われたから張り切ってしまいました」 義父とのゴルフバトル このときは、義両親と夫の4人でプレー。妊娠するまでは定期的にゴルフをするのがイベントになっていたそうです。 「夫は子供のころ、ゴルフで休日も家を空けるお義父さんへの反発でゴルフが嫌いだったんです。けど、私がきっかけで一緒にゴルフを始めようになったらハマッちゃった。そういうのもあって家族みんなで一緒にコースを回るようになりました。  それをお義母さんがすごく喜んでいて、『まさか息子とこんな風にゴルフできるなんて思わなかった』って。夫から『親父と話す機会が増えた。ありがとう』ってお礼を言われました」

娘をプロゴルファーにさせたいと言い出す義父&夫に苦笑

 結婚前から義実家や夫から感謝された関根さん。気がつけば実の娘のように扱われ、嫁姑のトラブルもまったくありません。 「でも、娘が生まれてかわいがってくれるのはいいですけど、お義父さんが『この子は将来プロゴルファーにさせよう!』とか言い出しちゃって。これで夫が止めてくれたらよかったんですけど、『そうだね。きっとこの子は才能があるはずだ!』とお義父さんの考えにまさかの同意。こんなことならゴルフやっているなんて言わなきゃよかったです(苦笑)」 ゴルフバッグ まだ立って歩くこともできない娘さんにオモチャのゴルフセットを買い与え、クラブを握っただけで義父は「この子は渋野日向子みたいな選手になるはず(※‘19年全英女子ゴルフを制覇した日本人選手)」と爺バカぶりが炸裂。夫も「妻が果たせなかった夢を……」と言い出す始末で困っているといいます。 「お義父さんはなんとなく想像ができましたけど、夫はどちらかというとクールなキャラ。それなのに娘のことになると、急に熱血漢になるから本当に面倒で。娘が望むならともかく、プロをめざすのは本当に大変ですし、犠牲にしたことも多いからできればやらせたくないんです。ただ、お義母さんだけは『私はあなたの味方だからね』と言ってくれたので安心しましたけど」  とはいえ、大のゴルフ好き一家であれば、十分に想像できた展開。ひょっとすると娘の将来を巡り、女性陣vs男性陣でひと波乱あるかもしれませんね。 ―義理実家とのバトル― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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