昔話。読みづらかったらすみません。

私が小学生の頃、近所に年が近い子がいないのもあって、放課後に友達と遊ぶということがほぼ皆無だった。(4年生まで学童には行ってましたが)

6年生になると一人遊びが板について、自転車で山や図書館に行って一人ライフを満喫してた。


実家の隣には祖父が大家をやってるアパートが建っていて、ある日そこに小学生4人兄妹が引っ越してきました。

当時長男6年・長女4年・次男3年・次女1年くらいだったと思う。

そこの家はシンママでいつも家にいなかった。


家が近い同級生というのが初めてで、最初はゲームや漫画の貸し借りなど交流してましたが、そのうち貸したものが失くしたといわれて帰ってこず。しかも悪びれる様子もなし。

やっと返ってきたと思ったらデータ消されてたり。

そして私が遊びに行こうとすると、長女次女がいつの間にかぬるっと現れてひっついて離れない。

「一緒に行く」の一点張りだが彼女らは自転車持ってないから行けるわけない。

結局「行く」「だめ」」の押し問答に玄関前で数時間経過するのがずーっと続いた。

一人で遊べなくなってうんざりしてきた頃、いつものように玄関先で粘られて、私は「これなら家の中でゲームでもしてたほうがマシだな」と思うようになっていた。

この頃には長女次女に加えて長男まで一緒になって粘りにきていたので、同級生づきあいも心底面倒になっていました。

それでもTVゲームでもしていればまだ有意義な時間の使い方ができると思い、家に上げてしまいました。

うちは両親が共働きで家に居なかったのですが、ごくたまに仲のいい女子を呼んでリビングで遊ぶことはあったので、リビングでゲームするだけなら大丈夫だと判断してしまったんです。 

もちろん「一階でゲームするだけだからね」と先に言いましたが、人の都合も考えずに張り付いてくる兄妹にそんな遠慮あるはずもなく。

玄関で靴を脱いだと思ったら長男はスタタターっと二階へ駆け上がり子供部屋をバァーンと開けて私のベッドに寝っころがりました。

もう私は他人(しかも男)にプライベートスペースに遠慮もなく入られたことがショックでショックで。

一気に毛穴がぶわっと開いたような気持ちで、他の部屋から持ってきた箒で引っ叩きながらどうにか自室から追い出しました。

その間にも長女次女は運動会のごとく家の中を駆け回って各部屋を覗いて回ってましたが、両親の部屋だけはなんとか死守し、箒の柄で思いきり彼女らの背中を突っつきながら兄妹を外に掃き出しました。

怒鳴る気持ちも起きず、「何してんの。出て行け」くらいは言った気がしますが、殆ど無言無表情だったと思います。

箒で他人をぶっ叩くなんてそれまでしたことありませんでしたから、本当にいっぱいいっぱいでした。

それ以降は私の両親からおそらく注意が行って、凸を受ける回数は劇的に減りました。

けれどもう彼らの顔を見るのも本当に嫌になって、その後両親から私立中学を勧められて一も二もなく賛成しました。

近隣の一貫校を推薦受験するのに成績は十分足りてましたしね。

親しい友人と離れることより、気持ち悪い同級生と離れられることのほうがずっと嬉しかったです。

最近になってようやくその家が引っ越して空家になったので記念カキコ。