【1/2】 【2/2】


1
: :2006/10/12(木) 01:38:55.91 ID:
つまらん話だが暇なやつだけ聞いてくれ。 
いろいろあった恋からようやく一年が経って、気持ちの整理をつけたい思いから 
なんとなく書いてみる。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

大学を卒業して、東京に来てもう俺も今年で26になった。 
なんだかんだでバイトを転々としながらようやくとある小さな会社の正社員になった。 
社員は少ない、給料も安いが社会人になれた事がモチベーションになりなんとか頑張れていた。 

そんな中、仕事の出張でちょうど実家のほうに帰る案件が出てきた。 
6月、空がそろそろ梅雨の表情を呈してきた時期だった。 
実家に寄って、知り合いにも会いたかったから少し余裕を持って2日程早く帰った。 
空港の小さなロビーを出て、取り敢えず実家に向かおうと思ってバス停に向かおうと足を進めた。 

6: :2006/10/12(木) 01:40:01.99 ID:
「すみません、人違いだったらすみません。XX君、じゃない?」 

全く聞き覚えの無い声で振り向くと、ちょうど俺と同じくらい(170cm)の背丈の女の人が立っていた。 
誰だろう…正直、覚えていなかった。 
昔から知り合いは多いし、物覚えは良いほうだったんだが、この人は記憶の中に思い当たらなかった。 

「はい、そう、ですけど。」 

女「あ、やっぱりそう!! XX君、○○高校のXX君でしょ? 
   あたしKだよ。K。覚えてる?」 
7: :2006/10/12(木) 01:40:31.94 ID:
ほうほうそれでそれで 
9: :2006/10/12(木) 01:41:14.36 ID:
K…記憶を必死で辿ってみる。 
いた。確かにいたいた。同じクラスにはなった事はなかったが、同じ高校のすごく可愛い子だった。 
大人っぽくて当時から同級生の間でも評判だった。 

ほら、おまいらもよく同級生と話したろ。「○組の△△、すげー可愛いよな」って。 
そんな感じの子だよ。 
よく喋る明るい、体育祭などではチアリーダーを務める活発な子だった。 

が、確かにそんな子はいたが目の前の子は当時と似ても似つかないくらい大人びている。 
「もしかして、K○○(フルネーム)さん?」 
13: :2006/10/12(木) 01:43:00.98 ID:
実はKは男 
16: :2006/10/12(木) 01:46:00.99 ID:
K「そうそう!!覚えててくれたんだ☆ 何してるの?仕事?」 
俺「え、ああ。うん。そそ。ちょうどこっちで出張あってさ。それで帰省したんだ」 
K「へー、すごい。社会人っぽいじゃん」 
俺「一応、正社員になれたからねww Kさんは今何やってるの?」 
K「今は、…えと、うん。あたしも社会人だよ。こっちで勤め先見つかってね。」 

話をしているうちに、だんだん当時の笑顔とか顔の癖(えくぼとかね)が記憶に蘇ってきて、 
ああ、この子は確かにKだ。って実感した。 
本人なんだから当たり前なんだけどさww 


まあ自分の整理で書いてるうえに文章作るの苦手だから大目にみてくれorz 
22: :2006/10/12(木) 01:50:47.35 ID:
そうこうしてるうちにバスが来た。 


K「XX君は今からすぐ仕事?」 
俺「いや、余裕もって帰ってきたから取り敢えずウチにでも帰ろうかな、って感じ」 
K「ホント?じゃあさ、バス次のに乗ってさ、ご飯一緒に食べようよ」 

俺「うん。そだね」 

いつも友達と食事行く時の軽いノリで、俺たちは次のバスを待ち、それまで高校当時のとりとめも無い話を続けていた。 


街で食事をしながら、当時の事とか、誰が今は何をしているかとか話した。 
俺は(皆そうなのかもしれんが)本当に仲の良かった連中とも少しずつ疎遠になっていったから 
あまり同期の事は知らなかったが、彼女はもっと何もしらないふうだった。 
「Kさんは結構皆と仲よかったじゃん。連絡とってないの?」 
23: :2006/10/12(木) 01:51:41.37 ID:
よし、俺は真面目に読む。 

>>23 
つ【感謝】 
26: :2006/10/12(木) 01:53:51.97 ID:
wktk 
おれも今日切ない思いで泣いたばかり

>>26 
泣くっていいよな。つらいけどさ 
27: :2006/10/12(木) 01:54:59.97 ID:
K「…んー、そう、だね。うん」 

なんかよく分からんが聞いちゃまずかった事でもあったかと思ったんで、適当に話題を切り替えて 
話を続けた。 


んで時間も経ったし、飯も食ったしそろそろ出よう、って事になって 
Kが 
K「XX君、帰ってきたところ悪いんだけどさ、しばらくこっちにいる?」 
俺「一週間くらいはいるよ。取引先とは3日しか会わないんだけどねww」 
K「ホント?聞いててなんだけど仕事サボりになるんじゃない、それ??」 
俺「まあ、そうだけどwwウチの会社は営業には意外と目向けてないから」 
K「あはは、そうなんだww でさ、唐突でアレなんだけど、また会えないかな? 
29: :2006/10/12(木) 01:59:02.34 ID:
唐突過ぎた。 
これなんてエロゲ?とか何フラグ?とかそんなんばっか頭に浮かんできて勢いで 

「いいよ。時間ついたら連絡するよ」 

って携帯交換して別れた。今思うと素直に忙しいって言っておいたほうが良かった気もするし、 
これで良かったのかもしんないとも思う。よく分からん 
36: :2006/10/12(木) 02:05:13.55 ID:
これ最近の話ってことでいいのか 

>>36 
1年前だ。 
39: :2006/10/12(木) 02:07:28.39 ID:
んで、次の日から仕事でレンタカー乗って仕事に奔走した。 
3日かける予定が色々あって1日で駄目になった。 
帰ったらどやされるのは明らかだったが、会社に電話したら 
部長に 
「なんとか言い訳してやっからゆっくりしてこい。実家、久々なんだろ?」 
って言ってもらえた。 
今でも感謝しているありがとう部長。これで酒癖悪くなけりゃ最高の上司なんだがww 


んで、仕事もひと段落したし、その日は家族とも飯食ってゆっくりした。 
ホテルに帰ってシャワー浴びて、ベッドに横になってから何となく、 
本当に何となくな気持ちでKにメールをした。 
44: :2006/10/12(木) 02:10:18.40 ID:
>>39 
なんで実家に泊まらなかったんだ? 

>>44 
実家はネット引いてないんだ 
俺くらいしかいじらないし、金の無駄って事で俺が大学入ってから解約されたorz 
ホテルなら回線引っ張ってるとこあったし、仕事でPC使うから已む無くホテルってわけです 
56: :2006/10/12(木) 02:19:33.80 ID:
そういうことか 俺ならホテル代を取るが・・・金持ちは違うなw 

>>56 
いや、会社の金だからなwww 
領収切れば風俗もいけちゃうwww 
49: :2006/10/12(木) 02:14:47.89 ID:
仕事が予定より早く片付いたから時間出来たよ 

って内容だった。 

夜中2時くらいだったのにすぐに電話が鳴り、返信メールかと思って携帯開いたら 
Kからの着信だった。 

俺「もしもし」 
K「あ、ゴメン、寝てた?」 
俺「いや、今メールしたばっかじゃんwww起きてるよwww」 
K「そっか、そうだねwwwへへww」 
俺「元気いいね~、相変わらず。俺のほうこそ起こしちゃった?ごめん」 
K「あ、大丈夫。あたし夜型だから☆」 
俺「そっかww俺も寝る時間遅いんだよ、いつも」 
K「お互い社会不適合者ですなーww」 
俺「うるせーよwww」 
57: :2006/10/12(木) 02:21:13.07 ID:
内容の無い話で1時間近く話したかな、 
一瞬会話が途切れて沈黙になったときにKが 

「ね、今から会おっか?」 

と一言。 
正直寝転がって話していたし、眠くなりかけてたから面倒だったのが先に来て 
一瞬ためらったんだが、 
フラグをwktkしてしまった性欲の塊だった俺は 

「おお、いいじゃん。支度するよ」 

と口にしていた。 


60: :2006/10/12(木) 02:23:02.86 ID:
>>57 
俺なら断って寝ちゃう。 

そんな俺は年齢=彼女いない歴さ('∀`) 
63: :2006/10/12(木) 02:26:24.79 ID:
>>57 
俺ならもちろん会いに行く 

しかし以下同文 
68: :2006/10/12(木) 02:28:16.57 ID:
電話切ってから1時間くらい経って、Kの家にレンタカーで迎えに行った。 
ジーンズに赤いTシャツで、首にシュマグというかスカーフみたいのを巻いてて 
それと同じ柄のカバンを持ってた。 

K「わざわざありがとー、これ自分の車?」 
俺「レンタカーだよレンタカーww東京から乗ってこれないってww」 
地元は九州です。 

二人で行き先は適当でいっか、って事になってコンビニに寄って飲み物と食べる物を買った。 
俺は車だから飲めなかったがKは3本くらい酒を買って1人で助手席で飲んでた。 
74: :2006/10/12(木) 02:31:32.36 ID:
しばらく走った。 
地元の人間ならしょっちゅう通る道で、まっすぐだからドライブになんとか適している道を 
走ってるときに、鼻をすする音が聞こえた。 
Kだった。 


K「あ、ごめん。大丈夫だから」 
俺「クーラー寒すぎた?消そうか?」 
K「その冗談ダサくね??wwwホントに大丈夫、ありがと」 

冗談のつもりはなかったんだが…orz 

けっこう遠くまで走って街ふたつ越えるくらいまで来た。 
駐車場の異常に広いコンビニがあったんでそこでちょっと休憩しようと思って車を止めた。 
82: :2006/10/12(木) 02:35:59.45 ID:
Kは、泣いていた。 
何かあったのかな…とは思ったんだが正直ファビョってしまってこういう時にかける言葉が 
見つからない。 
一瞬Kを見たんだが黙って何も言えなかった。 

K「ごめん、ちょっと色々思い出しちゃって。。。びっくりしたよね、ごめんね」 
俺「いや、俺はいいんだけどさ。大丈夫?」 
K「うん、なんか整理ついてなくて話すにはまとまらないんだけど。でも大丈夫。 
 ここ駐車場広いね!!田舎の醍醐味だねww」 
俺「だよなーww」 

なんか無理矢理明るくつとめようとしているKがちょっと見てて切なかった。 
85: :2006/10/12(木) 02:38:56.12 ID:
>>82 
ちょwwww ファビョるなよwwwwww 
90: :2006/10/12(木) 02:43:05.16 ID:
俺「なんかさ、お互い大人だから色々あるよな」 

なんか一生懸命ごまかそう、ごまかそうとして必死だった希ガス。 

K「そうだねー、もう20代後半に差し掛かっちゃったもんねー。四捨五入すると30ですよww」 
俺「やめれwwww若さのかけらもねぇwww」 

深くため息をついて背伸びをするK。 
涙はまだ出てたんだが笑顔がだいぶ戻っていた。 

K「あのさ、XX君―」 
俺「うん?」 


K「しよっか?」 


101: :2006/10/12(木) 02:46:00.41 ID:
K「じゃあ私からね…、四3歩」 
俺「・・・」 
103: :2006/10/12(木) 02:47:15.69 ID:
寝耳に水というか何と言うか突然だった。 
正直フラグにwktkしていたが、五分五分というか現実はそううまくイカンよ、 
くらいにしか考えていなかったし。 

俺「え!?何?何よいきなり」 

K「いや、だから、エッ.チ。しよっか、って」 

どうしてこの子はこんな事を恥ずかしげもなく言えるんでしょ。。。 

今まで無いくらい最強に焦った。 
しかしおっきはしていた。俺もおとこのこです。 

K「ごめん、いきなり変な事言っちゃって、やだった?かな。。」 

なんか答えるのも恥ずかしいし、イヤなわけはもちろんないので、 
もうどうとでもなれとばかりに黙ってエンジンをかけた。 

K「どこ行くの?ごめん、怒らせちゃった?ごめん、機嫌直して。」 
俺「さっき国道沿いにあったでしょ、そこ行こっか。」 
K「え?」 

俺「ホテルあるの」 
107: :2006/10/12(木) 02:51:00.17 ID:
どうなるのかわくわくする。。 
109: :2006/10/12(木) 02:52:06.12 ID:
つぼオチか・・ 
121: :2006/10/12(木) 02:56:24.15 ID:
田舎のホテルだから車の入り口はなんかベラベラが垂れ下がってて、部屋もこじんまりとした 
洋室だった。 
急ぎ足で部屋に向かう俺を見ながらKは少し驚いていたかもしれない。 
Kのカバンを持って手を繋いで、急ぎ足で部屋に向かい、玄関の鍵を閉めてその場で唇を重ねた。 


K「ん…っ…どしたの?いきなり…」 
俺「喋ると恥ずかしいだろ、なんか」 
K「ま、まぁ…いきなりだったし…ん…」 

荒々しく唇を重ねる俺にKも応えて、そのまま玄関で彼女の服を脱がせた。 

鼓動が早くなっているのがかすかに聞こえ、 
だんだんKの息遣いも粗くなってきた。 

K「ねぇ、ベッド…ベッド行かない…の…?」 
Kは抵抗せず俺のなすがままだった。 
126: :2006/10/12(木) 02:59:09.58 ID:
個人的にはエロシーンカットでいいおw 
129: :2006/10/12(木) 03:00:50.82 ID:
エロ部分カットでおk 
130: :2006/10/12(木) 03:00:54.74 ID:
本来なら長くゆっくり楽しむのが俺流なんだが正直理性が吹っ飛んでいた。 
俺は半ば強引にKのジーンズと下着を引き摺り下ろした。 

エロシーンカットの要望あるんでカットするお(´・ω・`) 
遅くて本当にスマナス 
133: :2006/10/12(木) 03:03:24.74 ID:
終わってその場にへたり込むKを起こして、シャワールームまで連れて行き、 
俺はソファーで煙草を吸っていた。 

しばらくしてKがシャワーを浴びてでてきた。 
さっきと違い幾分すっきりした様子で髪を拭きながら 
出てくるのを見た俺は少し気になる事があった。 



首に痣、のようなものがあった。 
138: :2006/10/12(木) 03:05:23.21 ID:
首に痣、のようなものがあった。 
首に痣、のようなものがあった。 
首に痣、のようなものがあった。 
首に痣、のようなものがあった。 
149: :2006/10/12(木) 03:11:17.18 ID:
気にはなったがなんとなく触れちゃいけないような気がして聞けなくて、 
しばらく見ていたらKが気付いて、 
K「XX君もシャワー浴びる?」 
と言いながら俺の視線に気付いたのか首元をタオルで隠した。 

余計に聞けないだろ、そんな事されたら。。。 


結局シャワーを浴びてベッドに横になったあともKは首の話には触れないし、 
俺も眠いんでそのまま眠っちゃった。 

翌朝、ホテルを出てKを家に送った。 
その後も俺は仕事のレポ作る為にホテルに戻ったんだけど、しばらくしてKからメール。 

K「夜、暇だったらご飯行かない?」 

暇だったし、また会いたい気持ちもあったから会う返事をして仕事の続きに取り掛かった。 
158: :2006/10/12(木) 03:15:37.71 ID:
ワクテカ 
173: :2006/10/12(木) 03:20:16.39 ID:
夜、彼女を迎えに行くとKは相変わらず笑顔で「どこ行こっかー」と聞いてくる。 
行くも何もファミレスくらいしかここらへんではないんでファミレス行こうとすると 
K「どっかで買って外で食べようよ」 

そんなんでいいのかよ…と思いつつコンビニに寄ることに。 

飯買って、駐車場に止めた車の中で二人で話をしながら食べていると、 

K「気付いた?昨日…」 
俺「え…あ、うん。」 

首の事だろう、と思った。 
昨日は俺に見られているのを知って隠したんだと思ったし。 
もしそうなら首元にスカーフ巻いて来たのもなんとなく納得できた。 

K「首、これ気持悪いでしょ」 
俺「怪我?痕残っちゃってるな」 

敢えて普通に、普通に返そうと思った。 
182: :2006/10/12(木) 03:22:50.67 ID:
事件の匂いする… 
183: :2006/10/12(木) 03:23:21.12 ID:
K「これね、絞められるんだ。首。」 
俺「……え」 
K「お父さんがね…アタシの首。」 

なんかもう訳が分からんかった。 
ワンテンポ置いて、頭の中で要約しながら、 
実の父親に首を絞められる娘の気持ちを理解しようと必死になった。 

分からんかった。分かりようがなかった。 

K「お父さんね…アタシが高校卒業する少し前からアタシを殴るようになったの。 
 お母さんは仕事でいつも家空けてるのね、うち。 
 受験前から家にお父さんと一緒に居ることが多くなったんだけど、 
 お父さんに、されちゃってね。親子なのにね。」 
184: :2006/10/12(木) 03:24:07.73 ID:
うわあああああああああああああああああああああああああああ 
185: :2006/10/12(木) 03:24:12.82 ID:
(´・ω・`)これは・・・思いもよらぬ・・・ 
200: :2006/10/12(木) 03:26:20.71 ID:
ぅぉぃ、いきなり重くなった…… 
203: :2006/10/12(木) 03:26:54.68 ID:
なんてこった・・・ 
215: :2006/10/12(木) 03:29:20.53 ID:
言葉にならなかった。 
近親相姦ってVIPじゃよくある話題だが、 
自分の目の前に突きつけられるとリアクション取れないのな。 

思わず固まってる俺をよそにKは続けた。 

K「それでね、大学行ってからもちょくちょく1人暮らしの家来るようになってね。 
 結局卒業してから実家に戻されちゃって。 
 ごめん、だから就職したっていうのもあれ、嘘。ごめんね。嘘ついちゃって。」 

そこで謝るんか。。。こういう時、なんて言ってやればいいと思う? 
なんて言葉かけてやればいいと思う? 
俺には全く浮かばなかったよ、いい言葉。 

K「だからこういう傷あるし、お父さんしょっちゅう家にいるし、彼氏もまともにできないし。 
 出来ても首見てふられちゃうんだよね。 
 実際私が逆の立場だったら気持悪いって思うもん。皆そうだよね。」 
240: :2006/10/12(木) 03:35:12.99 ID:
話しながらKは嗚咽していた。 
肩を震わせて我慢しながら、言葉を吐き出そう吐き出そうとしていた。 

俺は自然とKを抱きしめていた。 
喋ったら貰い泣きしそうだったのもあるし、もちろん言葉が出てこなかったのもある。 
でも何よりも、あれだけ明るいKがそんな経験していたのが辛かった。 

抱きしめると糸が切れたようにKは声を上げて泣き出した。 
溜まってたものが一気に噴出した、そんな感じだった。 
肩にしがみついて泣くKがいつのまにか凄く愛しかった。 

しばらくして、泣きやんだKの頭を撫でながら 

「もういいよ。もういい。俺がついてるから」 

勢いで言ってしまった。 

250: :2006/10/12(木) 03:39:11.72 ID:
あーあ、言っちゃった 
264: :2006/10/12(木) 03:42:50.83 ID:
その日はそのまま車でボーっとして、明け方に彼女を家まで送った。 
正直あんな話のあとだから家に帰すのは心配だったが、 
K「大丈夫。お母さん昨日と今日休みで家にいるから。」 
との言葉で彼女を家に帰した。 
家に着いた時に新聞を取りに出てきたお母さんと鉢合わせになったから、 
大丈夫だと思った。 

ホテルに戻って、自分の言ったことをよく考えた。 
勢いだけで言ったのなら彼女を不幸にする。当たり前だ。 
正直、彼女が抱えてるものを俺も一緒に背負えるのかどうか考えて、 
背中が重くなった。 
まあそうだろう。今まで自分の好きなように生きてきてそれでいきなり 
人の人生一緒に背負います、じゃ気が重くなる。 

1日部屋にこもって考えた。 
会社からも電話かかってきたが、あんまりよく覚えていない。 
1日考えて考えて考え抜いて、決めた。 

彼女が望むなら一緒にいよう。 

すごく短絡的な考えだとは分かっているんだけどな。 

270: :2006/10/12(木) 03:45:08.46 ID:
>>264
ノルウェイの森展開やね 


272: :2006/10/12(木) 03:45:39.60 ID:
彼女が望むなら一緒にいよう。 
彼女が望むなら一緒にいよう。 
彼女が望むなら一緒にいよう。 
彼女が望むなら一緒にいよう。 



>1のやさしさに萌ゆる 

>>272 
四畳半風呂なしの男が言うことで萌えてはいかんよww 


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