S宗の家
京都府内にある廃屋です。2階建ての建物と台所や玄関のある1階建ての建物が繋がった住宅と、農業用機械を格納する倉庫から成り立つ建物でした。2004年頃までは使用、もしくは管理されていたようですが、管理されていた方ももう高齢になってしまったのか現在は放置されてしまっていました。
内部はほとんど物が残留しておりますが、床は湿気で傷んできています。
部屋の真ん中には少し古い型の掃除機。建物は外側から崩壊が始まっておりますが、10年以上そのままでもそこまで痛みは進んでいないようにも見えます。職人によって頑丈に作られた住宅なのでしょうね。
扇風機のある部屋に行きます。
立派な畳の間があり、結構裕福な方が住んでおられたのかなと推察いたします。
所有しておられた方のコレクションでしょうか。
現在はかび臭い部屋に取り残されたままの調度品。
額はかつて住んでおられた方の写真でしょうね。
別の部屋へ。住んでいた当時のまま、恐らく衣類もそのままだと思います。扇風機やエアコンはその当時の古い機器ですが、今にも人が帰って来そうな状態。それでも玄関はツタに覆われ、10年以上人が帰ってきておりません。
カレンダーは2004年のまま止まっています。
今でも家は帰ってこない主を待ち続けています。
台所。
台所の横にすぐ食卓があるこの感じが昔ながらの住宅ですね。
ツタに覆われているので窓からは緑の光が差し込んできていました。
風呂場と洗面台があります。
バスタブはステンレス製の物。タイル張りの浴場も築年数の経った住宅ならではですね。
2階へ。
2階は物置となっており、だいぶ植物が侵入してきていました。
そろそろ出ます。沢山のものがそのままとなった住宅。もう住んでおられた方は亡くなってしまってしまわれたのかもしれません。
これからは高齢化により地方はこのような住宅が増えていくと思われます。既に問題となっている廃屋。財政の苦しい市町村では解体するのも大変でしょう。人口が著しく減って行っている地域ではこうのような物件が増えていってしまうのでしょうね。
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