太陽小学校 メインタイトル725
 北海道の羽幌にある『太陽小学校』。円形体育館があることでよく知られる既に廃墟化した小学校だが、今から数年前にその円形体育館が積雪の重みで屋根が崩落。

 実はこの僕、無残に崩れ落ちる前に幸運にも行っていたのです。『太陽小学校』と、再訪になる羽幌の廃墟高層アパート、羽幌炭鉱で見逃していた入浴施設に今回、寄らしてもらうこととなった   



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 その手間にあったのは、廃校になってからそんなに古くもない『幌北小学校』。



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 羽幌から、ますます子供の姿がいなくなってゆくのですね。



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 何かとトラブルの多い『タイムカプセル』。

 パナソニックのような大手企業でも、埋めた場所を忘れたりしてカプセルを紛失するケースが多い。

 この看板、木製ではなくてちょっとやそっとで動かせないような石の置物にでもしておいた方が懸命でしょう。

 タイムカプセルを開封するのが二十年後ぐらいだとして、果たして、その時どのくらいの人がここ羽幌に残っているのやら   



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 羽幌の中心街を離れて車を更に先に進めると、くすんだピンク色の校舎が見えてきた。



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 誰もいないし、寂しい限り   



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 校章が涙を流しているかのようです   



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 割れた窓ガラスに剥がれ落ちたペンキ。

 大層な校舎が野晒しのまま。

 でもそこが北海道らしくていい   



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 廃校の後、宿泊施設でもやっていたのだろうか。



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 人影もまばらなこの羽幌の町に、かつて、こんなにも大勢の小学生がいたとは。

 耳を澄ますと、昔日の子供達の騒ぎ声が聞こえてくるようで...でも、草木が擦れる音ぐらいしか耳に入ってこない   



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 ひょいと入って行くと、浴室があった。



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 小学校が廃校になってから、町営の温泉施設があったのかな。



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 立派な浴槽です。

 残念ながら過疎化があまりにも進行しつつあり、ここまで人はやって来なかったことでしょう。



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 エゾシカがツノでガラスをぶち破ってしまったのか。



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 女子風呂があるというだけで特にプレミアム感も無かったので、本来の目的である『円形体育館』の方へ   



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 円形体育館はその昔、日本各地に作られたようです。

 強度はなかったと証明されたわけですが、施工が簡単だったからなのだろうか。



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 この後、不法侵入が蔓延って、とどめに天井が落ちてくるという   



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 鉄格子から乗り出しての撮影なので、これが限界ショット。

 その眼に、焼きつけて下さい   



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 一階部分は板で覆われていたので、枠に上がって一階の窓の明り取り部分から校舎の中を見ることができた。ロビーには馬だか鹿の剥製があった。

 校舎は相当傷んでいるので宿泊施設に転用等は難しいでしょう。



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 巨大施設を前にして、静けさが怖いです。



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 そして車は、羽幌炭鉱の廃墟高層アパート群に向かった   




つづく…

再訪、羽幌炭鉱の雑誌ルームと入浴施設

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