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【ブログ重賞ＯＰ予想】
京都11Ｒ菊花賞（勝負度Ｃ）
[印]
◎ホウオウサーベル
△13ヴェロックス
▽12レッドジェニアル

[見解]

まず、菊花賞予想に於いて本来最も重視すべきレース(前哨戦)は、通常では神戸新聞杯です。
一昨年は夏上がり馬の希少価値(高価値)を見出せるデータが出ていたので、既存勢力に疑問を呈して前走Ｈレベル古馬混合1000万下勝利の上がり馬狙いをしましたが、そういうイレギュラーな年でなければ春実績馬に分があります。
また、東のセントライト記念はダービー凡走馬が主力・１勝クラス実績馬も上位と差なく食い下がれたレースだったのに対して、西の神戸新聞杯はダービー好走馬が主力・２勝クラス実績馬が足りなかったレース…東西前哨戦では圧倒的に西に軍配を上げられます。

その激走馬ヴェロックスは最も無難だろう一頭との評価。
例の鉄砲戦･前哨戦から勝負駆けの中内田厩舎×川田騎手コンビですが、先週のダノンファンタジーはあくまでも上位横並びの一頭に過ぎぬ能力評価もあって無印としましたが、今回のヴェロックスは能力評価で言えばココでは頭一つ以上抜けているとの見立て。前哨戦からの上積みゼロでも、また多少マイナスがあってもこの相手関係ならば…との結論です。

そして、毎年の様に菊花賞時に挙げているポイントに『最もスタミナ問われる前哨戦神戸新聞杯で最もスタミナを示した馬、安易に言えば最も前で粘る競馬で好走した馬が菊花賞で穴をあけるという歴史。また、極論を言えば神戸新聞杯をこなせれば菊花賞もこなせる…前者で好走しても尚距離不安を囁かれる馬は盲点馬に』があります。
本年の場合には度を越したスローペース競馬だったので必ずしも上記は言えないのですが、その見方に倣えば今回先行競馬からキレずに勝ち負けに絡めずも-バテずに上位入線を果たした格好のレッドジェニアルが最も菊花賞穴候補的な負け方をした馬となります。
春にも阪神コースの自己条件戦を敗れた後に、京都コースの重賞戦を激走した様に京都外回り適性が非常に高く認められますし、陣営もそれを百も承知で早い段階から菊花賞メイチ方針を取られていました…王道路線からの最大惑星馬はコレと見ます。

それら神戸新聞杯･セントライト記念の王道組が強いのは間違いないのですが、ただし層の厚さが例年未満であるのも間違いなくて…スリーロールス･ポポカテペトルの成功例に続き本年も上がり馬の一本釣り狙い、その中でも非常に魅力ある上昇度を示してココに挑むホウオウサーベルを本命馬として推奨します。

同じく前走阿賀野川特別勝利からの臨戦だった一昨年ポポカテペトルは13人気3着・去年ユーキャンスマイルは10人3着…本年は同レースの相手関係が軽くてド派手に勝ち上がった分だけで、それら２頭とパフォーマンス価値はほぼ変わらないにもかかわらず、人気面では雲泥の差があるという点で妙味観点では…なのですが、でもこの枠順の分か週初の想定よりは程々の人気に収まってくれたので、妙味云々よりもその地力を評価するという結論です。
４走前重賞は未完成状態で伸びない馬場の大外差しで善戦、３走前はアクシデントでの敗戦、２走前はソラを遣って相手ナリにしか走らなかった分での辛勝、前走は圧勝劇。
血統的にもこれまでの戦績的にも、前走はフロックではなく、素質開花の結果だと解釈できますので…クラシック上位馬が抜けた長距離Ｇ１レースならばチャンスは十分あるでしょう。

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