トヨタは「RAV4」のプラグインハイブリッドモデル「RAV4 PHV」を6月8日に販売開始した。


「RAV4」はクロスオーバーSUVのパイオニア的なモデル。2019年4月には5代目が発売され、新開発の4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」や「クロスオクタゴンデザイン」「広いラゲージ」で高い人気を獲得している。



今回発売された「RAV4 PHV」では、新開発のプラグインハイブリッドシステム「THSII Plug-in」を採用。システム最高出力306PSを発揮するPHVシステムにより、スポーティで力強い走行を可能とした。0-100km/h加速タイムでは6.0秒を達成している。


バッテリーはフル充電状態でEV走行距離95km。ハイブリッド燃費は22.2km/Lを達成している。ガソリンタンク容量では55Lを確保し、航続距離は1,300km以上と“どこまでも行けそうな”走行距離を追求した。


停電・災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ、最大1,500W（AC100V）の外部給電機能を標準装備した。2つの外部給電モードを設定しており、バッテリーだけを使って給電するEV給電モードに加え、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンが起動し、ガソリン満タン状態なら3日程度の電力を供給できるHV給電モードも備えている。


エクステリアでは、専用のフロントグリルとロアモールが低重心で踏ん張り感のあるスポーティな表情を強調している。新設定された専用19インチアルミホイールでは、切削光輝仕上げのスポークとサイドのブラック塗装が上質感を高めた。

外板色には、「RAV4 PHV」専用色である「エモーショナルレッドII」を含む全6色を設定。ボディ下部の「アティチュードブラックマイカ」との組み合わせが、スポーティに引き締まったエクステリアを演出している。

インテリアでは、ブラックで統一した室内空間に、スポーティさと上質感を醸し出すレッドステッチを採用した。レッドステッチはインストルメントパネルをはじめ、ドアトリム、シート、ステアリングホイール、シフトブーツ、センターコンソールに配されて、インテリアに統一感を生み出している。


メーカー希望小売価格は「G」グレードが469万円で、「G“Z”」グレードが499万円。「BLACK TONE」グレードが539万円。