待望のe-POWER第3弾! コンパクトSUV「日産キックス」が6月30日に発売

オシャレなインテリアデザインと広々とした空間にも注目

 日産自動車は、人気の高いコンパクトSUV市場に新型モデル「キックス」を投入し、6月30日(火)より発売する。

 キックスはこれまで海外で販売されてきたコンパクトSUV。ブラジルや中国、アメリカなどさまざまな国に投入されてきたが、満を持して日本市場に導入されたことになる。ボディサイズは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmとなっており、ジューク(全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mm)と比べると、全長は長く全高は低いという、スタイリッシュさも感じさせるシルエットだ。

 フロントマスクは日産の顔といえるVモーショングリルを採用。スポーティな薄型LEDヘッドライトを採用し、力強さも感じさせる雰囲気だ。リヤビューも、エクストレイルのようなV字発光するLEDテールランプを採用するなど、先進性も併せ持ったデザインに。コンパクトなボディサイズながら、ワンランク上の存在感をもったコンパクトSUVといえる。

 搭載するパワートレインは、ノートやセレナで好評のエンジンは発電用でモーターで完全駆動するe-POWERのみ。海外ではガソリンエンジンモデルも用意されているが、日本市場で人気のe-POWERを多くの人に体感してほしいということで、e-POWERのみのラインアップになったという。

 ノート、セレナに搭載されるユニットよりも出力を約20%、最大トルクを約2%アップさせている。より一層レスポンス良く加速することができ、気持ちよい走りに貢献してくれる。また、低速でのエンジン始動をなるべく抑えるよう制御を変更し、市街地走行での静粛性も高めた。きになる燃費はWLTCモードで21.6km/L、JC08モードで30km/Lとなる。

 また、ドライブモードはノーマル、エコに加えてS(スマート)モードを搭載。Sモードでは気持ちよい加速と高い減速力を発生させるため、アクセルペダルのオンオフのみで自在に速度を調整可能なワンペダルドライブを楽しむことができる。エコモードも減速力はそのままに、加速性能を緩やかにしたことで低燃費に貢献する。

 加えてエンジンの始動を極力抑えたい早朝や深夜の住宅街走行に最適なマナーモード、バッテリーの充電残量を回復させるチャージモードが用意され、快適なEV走行をサポートしてくれる。

 インテリアは遊び心も感じさせ、高級感も備えたデザインに。インパネはダブルステッチで縫製されたソフトパッドを採用。シートは2トーンの合皮と、モノトーンの合皮×織物コンビシートの2種類を用意した。

 広々とした視界を確保できるよう、トップレベルのフロントガラス見開き角度と低いウエストラインを採用。これにより開放感ある視界を実現している。また、リヤのサイドウインドウも大きく設計したことで、後席も高い開放感が得られる。

 コンパクトクラスでは後席の広さは犠牲になりがちだが、キックスは前席のシート背面形状を最適化したことで、大人でもゆったりとした600mmのニースペースを確保。高さも十分に確保しているため、ヘッドルームは85mmと頭上の窮屈さも感じさせない空間に仕立てられた。

 ラゲッジルームも423Lを誇り、9インチゴルフバックが3つ、675mm×452mm×250mmのMサイズスーツケースなら、4つを積載することが可能。さらに、後席可倒式レバーによって、ラゲッジルームを瞬時に広げたい際もカンタンにシートを倒すことが可能だ。

 もちろん、日産自慢の安全運転支援システム「プロパイロット」を搭載。インテリジェントエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシストなどを標準装備し、全車セーフティ・サポートカーS(ワイド)に該当する。

 ボディカラーは、モノトーン9色と2トーン4色の合計13色をラインアップ。基本的に1グレード体系だが、2トーンのインテリアがオシャレな“ツートーンインテリアエディション”のバリエーションモデルが用意されている。

メーカー希望小売価格(税込み)は下記の通り。
X 275万9900円
X ツートーンインテリアエディション 286万9900円


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