三菱ふそうトラック・バス、四国最大の拠点「松山支店」を大規模リニューアル -

三菱ふそうトラック・バスは、四国で最大の入庫数を有する愛媛県の旗艦拠点である「松山支店」を大幅改装し、7月6日（月）より営業を開始した。

今回リニューアルした「松山支店」は、松山市及び周辺3市他を管轄する営業・サービス拠点。松山市の瀬戸内海沿岸部には工業地帯が広がり、四国最大の工業港の松山外港を有しているほか、四国最大の都市として、近年では都市部への複合商業施設の建設や高規格道路の整備等が行われる等、再開発が進んでおり、今後更なる物流需要が期待できることから、今回の大規模改修を通して更なるサービス向上を目指すと述べている。

今回のリニューアルは、国内販売拠点の改装や新設を通し高品質なサービスを提供し、労務環境を改善する「ミライ」プロジェクトの一環で、ふそうディーラーコンセプトに基づく外観によりイメージを一新し、耐久性が高い建材により安全対策を強化した。また、来店者の待合室は男女別とし、女性用待合室には独立洗面台を設備することで、女性ドライバーにも快適に過ごせる空間を設けたほか、食堂や更衣室等の各居室を全面改装することで、従業員の労務環境を改善した。

整備工場内では、全床面・壁面を塗装替えし、最新リフトに入れ替えることで、作業環境の効率性と安全性を向上したほか、迅速な部品供給を目的に部品庫の拡幅を図り、メカニックルームは面積を従来の2倍に拡張し業務の効率化を図った。さらに、電気トラック用の急速充電設備を1機新設した。

加えて、昨年末に「ミライ」プロジェクト拠点としてリニューアルした郡山支店に続き、デジタルで入庫や工程管理を可能にするモニターを試験的に導入して、従来のアナログでの管理から移行したほか、事務所とメカルームのモニターを連携することによって、業務効率を向上する。

三菱ふそうトラック・バスは、設備の大幅改良に加えて、従業員のプロセス改善と意識改革への取り組みを行う「リテールエクセレンス」活動を全国の拠点で推進している。2018年に開始した上記活動は、数名の従業員を異なる拠点に派遣し、現地従業員と共に課題を洗い出し解決する活動で、松山支店では2019年に活動を行い、整備工場内のレイアウトの変更により作業動線を見直すなど、従業員の作業効率が向上したと述べている。