Round07サンマリノサンマリノGP

MotoGP

2020年9月13日(日)

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:29℃
コースコンディション:ドライ
観客:10,000人

第7戦 サンマリノGP

予選14番手の中上貴晶が9位でフィニッシュ
アレックス・マルケス17位、ステファン・ブラドル19位

第7戦サンマリノGPは、最高気温が29℃まで上昇。タイヤに厳しいレースになりました。その厳しいレースで中上貴晶が、4番グリッドからオープニングラップ11番手に浮上すると、その後も着実にポジションを上げて8位でフィニッシュしました。その後、最終ラップにトラックリミットのペナルティーを科せられ最終的に9位となりましたが、大きな成果を得るレースとなりました。

ミサノは今年、コースのアスファルトが新しくなりました。そのため、初日と2日目のフリー走行では、新しい路面コンディションとマシンのセッティングを合わせる作業が続きました。そのため中上は、フリー走行では総合13番手。Q1からの予選となり、大接戦となったQ1でも4番手に終わり、14番グリッドから決勝に挑みました。

朝のウォームアップではトップタイムをマークし、セットアップで大きく前進。その結果、シングルフィニッシュを達成しましたが、それ以上に、来週のエミリア=ロマーニャGPに向けて大きな手応えをつかむレースでした。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、4カ月間で14レースというハードスケジュールです。同一サーキットで2連戦となるのは、スペインのヘレス、オーストリアのレッドブル・リンクに続いてこれが3大会目。ヘレスもレッドブル・リンクも2週目のレースで大きく飛躍している中上だけに、連戦となる第8戦エミリア=ロマーニャGPに向けて大きなステップを刻むレースとなりました。

ルーキーでこれが6戦目となるアレックス・マルケス(Repsol Honda Team)は、フリー走行、予選、決勝と、着実に前進しました。17位という結果は満足のいくものではありませんが、連戦となるエミリア=ロマーニャGPに向けて一歩前進することができました。スペインGPで右腕上腕を骨折し、治療とリハビリを続けるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として4戦目を迎えたステファン・ブラドルは、右腕に問題が生じ、思ったような走りができませんでした。連戦となるエミリア=ロマーニャGPに向けて回復に努めます。

 

コメント

中上貴晶(9位)
中上貴晶「今日はかなりポジティブなレースでした。金曜と土曜のフリー走行でタイムを出せず、予選では、いいパフォーマンスができませんでした。14番グリッドはあまりいいポジションではありません。でも今大会は新しいホールショットデバイスを使い、スタートが明らかによくなりました。レース中のラップタイムは1分33秒1か2で、かなり安定していました。朝のウォームアップではトップタイムを出すことができました。チームにとってもとても有意義なセッションとなり、1分32秒台をマークすることができました。しかしレースではそのタイムは出せませんでした。ウォームアップとレースの違いを考えなければなりません。それでも、今回もトップ10に入ることができました。次のレースでどのように前進できるか考えなければなりませんが、次のレースでは再び表彰台争いができると思います。2回目のミサノでのレースウイークがとても楽しみです。ポジティブに取り組み、初めての表彰台を目指して引き続き一生懸命がんばります」

アレックス・マルケス(MotoGP 17位)
アレックス・マルケス「今日のペースはよかったです。特にレース終盤はレースリーダーたちと同じようなタイムで走行することができました。レース中の自己ファステストラップは最終ラップにマークすることができたし、昨日から大きく前進しました。今日はいいフィーリングがありました。いいレースでした。ペトルッチ(ドゥカティ)とハードなバトルをしました。何度か接触もしました。今大会はグリッドが悪く、それが影響しました。もっとよかったらビンダー(KTM)やオリベイラ(KTM)とバトルができたと思います。金曜日のスタートを考えたら、悪くありませんが、もっと安定した走りをする必要があります」

ステファン・ブラドル(MotoGP 18位)
ステファン・ブラドル「昨日から右ひじの神経に問題が出て、レースではそれが悪化してフラストレーションがたまりました。腕上りではないのですが、2本の指がしびれました。そのためいつものペースより約1秒遅くなりました。火曜日にここでテストをする予定はないので、腕を休めたいと思います。来週は強くなって戻ってこられることを願っています」

MotoGP リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
121F.モルビデリヤマハ42'02.272
263F.バニャイアドゥカティ+2.217
336J.ミルスズキ+2.290
446V.ロッシヤマハ+2.643
542A.リンススズキ+4.044
612M.ビニャーレスヤマハ+5.383
74A.ドヴィツィオーゾドゥカティ+10.358
843J.ミラードゥカティ+11.155
930中上貴晶Honda+10.839
1044P.エスパルガロKTM+12.030
1188M.オリベイラKTM+12.376
1233B.ビンダーKTM+12.405
1341A.エスパルガロアプリリア+15.142
1427I.レクオナKTM+19.914
155J.ザルコドゥカティ+20.152
169D.ペトルッチドゥカティ+22.094
1773アレックス・マルケスHonda+22.473
186ステファン・ブラドルHonda+37.856
1938B.スミスアプリリア+1'18.831
RT53T.ラバトドゥカティ+5Laps
RT20F.クアルタラロヤマハ+9Laps

MotoGP ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
14A.ドヴィツィオーゾドゥカティ76
220F.クアルタラロヤマハ70
343J.ミラードゥカティ64
436J.ミルスズキ60
512M.ビニャーレスヤマハ58
646V.ロッシヤマハ58
721F.モルビデリヤマハ57
833B.ビンダーKTM53
930中上貴晶Honda53
1088M.オリベイラKTM48
1144P.エスパルガロKTM41
1242A.リンススズキ40
135J.ザルコドゥカティ31
1463F.バニャイアドゥカティ29
159D.ペトルッチドゥカティ25
1641A.エスパルガロアプリリア18
1773アレックス・マルケスHonda15
1827I.レクオナKTM15
1938B.スミスアプリリア8
2053T.ラバトドゥカティ7
2135カル・クラッチローHonda7
2251M.ピッロドゥカティ4
236ステファン・ブラドルHonda0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1 ドゥカティ 107
2 KTM 88
3スズキ73
4 ヤマハ 63
5Honda53
6アプリリア23

チーム

順位 チーム 総合ポイント
1 Ducati Team 101
2 Team SUZUKI ECSTAR 100
3 Pramac Racing 97
4 Monster Energy Yamaha MotoGP 96
5Red Bull KTM Factory Racing94
6 Petronas Yamaha SRT 90
7Red Bull KTM Tech 363
8LCR Honda60
9Esponsorama Racing38
10Aprilia Racing Team Gresini26
11Repsol Honda Team15

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