レクサスLC&RCに特別仕様車登場! LCは航空機からヒントを得た空力アイテムを装備

両車ともに機能美を追求した内外装に仕立てられる

 レクサスは、ラグジュアリークーペ「LC」と、スポーティクーペ「RC」に特別仕様車を設定。LCは2021年1月6日(水)に70台限定で発売、RCは10月28日より発売した。

 LCに設定された特別仕様車「AVIATION」は、鋭く優雅に大空を舞う鳥や航空機からインスピレーションを得た、新たな空力技術を投入して操縦性の向上を図っている。AVIATIONは、鳥が語源の飛行を意味する言葉だ。注目は専用設計されたCFRP製リヤウイング。空気の流れを運動性能や乗り心地の向上に利用する空力操安技術を用いており、装着することによる力強さを強調したエクステリアデザインと、高い空力性能を両立さている。

 このリヤウイングは、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップに参戦し、アジア人初の年間総合優勝を果たした室屋義秀選手との技術交流から得た知見を活かし、航空機に用いられる空力技術を応用している。通常リヤウイングはダウンフォースを生み走行安定性を確保するが、今回の専用ウイングは車両側面の空気の流れを制御。これにより、素早いヨーレスポンスと滑らかな車両姿勢の変化を可能にする。

 モチーフになっているのは、航空機の主翼の端部にあるウイングレット。ウイングの端部をボディ側面まで下ろすことで、車体後方側面に沿った縦渦を生成。空気抵抗や車体揺れの原因となる気流の巻き込みを抑制してくれる。その結果、直進安定性やヨーレスポンス、ステアリングの手応えといった運動性能をすべての速度域で両立させている。このウイングはレクサスのフラッグシップスポーツモデルであるLFAの生産も手掛けたLFA工房の職人が、ひとつひとつ丁寧に仕上げる逸品となっている点にも注目だ。

 このほかにも、向上した運動性能を支えるため、空力特性に優れて高剛性なスプリット5本スポークアルミホイール、トルセンLSDといった装備でさらに研ぎ澄まされた走りを楽しめる。

 機能装備のみならず、内外装もスペシャルコーディネートされる。外観はフロントグリルならびに前後ライトユニットのガーニッシュをブラック塗装にしたことで、より引き締まった印象に。ボディカラーも、ホワイトノーヴァガラスフレーク、ソニックシルバー、ブラックの3色を用意する。

 内装は、特別仕様車専用となるAVIATION Blackを採用。サドルタンとのカラーコーディネートという上質な組み合わせは、空からみた大地の雄大さを表現しているという。ステアリング、シフトノブ、センターコンソール、ドアトリム表皮はアルカンターラを採用し、手触りのよい空間を演出する。

 メーカー希望小売価格は、LC500ベースが1500万円、LC500hベースが1546万円。

 もう1台のRCに設定された「Emotional Ash」は、RC350、RC300h、RC300のF SPORTをベースにしている。外観は黒光輝塗装のスピンドルグリルほか、アルミホイール、ドアミラー、マフラーカッターを光沢のあるブラックでペイント。引き締まった印象に仕立てている。

 内装は、匠の技を活かした特別仕様車専用の銀墨本杢を、ステアリングやパワーウインドウスイッチベース、インストルメントパネルのオーナメントに採用。アッシュ材の流麗な木目には高輝度塗装を施し、光の加減で銀墨の独特な輝きなどが出現するというオシャレな仕上げが用意されている。そのほか、シルバーステッチのブラック本革シートや専用メーターオープニング画面により、エレガントさを際立たせた。

 各車のメーカー希望小売価格(税込み)は、RC300ベースが646万9000円、RC300hベースが691万7000円、RC350ベースが747万7000円。


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