ベントレーが「フライングスパーV8」の生産をスタート 日本での納車開始は2021年第2四半期を予定

2020.11.18 自動車ニュース webCG 編集部
クルー工場にて、検査工程へ進む「ベントレー・フライングスパー」V8。
クルー工場にて、検査工程へ進む「ベントレー・フライングスパー」V8。拡大

英ベントレーは2020年11月18日、「フライングスパーV8」の生産をクルーの本社工場で開始したと発表した。

 
ベントレーが「フライングスパーV8」の生産をスタート 日本での納車開始は2021年第2四半期を予定の画像拡大
 
ベントレーが「フライングスパーV8」の生産をスタート 日本での納車開始は2021年第2四半期を予定の画像拡大

フライングスパーは、ラグジュアリークーペ「コンチネンタルGT」とプラットフォームを共有するベントレーの大型サルーンである。現行型は2019年6月にデビューしているが、これまでは6リッターW12エンジンの搭載モデルしか設定されていなかった。

今回、生産が開始されたフライングスパーV8は、最高出力550PS、最大トルク770N・mを発生する、4リッターV8ツインターボエンジンを搭載しており、0-100km/h加速は4.1秒、最高速は318km/hという動力性能を発揮。またW12モデルより100kg軽い車重がかなえる、より俊敏でレスポンスの良い走りも特徴として挙げられている。一方で、気筒休止システムを搭載するなど、環境性能にも配慮。燃費はWLTPモードで12.7リッター/100km(約7.9km/リッター)で、W12モデルよりCO2排出量を15%低減しているという。

ベントレーの名に恥じない上質なインテリアも同車の特徴。内装を構成する部品は60点にのぼり、141人の職工が3kmの糸を使い、350枚の革を組み合わせて内装を仕上げるという。このインテリアを含め、84もの工程からなるフライングスパーの組み立ては全て職人の手作業にて行われ、1台の生産にはおよそ100時間もの時間を要するという。

納車開始は英本国およびヨーロッパで2020年末頃となっており、クルー工場では間もなく最初の生産モデルがラインオフする予定。日本での納車開始は2021年第2四半期頃で、価格は2256万1000円となっている。

(webCG)

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