【F1 2020】ハミルトンが波乱のバーレーンGPを制し今季11勝目

2020.11.30 自動車ニュース bg

F1世界選手権第15戦バーレーンGPの決勝が、2020年11月29日、バーレーン・インターナショナル・サーキット(5.412km)を57周して行われた。

スタート直後にハースのロメ・グロジャンのマシンが炎上する大事故が発生。再スタート後にはレーシングポイントのランス・ストロールが横転するなど波乱のレースを制したのは、メルセデスのルイス・ハミルトン。年間王者が貫禄の走りでポール・トゥ・ウィンを達成した。これでアイフェルGPから5連勝。今季11勝、通算95勝を飾ったことになる。

2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。予選3位からのスタートで2位に上がり、ファステストラップを記録しながら今シーズン10回目のポディウムにのぼった。

3位はレッドブルのアレクサンダー・アルボン。終盤まで3位を走っていたレーシングポイントのセルジオ・ペレスが、マシンが火を吹いてリタイアしたことで、第9戦トスカーナGP以来となる自身2度目の表彰台が転がり込んできた。

ランド・ノリス4位、カルロス・サインツJr.5位とマクラーレンが値千金の上位ダブル入賞を果たし、コンストラクターズランキングで3位に浮上。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはライバルよりひとつ少ないピットストップで6位に入った。

ルノーはダニエル・リカルド7位、エステバン・オコンが9位でゴール。レース序盤にパンクで出遅れることとなったメルセデスのバルテリ・ボッタスは8位に。ポイント圏最後の10位に入ったのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。

以下、11位ダニール・クビアト(アルファタウリ)、12位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、13位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、14位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、15位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、16位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ)、17位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、18位ペレス(レーシングポイント)が完走となった。

既に前戦トルコGPでタイトルを決めているハミルトンはポイントを332点とした。ランキング2位のボッタスは201点となり、189点で3位のフェルスタッペンとの差は12点にまで縮まった。4位に102点のリカルドが上がり、無得点のペレスは100点のままで5位に落ちた。

コンストラクターズチャンピオンのメルセデスは533点、2位レッドブル274点、3位マクラーレン171点、4位レーシングポイント154点、5位ルノー144点という順位となる。

(文=bg)

 
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