地下鉄の騒音で発電できるかも 「ハチドリのしずく」で社会を変える

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前川浩之
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 ゴォー。キーッ。

 換気のため窓が開いた地下鉄車内に、騒音が響く。バイト先の渋谷に向かっていた須田隆太朗さん(23)は、思わず眉をひそめた。「うるさいなあ。友達と会話もできない」。2020年9月のことだ。

 車内を見渡すと、音を遮断する機能があるイヤホンをつける乗客が多い。「やっぱり邪魔ものだ、この音は」と思ったと同時に、ひらめいた。「これをポジティブなものに変換できないかな」

 音力発電はどうだろう。

 音は空気の振動だ。その力で発電できないか。スマホを取り出した。すでに取り組んでいるベンチャー企業が見つかった。

 「それ、おもしろそうだね」…

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