フォルクスワーゲンがプラグインハイブリッド車「パサートGTEヴァリアント」を導入

2022.04.05 自動車ニュース webCG 編集部
フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント
フォルクスワーゲン・パサートGTEヴァリアント拡大

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2022年4月5日、「フォルクスワーゲン・パサート」のラインナップにプラグインハイブリッド車(PHEV)「パサートGTEヴァリアント」を追加設定し、同日、販売を開始した。

「パサート」のPHEVは、マイナーチェンジ前にはセダンとステーションワゴンが用意されていたが、今回日本に導入されたのは後者の「パサートGTEヴァリアント」のみとなる。
「パサート」のPHEVは、マイナーチェンジ前にはセダンとステーションワゴンが用意されていたが、今回日本に導入されたのは後者の「パサートGTEヴァリアント」のみとなる。拡大
「パサート」のマイナーチェンジモデルに準じたインテリアデザイン。意匠変更されたステアリングホイールやタッチ式のエアコン操作パネル、アナログ時計の代わりに置かれたバックライト付きの車名ロゴなどが特徴だ。
「パサート」のマイナーチェンジモデルに準じたインテリアデザイン。意匠変更されたステアリングホイールやタッチ式のエアコン操作パネル、アナログ時計の代わりに置かれたバックライト付きの車名ロゴなどが特徴だ。拡大
最高出力156PSの1.4リッター直4直噴ガソリンエンジンと、同116PSの電気モーター、外部充電が可能なリチウムイオンバッテリーが組み合わされたハイブリッドパワーユニットを搭載。
最高出力156PSの1.4リッター直4直噴ガソリンエンジンと、同116PSの電気モーター、外部充電が可能なリチウムイオンバッテリーが組み合わされたハイブリッドパワーユニットを搭載。拡大
センターコンソールのタッチ式ディスプレイで、走行モード切り替えや「ハイブリッドモード」選択時の充電レベル設定などが行える。
センターコンソールのタッチ式ディスプレイで、走行モード切り替えや「ハイブリッドモード」選択時の充電レベル設定などが行える。拡大
バッテリー容量を13.0kWhにアップ。「EVモード」における走行可能距離は、51.7kmから57km(WLTPモード)に向上している。
バッテリー容量を13.0kWhにアップ。「EVモード」における走行可能距離は、51.7kmから57km(WLTPモード)に向上している。拡大

パサートシリーズは2021年4月にマイナーチェンジ。パワートレインや内外装デザインのブラッシュアップ、運転支援システムの充実や新世代インフォテインメントシステムのアップデートなどが行われたが、マイナーチェンジモデルの発売時にPHEV「GTE」は設定されていなかった。

今回、ほぼ1年ぶりに登場したパサートGTEヴァリアントは、最高出力156PS、最大トルク250N・mの1.4リッター直4直噴ガソリンエンジンと、同116PS、同330N・mの電気モーター、外部充電が可能なリチウムイオンバッテリーが組み合わされたハイブリッドパワーユニットを搭載。トランスミッションはデュアルクラッチの6段DSGが組み合わされ、前輪を駆動する。

従来モデルのバッテリー容量は9.9kWhであったが、これを約30%増しの13.0kWhにアップ。駆動用バッテリーのみを用いて走行する「EVモード」の走行可能距離は、51.7kmから57km(WLTPモード)に向上したという。走行モードは従来モデルと同じくEVモードのほか、モーターとエンジンを効率よく使用し走行する「ハイブリッドモード」、モーターとエンジンの両方を使って力強く走行する「GTEモード」の3種類が設定されている。

内外装のデザインや装備、ADASなどについては、パサートのマイナーチェンジモデルに準じている。オンラインコネクティビティーサービス「We Connect(ウィーコネクト)」や、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist(トラベルアシスト)」、LEDマトリクスヘッドライト 「IQ.LIGHT(アイキューライト)」など、フォルクスワーゲン自慢の最新装備が標準で採用されている。

ボディーカラーは、「パイライトシルバーメタリック」「ディープブラックパールエフェクト」「マンガングレーメタリック」「オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト」(有償色)の全4種類。価格は以下のとおり。

  • パサートGTEヴァリアント:634万5000円
  • パサートGTEヴァリアント アドバンス:683万8000円

(webCG)

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