フォロワー数日本一!TikToker「バヤシ」は何者か カキンもヒカルもかなわない、飯テロ動画の主

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飯テロ動画クリエイター、 TikToker バヤシ
バヤシ(中林宏明/なかばやし・ひろあき)/TikToker、飯テロ動画クリエイター。1988年、群馬県生まれ。クリエイター・オブ・ザ・イヤーを2021年と2022年に連続受賞した。TikTokは@bayashi.tiktok(撮影:尾形文繁)
今どき、会社だけに依存せず、副業にも挑戦する人は多い。
「バヤシ」氏はジムのパーソナルトレーナーから、今や日本一のTikTokerに上り詰めた異色の経歴の持ち主だ。TikTokのフォロワー数は4700万人以上、累計いいね数は14億以上を誇り、今やナンバー1(2023年4月30日時点)。実はYouTubeのチャンネル登録者数(1260万人、同)でも、あのヒカキンやはじめしゃちょー、東海オンエア、ヒカルをも上回る。
『週刊東洋経済』4月29日-5月6日合併特大号では「食える資格と検定&副業100」を特集。自分の市場価値を高められる資格や検定のほかに、TikTokerのような効果的に収入を得られる副業について紹介している(この記事は特集内にも掲載しています)
週刊東洋経済 2023年4/29・5/6合併特大号[雑誌](食える資格と検定&副業100)
週刊東洋経済 2023年4/29-5/6合併特大号では「食える資格と検定&副業100)」を特集。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。バックナンバー常備店はこちら

軽快なテンポで調理し、できた料理を豪快に頰張るのは、動画クリエイターのバヤシ氏。スマホの「飯テロ動画」が大人気で、ショート動画・TikTokのフォロワー数は4700万人以上に上る(2023年4月30日時点)。なぜわずか3年前後の短期間で日本一のTikTokerになることができたのか?

──まずTikTokを始めたきっかけは何だったのですか。

もともとパーソナルジムのトレーナーだったのが、運営会社が解散し無職になりました。

実家のある群馬県に帰り、「これから何をやろう?」と考え、ふと思いついたのがYouTube。パーソナルジムの広報でYouTubeチャンネルを運営しており、基礎的な動画編集スキルはあったので、自分でもやってみようと。

早く収益化したくて、当時流行していたASMR(調理やそしゃくの音から受ける刺激)分野に目をつけ、2019年10月にYouTubeチャンネルを立ち上げました。

サーモン麺の動画が海外でバズった

──スタートはYouTubeだったんですね。始めた当初の反響はいかがでしたか。

それが全然(笑)。登録者数がゼロの状態が続いて再生数も100回ほどです。インスタグラムやツイッターに投稿しても、一向に流入が増えませんでした。

一方、その当時ダンス動画を中心に、TikTokがはやり始めていました。ほかのSNSで効果が出ないので試しにと、TikTokにアップテンポのショート動画を投稿。「いいね」やコメントもつきました。楽しくなって投稿を続けたら、生のサーモンを細切りにして卵黄を絡めて食べる、サーモン麺の動画が海外でバズった(注目を集めた)んです。

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