RS503DG011_TP_V

山上湖へ「ヘラブナ釣り」に早朝薄暗い中出かけた
着いて用意をして一服 持ってきたワンカップをちびりちびり飲みながら釣りをしていた 

ふと気がつくと後ろに「小汚いおじいちゃん」が立ってて
にこにこ釣りを見てる 話しかけてもにこにこ見てるおじいちゃんに
鞄からワンカップ出して「飲まいん」と封をあけて渡してあげた

ただ貰うのが悪いと思ったのか、おじいちゃんが腹に巻いていた新聞紙(腹巻がわり?)
を差し出したそうな 入らないとも何か言えず「あ、ども」といただいた

暖かい黄ばんだ新聞紙をたたんでポケットに入れた

そのうちおじいちゃんがどこかへ居なくなり、そいつも釣りを止め車に戻った
車の中でさっきの新聞紙を出した時にふと目にした記事に腰抜かしそうになった

父親が6年前に亡くなった時に出した「死亡広告」が乗っていた
何故かいたたまれなくなり、行ってなかったお墓参りにすぐに行ったそうです