17日に行われたセリエA第28節、ローマ対ウディネーゼの一戦は、3ー2でホームのローマが勝利した。インテルミラノ戦とナポリ戦で勝ち点1しか稼げなかった2位ローマは、ストロートマンが今季絶望となったが、入れ替わるようにしてトッティが戻ってきた。
主将がキャプテンマークを巻いて先発したローマは、立ち上がりからチャンスをつくる。2分、ウディネーゼにいきなりシュートを許したが、3分にはデストロが反撃。どちらもスタートから積極性を見せた。
スコアが動いたのは22分。トッティがゴールネットを揺らした。右サイドをピアニッチとジェルビーニョで突破すると、ピアニッチのクロスにジェルビーニョが合わせる。GKに止められたこぼれ球をトッティが冷静に流し込み、親指を加えた。
30分には追加点。自陣からトッティが大きなパスを出すと、ジェルビーニョが見事なコントロールから突破した。長い距離を走ってゴール前でパスを受けたデストロが決めて、2ー0となる。
ウディネーゼは何度か良いシュートを放つが、デ・サンクティスの好守に阻まれ、得点を奪えないまま折り返した。
しかし、後半の立ち上がりに反撃ののろしが上がる。51分、トッティからボールを奪ったピンツィが自ら仕掛けてペナルティーエリア手前から左足でシュート。これがゴール右隅に決まり、1点差になった。
それでも、69分にローマが突き放す。右サイドの低い位置でボールを持ったギリシャ代表トロシディスが中央にドリブルで運ぶと、プレッシャーがかからないうちに左足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。
不運やGKの好守で決定機を生かせないウディネーゼは80分、CKからバスタがゴールを奪うが、残りは10分。終盤はリスクを背負って攻めに出るが、追いつくことはできず。
ローマが勝ち点3を手にして、2位の座を堅守している。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20140318/ser14031807490002-n1.html
ローマは今シーズンのセリエA開幕から連勝記録をつくるなど好調でしたが、現在はやや失速し、首位ユベントスに大きく離されています。
そんな中、ケガで長期離脱していたトッティがついにピッチに戻ってきました。プレーだけでなく、ローマにとって精神的支柱として大きな存在です。復帰戦でゴールを決め勝利につなげたことは、今後に向けて士気も上がるはずです。
ユベントスをどこまで追い上げることができるか、ローマの快進撃に注目です。
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