今シーズンも好調なプレーを見せているフランクフルト。中でも前線で暴れまわっているメンバーには各所から注目が集まっていますが、一方の守備陣もリーグで4番目に少ない失点数で堅守を見せており、主にリベロに入ってプレーしている長谷部にもスポットライトが当たっています。

フランクフルトはELでも見事なパフォーマンスを展開していて、現在は準々決勝まで勝ち上がってきています。そしてリーグでは4位につけており、3位のRBライプツィヒとは勝ち点3差と、トップ3でのフィニッシュも視野に入ってきている状況。追いすがる5位ボルシアMGと6位ヴォルフスブルクを交わして、このままCL圏内でリーグを終えたいところです。

ブンデスリーガ第28節、アウェーでフランクフルトが対するのは、今シーズン低調なシャルケ。気がつけば降格圏が迫ってきており後がないチームが相手のアウェー戦とはいえ、来季のCL出場を目指すフランクフルトとしては落とせない一戦となります。

今日の試合でもリベロの位置に入り、両チームの中で最も数多くのボールを受け、最多のパスを通した長谷部。木曜にはELベンフィカ戦が待ち受けるタイトな日程の中、フランクフルトが接戦を制し、リーグでの連勝を6に伸ばした一戦のまとめをどうぞ。
試合前記事

【ベテランへのインタビュー】hessenschau
35歳、長谷部はフランクフルトのチームにとって祖父であり、それでいてこれまで以上ないほど替えが効かない存在となっている。今、再びのチャンピオンズリーグ出場の可能性が浮かび上がってきた。(中略)
長谷部誠は人生の最後まで2009年9月30日のことを忘れないかもしれない。ボックス内で賢いプレーを見せ、スムーズなクロスをエディン・ジェコへと放り込み、彼がヘッドで合わせてヴォルフスブルクが1-0とした。マンチェスターの伝説の夢の劇場で、ライアン・ギグス、ウェイン・ルーニー、マイケル・オーウェンを率いるサー・アレックス・ファーガソンを相手にだ。(中略)
「ふと思い至ったんです」と長谷部はその挑戦への意気込みを堂々と語った。「再びチャンピオンズリーグでプレーしたいなと、フランクフルトで」(中略)
「僕の仕事はクリアして、ちょっと組み立てること」
タイミングもそうだが、試合の理解度と予測力もある。どちらも長谷部をリベロのポジションへと運命的に導いたコアとなる能力だ。だからこそ、3-0で勝利したシュトットガルト戦で、フレディ・ボビッチはこのように語っている。「他の選手が走らなくてはいけない場面でも、長谷部は常にそこにいる」日本人選手は自分自身の言葉で、それについて語ってくれた。「僕のチームメイトは疲れ知らずで走ってくれます。戦ってくれる。僕の仕事はクリアと、ちょっと組み立てること」
これは控えめな表現かもしれないが、長谷部の謙虚な人柄をあらわしてもいる。だが、彼の持つ大いなる野望はまた別の話だ。現在つけている4位という順位に関して「まだ3位に入れるかもしれません」。最初の一歩は土曜に行われるシャルケ戦だ。



シャルケ 1-2 フランクフルト


【99分の後でフランクフルトにハッピーエンドが】FR
ドラマチックな終盤にルカ・ヨヴィッチが決め、フランクフルトがシャルケに2-1と勝利し、チャンピオンズリーグ出場への夢は続く。
最後、勝利への道を切り開いたのはベテランのハセであった。アディショナルタイム、既に2分に入っている場面、長谷部はそれ以上ない素早さで反応した。腕を振り上げ、フリーキックをすばやく実行する為、自陣であってもボールを激しく要求していた。フランクフルトのベテランにとって、シャルケ戦の1-1は充分ではなかった。そんな状況は見過ごせない、何故なら彼は勝利を求めていたからだ、それも激しく。
そして更に2分が過ぎ、今度もまた35歳の彼が両手を広げ、猛烈に主審のザシャ・スティーグマンへ詰め寄った。「バッチリ見ました、明らかなハンドだ」とフランクフルトの選手は語った。フィリップ・コスティッチの最後の必死な狙いが、ボックス内のシャルケのダニエル・カリジューリの伸ばした手へと当たったものの、主審はプレーを続行。しばらく後にプレーを止めた。

【長谷部誠、試合後コメント】
「本当に素晴らしかった。カリジューリのハンドを目にしたので、審判に伝えようとしました(笑)。最後には僕らにとって嬉しい結果になりました。最初の20分はとても良いプレーをした。その後はちょっと不安定になり、あまりにもデュエルで負けすぎた。でも、大事なことは勝ち点3を取れたこと。チャンピオンズリーグには行きたいですが、今日はチャンピオンズリーグ(レベル)のパフォーマンスではなかった。用心しないといけない。大勢の怪我人がいます。木曜の試合で何選手か戻ってきてくれることを願っています」

【スタッツ】ブンデスリーガ公式、sofascore
フルタイム出場、走行距離:9.85km、スプリント:13回、対人(勝利):74)、ボールタッチ:83、パス(成功):7193%) 決定機演出:1

【採点】
[whoscored] 6.71
[sofascore] 7.1

【主にフランクフルトファン】
・Anonymous
長谷部誠、フランクフルトの殿堂入り

・Anonymous
リスペクト、リスペクト、リスペクト!あとキッズはマジでちゃんとボール蹴れるな!!!

・Anonymous
長谷部はマジで良質な年を経たワインみたい

・Anonymous
長谷部はずっと本物のプロだったよね。ヴォルフスブルク時代も優勝のキープレイヤーだったし

・Anonymous
そして長谷部は歳をとる毎に良いプレーをするようになっていったのである
映画化できるな…
「長谷部博士と誠氏!」

・Anonymous
長谷部誠
…まるで良いワインだ

・Anonymous
長谷部(76歳)、バロンドール獲得

・Anonymous
日本人らしく謙虚で、そこらの歌姫みたいに喚き立てたりしない。それは日本の文化やメンタリティからきてる…いつも謙虚、親切、などなど
誠を讃えるよ!

・Anonymous
マジで信じられないほどナイスガイだ、誠!

・Anonymous
彼の長寿キャリアが長いこと続きますように
素晴らしい人物だ!!

・Anonymous
うちの長谷部は模範的で整ったアスリート、ピッチの内外で。本当のお手本!フランクフルトで現役を引退して実際に監督のライセンスをとったら、フランクフルトのユースかU23の監督の理想的な候補になるね。長いことフィットして、うちでもう数年プレーしてくれますように!

・Anonymous
プロの絶対的お手本にしてリベロの再生主!

・Anonymous
とんでもなく共感できて、とんでもなくチームにとって大事で、マジでお気に入りの選手!いつかフランクフルトで指導してくれ

・Anonymous
長谷部はサッカー紳士だよ

・Anonymous
あれだけのポジショニングをしてるから、デカいインパクトを見せる必要がないんだよな

・Anonymous
フランクフルトで最も大事な男

・Anonymous
うちのハセはうちでずっと伝説だよ!

・Anonymous(アトレティコ・マドリー)
長谷部は確かにブンデスリーガで最高のディフェンダーの一人だな

・Anonymous
ヒンテレッガーと長谷部は今のブンデスリーガで最高のセンターバックコンビ

・Anonymous(ドイツ)
長谷部誠はリベロの役割を完璧に近いレベルでこなしてるね。脱帽だ

・Anonymous(シャルケ)
ブルグスタラーが35歳の長谷部に追いつかれてる。これは見ものだなぁ

・Anonymous(ラージョ・バジェカーノ)
シャルケに勝って、フランクフルトは2019年まだ無敗。15試合、9勝6分0敗、31得点11失点

・Anonymous
長谷部は傑出してた。あれ以上のプレーはなかなか出来ない

・Anonymous
日本のドラゴン

・Anonymous
今日はフェルナンデス、トラップ、長谷部、パシエンシアがかなり走って、カバーもしてたね

・Anonymous
個人的にマン・オブ・ザ・マッチは長谷部だ
…彼のサッカー脳はマジでメガ級だよ

・Anonymous
PKまで消えてたヨヴィッチ?誰が彼に投票するかね。トラップか長谷部の方が寧ろ妥当でしょ

・Anonymous
長谷部!!

・Anonymous
今日の長谷部には心から痺れた!
あれより良いプレーはないでしょ!

平成サッカー30年史 平成日本サッカー


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